★3 | 変態は嫌いではないが、視姦者と被姦者の間の屈折した共犯意識が妄想世界で充足してる間は良くとも、現実殺人に至らざるを得ない乱歩の枷が寧ろ邪魔。宮下の貴婦人も柄じゃない。だが、全てを無に帰す大震災が低予算ながら解放と余韻を確実に付す。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | かねがね、乱歩の持つ雑然とした淫猥さはポルノでこそ活きると思っているのだが、残念ながら日本のポルノでは長尺が許されない。そのジレンマがこの作品にもあり、せっかくの芸達者たちの熱演が生きていない。このキャスト、この展開なら2時間半でも十分魅せられるのに。苦渋の★3。 (tkcrows) | [投票] |
★3 | 大正浪漫溢るる耽美な画だけでさえ観客は濡れる。屋根裏の節穴という限定された視線に観客も同化し自身に潜む好奇心が揺れる。やや過剰な演出が鼻につくが、石橋蓮司と宮下順子を配役した時点で本作はその目的を達成したはずである。 (sawa:38) | [投票] |
★3 | 江戸川乱歩特有の変態っぽさは巧く表現していると思うが、宮下順子の貴婦人は違和感がある。エロいのは分かるが。[追記あり→] [review] (直人) | [投票] |
★5 | 幾ら待っても明智は来ない。明日も来ない、かも知れない。 [review] (町田) | [投票(2)] |
★4 | サディストがサディストを呼びよせ、互いに触発しながら自然の悪意である大地震の内へと昇華するという田中登の美学が生んだ壮大な悪徳ロマンス。森勝によって狭く切り取られた室内の息苦しさから破滅へと導かれる解放がさらなる不穏をかきたてる。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | このアパートの住人は、部屋でエッチなことしかしないのか! [review] (木魚のおと) | [投票(4)] |
★3 | 宮下順子女王様の“股絞め”に尽きる。そこに「人間椅子」まで加味されては降参。最後に血を吹き出す水道ポンプまで、なんだかエログロ。 (AONI) | [投票] |
★5 | 自分にとっての江戸川乱歩の原景はこの映画。と、観てから思った。 (ALPACA) | [投票] |
★0 | 「奥様、奥様…」と奥様(宮下順子)に足蹴にされながらもせまっていたピエロが、どざえもんとなって川を流れていく姿は哀れだった。 (さんま99) | [投票] |