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[コメント] 宮本武蔵・一乗寺の決斗(1964/日)
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★3前3作を観ないでこれだけ観ても訳解るわけもなく、武蔵の懊悩や葛藤らしきものは俺の心を上滑りしていく。吐夢らしい豪快な造形美の片鱗を探し続けて観ていたが、それはラストの一乗寺下り松のモノクロの乱闘シーンまでついぞ見出すことは出来なかった。 (けにろん)[投票]
★5名シーンが幾つか。‘「ちょっと所用で」と裏戸から’、と茶室の一連の挿話は物語(原作)の面白さだが、73対1一乗寺下り松の決闘のラスト、田のシーンは映像ならではの物といえる。一気見必至の傑作。 (KEI)[投票(2)]
★4吉川一門との対決、突然モノクロになり [review] (寒山拾得)[投票]
★3観るのもだんだん惰性になってきたな。健さんだけ龍が如くな派手柄で妙に浮いている・・・。 [review] (氷野晴郎)[投票]
★3三十三間堂、遊郭、下がり松。ロングショットで切り取られた構図は計算された繊細かつ大胆な意図が表れ、そこに用いられた「色彩」がそれをさらに強調する。雪・泥はもちろん、霧の中に舞う桃色の布の舞う姿などまさに「映画的」である。 (sawa:38)[投票(1)]
★4死者の目で見た白黒の世界は異様に覚醒している。蟹のように二刀を構え泥田を走る姿に、戦時中のニュースフィルムと同質のグロテスクさと悲劇的な美しさが宿る。凄惨な赤も強烈だ。 ()[投票(2)]
★4シリーズの他の作品はともかく、これは是非観て欲しい作品だ。卓越した演出に燃える。 [review] (甘崎庵)[投票]
★4一乗寺下がり松での暗転とその後フェードインしてモノクロ処理に移行する有名な演出には確かに仰天するが、それ以上に田圃の中を転げ回って逃げる武蔵から、カラーに戻ったカットで朱色の草の上に大の字に寝ている武蔵を俯瞰で映す内田吐夢のセンスに瞠目する。渋い朱色が目に焼き付く。 (ゑぎ)[投票(2)]
★4理不尽に対して圧倒的な実力で挑む武蔵がかっこいい。道を極めようとするならば矛盾も引き受けねばならないのだ。この役はやはり錦之助しかありえない。 (ハム)[投票]
★3故郷を棄ててさすらう丹左衛門の諦観。名門にあぐらをかいた吉岡一門の右往左往ぶり。廓を抜け出し人を斬りそ知らぬ顔で帰館する武蔵の狂気。判らなくはないが、全て消化不良のままクライマックスへ。泥田を駆け巡る武蔵が無邪気な子供に見えてはおしまい。 (ぽんしゅう)[投票]
★4闘う理由を問われた武蔵が、剣で見事に答えてみせた。 [review] (ざいあす)[投票]
★4一人ぼっちの戦争。 血みどろの決斗シーンをモノクロ映像で処理。カラーに戻った次シーンでは、血のように真っ赤な植物の上で死んだように眠る武蔵にドキリ。 (AONI)[投票]
★5シンメトリックにまとめられた吉岡道場、水気の多そうな雪の中での決闘や霧の中での武蔵・お通の再会シーンは全て素晴らしいし、 [review] (町田)[投票(2)]
★4前半は、光悦との交流もあって、達観して悟りきったかのような武蔵が、後半では、一転、鬼神のように、斬って斬って斬りまくる。この決闘シーンは、一見の価値アリ! [review] (シーチキン)[投票(1)]
★4タイトル通り、一乗寺での決闘シーンに尽きます。[新文芸坐] (Yasu)[投票]