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[コメント] クレイマー、クレイマー(1979/米)

初見時(19歳)=バカみたいな話ー、誰のための映画よ、コレ? 再見時(40歳)=当時はこういう人もイタかも?という歴史の証言映画か?しかし、そんなやつぁーイネエよ。 ヒョットして(以下reviewに続く)
ボイス母

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「反女性自立映画」だったりして(^^; こんなバカ女が「自立だ」「生き甲斐だ」「自分自身の人生だ」「ワタシ探し」だと、アレコレごたくを並べやがる。 「男は男同士、助け合って生きていこうぜ!」がメインテーマだったりして・・・・

若い頃に見た時は、子供ガラミの子供らしいトラブル(?)のアレコレが実にわずらわしくて、「絶対子供なんか持つモノか!」と思ったが、今改めて観ると、「なんだ、ウチの家庭と一緒ジャン」と笑える。

そして、実際に子供を持ってみると、子供を捨てていったメリル・ストリープの生き方そのものが心底腹立たしくて憎しみすら覚える。 「悪い母親だから、子供のためにならない」って子供を置いて出ていき、子供に「母親が出ていったのは自分のセイ?」と思わせ、傷を残すのはいくら母親自身の生き方のモンダイでも許されないぞ。 そんなに「生き甲斐を求めて自立したかったら、子供の手は放さないで掃除婦の仕事でもナンでもやって自活して自分を捜せばヨカロウ」? どうも、この母親は「見栄えのイイ&綺麗なカッコイイ仕事をしたい為に子供を捨てた」という風にしか思えない。 (それと、ダンナ(とのセックス)にアキアキしたというのも大きな理由か?)

親としての自覚無さすぎ。 ある種の肥大した利己主義そのものが最大限に表出したのがこの70年代の終わりの年だったという事か? 理屈では割り切れない親子の情なんてものも、この時代には死に絶えていたという事か?

それにしても、ダスティン・ホフマンは子供の世話が上手くなっていく毎に「オバサン化」が進んでくるな。 『トッツィー』の元ネタはココにありそうだ。

(評価:★3)

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