[コメント] アメリカン・ビューティー(1999/米)
この映画の中のビデオカメラは監督の「思い」が入っていると思います。映画の映像は淡々と状況を写しているが、ビデオカメラはズームして本当に撮りたいものを映像に収めようとしています。このもうひとつの「視線」がとても面白い。
隣の青年がビデオカメラで主人公の娘を窓から撮るシーンがあります。娘は「気持ち悪い」と口では馬鹿にしますがビデオカメラはズームアップしていき鏡に映る彼女の口元の微笑を捕らえます。この映画でもっとも映画らしくて、映画の「美」を発見したシーンだと思います。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (16 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。