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ジャイアント白田さんのコメント: 点数順

★4続・激突! カージャック(1974/米)まだスピルバーグが“西洋の深作欣二”だった、破天荒に恐ろしく潜在能力を秘めた荒削りダイアモンドだった頃の遺作と言っても過言ではないだろう。もはや上流階級にのし上がった今のスピルバーグにないパワーがスクリーンから溢れている。 [review][投票]
★4太陽の誘い(1998/スウェーデン)何事にも最初があり続きがあり、その後が続くのだといった、人類史上何度起こったか知れない愛情劇の一部を見事に描写。登場人物3人だけで9割9分を完成し、名作にした監督の手腕が光る。 [review][投票]
★4再会の時(1983/米)友人関係のひずみの問題解決の方法としては、一番難しく一番遠い手法を選んでいるようで、それが一番の解決方法なのだろうと思わせる。負い目や贔屓目や冷ややかな目と温かい目が一体となった微妙な心理が主体の群像劇。 [review][投票]
★4ロミーとミッシェルの場合(1997/米)特に高校の同窓会に行く勇気がない人必見。参考となるかどうかは些か怪しいものがあるが、「同窓会=恥をさらしに行く」を軽減してくれる作用を持った映画です。鏡の前で自分自身に「駄目だ…」の暗示を掛ける前に是非お試しあれ。 [review][投票]
★4コンフィデンス 信頼(1980/ハンガリー)戦時下とはいっても恋は芽生え散るもの。儚い夢も現実を見れば打ち砕かれていくという様を、心臓に悪いほどに生々しく口数少なく、緊迫感を保ったまま筆圧重く描いており、とても迫力があった。“恋をする”ということは、それつまり真剣勝負の戦争なのかもしれない。 [review][投票]
★4脱走山脈(1968/米)ルーシーとブルックスの関係を見て、絵本『かわいそうなぞう』を真っ先に、そしてジョン、トンキー、ワンリーという三頭の象が上野動物園に眠っている事を思い出した。それが意識にあったので、ルーシーの元気に歩く後ろ姿に涙が出た。 [review][投票]
★4突然炎のごとく(1962/仏)男女の普遍のテーマの枝分かれした、永遠の「今」。それに対し作者は、社会で生きた人間の本能で切り込んで、見事強い衝撃を見る者に与えたと思う。そして奥が深い、多様な自己解釈に導くことが出来る映画のパワーを十二分に感じた。 [review][投票]
★4食神(1996/香港)ミスター味っ子、料理の鉄人etc....そして少林寺。これらの灰汁が出まくって毒&我が恐ろしく強い食材を、見事な神技で調理したチャウ・シンチーは、確かに食神に相応し過ぎる。色々な意味をひっくるめて“おいしすぎる”爆発小便肉団子でした。 [review][投票]
★4弾丸ランナー(1996/日)SABU監督が、いかに「海外から引っ張りダコ」だというのかを立証している分かりやすいモニュメント。 [review][投票]
★4機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編(1982/日)爆発の光と散りゆく残骸が広大な宇宙空間を彩っていて、とても物悲しいいのだが凄く美しい。そして、セリフの内容がとても富んで優れていてるので、見ていて飽きが全くこないアニメを越えたアニメだと断言できる。 [review][投票]
★4華麗なる賭け(1968/米)この作品、愛する女心に自分の全てを華麗に大胆に賭ける色男と、女の華麗なるエロティックチェスさばきが魅力。どこを切っても、どこを分割しても華麗だということをラスト、マックィーンが揺れる心にチェックメイトするシーンに凝縮証明されている。華麗だ![投票]
★4ニンゲン合格(1998/日)10年という長い眠りから起きた彼の生き様は蝉だが、風物詩としての役割を果たそうとするも、馬鹿らしさに気付いて一生を終えるところに人間味。チェーンソーの音、蝉の最期の鳴き声のようで哀愁が漂う。[投票]
★4レネットとミラベル 四つの冒険(1987/仏)都会から田舎に行った匂いと田舎から都会へ行った匂いの違いがユーモラスに描かれている、と言うより空気と光をフィルムに刻んだ感じ。エリックロメールのフィルターは持つべきですね。 [review][投票]
★4ザ・ファーム 法律事務所(1993/米)この作品、トムクルーズ演じるミッチは鋼鉄のようにカタくて凄くモノがデカくキレがとても最高です!男が憧れるモノの大きさを持った男を演じたトム様の自然体に終始圧倒されました!いやぁ〜男はこうあるべきなのでしょうね、米国では。 [review][投票]
★4ラブ・セレナーデ(1996/豪)稲川淳二&桜金造と行くオーストラリア4泊5日納涼ツアー「怪談!エラ男DJケン」で企画したらいけそう!で、この映画ですが強いて言うなら「ポップでキッチュなアンニュイテイストのエクソシスト」って感じです。 [review][投票]
★4ACRI(1996/日)「自分の作ったマグカップをこれでもか!ってぐらいにフィルムに焼き付けたりエンディングに自分の曲を入れれて大満足&吉野公佳の生まれたままの姿を見たくて(映画監督の職権乱用を一度したくて)、思い切ってワーキングホリデーを利用して映画をオーストラリアで作ってみました!それと隠れクレジットに協賛:ムーってあるからね!レッツ浪漫飛行!」by石井竜也 [review][投票]
★4事件を追え(1988/米)人体実験によって得た生の情報を数多く所持している元ナチス側の人間を自国に亡命させ、その情報を利用して国益を増大させようとしたアメリカの役人の非道さを描いた超地味な隠れた力作!雰囲気的には『私の中のもうひとりの私』です。 [review][投票]
★4愛と死の記録(1966/日)オープニングからの和やかテンポが急変する後半からの吉永小百合様の演技は絶品です!戦争と理屈に合わない原爆投下で生じた問題をしっかりと描いた映画です。[投票]
★4冬の恋人たち(1992/米)ラストはメダルケースの映像で締めてくれよ!アップばっかりのカメラワークとアメリカ国旗のカットが多すぎたけれど、ケイトの可憐な泪に涙腺を緩められたのでどうでもいいです…(感涙)[投票]
★4私に近い6人の他人(1993/米)志し高くNYに夢を掴みに来たのはいいが生活の為のアルバイトなどに追われ当初の目的を失うという事の悲劇を別のアプローチから攻めつつ悲しき守銭奴化したニューヨーカーを描いた秀作映画。 [review][投票]