寺山修司の映画ファンのコメント
町田のコメント |
みな殺しの歌 拳銃よさらば(1960/日) | 帰る場所を奪われた前科者青年の復讐、疑惑が疑惑を呼び自滅して行く七人の強盗集団。如何にもらしい題材を手堅く纏めた寺山脚本デビュー作。タイトルバックは秀逸、和製リタ・ヘイワース島崎雪子の妖艶さ、メタに彩られたショットも満載だが須川栄三のノワールものとしてはやや小振りな出来。 [review] | [投票] | |
涙を、獅子のたて髪に(1962/日) | 松竹ヌーベルヴァーグ版『波止場』。これが主演デビュー作となった加賀まり子がとってもキュート。 [review] | [投票] | |
ジャンケン戦争(1971/日) | ブッシュとフセイン、或いはビン・ラディンの間でも流行っている。 | [投票] | |
初恋・地獄篇(1968/日) | 「手法」とは「効果」を生む為に存在する。「効果」を伴わない「手法」は机上の空論、作家の自己満足にしか過ぎない。書を捨て町へ出てみたってコレじゃど−しようもない。 | [投票] | |
草迷宮(1979/日) | ”マボロシの作品が復活!最新技術によるデジタルニューマスター!”大仰な言い方だが要は単なるビデオ(DVD)化に過ぎない。わざわざ劇場まで足を運んで安くない料金払って音ワレワレ、台詞ズレズレ、ロングショットが無効化したビデオプロジェクタ上映見せられるくらいなら永遠に未見のままで良かった。 [review] | [投票(1)] | |
夕陽に赤い俺の顔(1961/日) | 七人の殺し屋。渡辺文雄を始めメンバーがあんまりダサ恰好良いんで思わず人に奨めまくりたくなります。 | [投票] | |
さらば箱舟(1982/日) | 母を捨て、故郷を捨て、書を捨てながら、「意味」から離れられずにいた寺山が、それさえもかなぐり捨てようと切り開いた新境地は、彼を著しく疲弊させ、命を縮める一因となった。俺が俺であることに、あんたがあんたであることに、俺があんたを必要としてることに、意味などない。名を捨て、愛を得よう、その教え。 | [投票(2)] | |
田園に死す(1974/日) | 時計仕掛けの俺んち。知覚の襖。胸に響くは、「母さん、私をもう一度妊娠して下さい。」 [review] | [投票(11)] | |
檻囚(1962/日) | 実験精神は結構だが、後の作品に観られるような「日本的なるもの」が欠如していて、寺山作品を観る有り難味が余りない。 | [投票(1)] | |
怪盗ジゴマ 音楽篇(1988/日) | 八木正生のアレンジは相変わらず素晴らしいが、寺山修司の詩は殆ど聞き取れなかった。八木・和田コラボ作品としては「ゴールデン洋画劇場」のオープニングよりは遥かに劣る。 | [投票] | |
書を捨てよ町へ出よう(1971/日) | フライト’71〜。 [review] | [投票(10)] | |
乾いた湖(1960/日) | デビュー作『恋の片道切符』の大不評でいきなりの窮地に立たされた篠田が放った起死回生の一作。実際の出来はともかく時代を切り取った本作はスマッシュヒットを記録。ノンポリ監督の似非社会派映画渡世、ここにはじまる。 | [投票(1)] |