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入江若葉の映画ファンのコメント

マヌケ先生(1998/日) 日本侠客伝 浪花篇(1965/日) 花筐 HANAGATAMI(2017/日) 主水之介三番勝負(1965/日) 野ゆき山ゆき海べゆき(1986/日) TOMORROW 明日(1988/日) 股旅三人やくざ(1965/日) 四月の魚 Poisson d'avril(1986/日) 宮本武蔵(1961/日) 風の歌が聴きたい(1998/日) 宮本武蔵・巖流島の決斗(1965/日) 時をかける少女(1983/日) 異人たちとの夏(1988/日) 青春デンデケデケデケ(1992/日) 二十才の微熱(1992/日) 宮本武蔵・二刀流開眼(1963/日) 若様やくざ 江戸っ子天狗(1963/日) あの、夏の日・とんでろじいちゃん(1999/日) ジャコ萬と鉄(1964/日) 宮本武蔵・般若坂の決斗(1962/日) 宮本武蔵・一乗寺の決斗(1964/日) 本気(マジ)!(1991/日) 人でなしの恋(1995/日) 丹下左膳 飛燕居合斬り(1966/日) はるか、ノスタルジィ(1993/日) 海辺の映画館 キネマの玉手箱(2019/日) その日のまえに(2008/日) 女ざかり(1994/日) 理由(2004/日) 天国にいちばん近い島(1984/日) 結婚しようよ(2007/日) 廃市(1984/日) 漂流教室(1987/日) 彼女が結婚しない理由(1992/日) 転校生(1982/日) 姉妹坂(1985/日) スープ・オペラ(2010/日) さびしんぼう(1985/日) 黒の盗賊(1964/日) 麗猫伝説(1983/日) 暗いところで待ち合わせ(2006/日) 転校生 -さよなら あなた-(2007/日) 美しい夏キリシマ(2003/日) 俗物図鑑(1982/日) 冷飯とおさんとちゃん(1965/日)が好きな人ファンを表示する

ことはのコメント************

★5風の歌が聴きたい(1998/日)あれれ?こんなにコメント少ないの…。しかも評価も今ひとつ…。うーん…。最後がやや間延びしたものの、非常によかったと思ったのだが。彼らがごく真っ当に「普通」の生活を、一生懸命生きる姿に感動した。両親をはじめ、周囲の人たちが、二人をあたたかく見守る姿勢にもじん…とする。特に中江有里がすばらしい。中学生から出産するまでを違和感なく見事に演じきった。[投票]
★5時をかける少女(1983/日)今頃観るのは、かなり時代遅れ…。それでも色褪せない輝きを感じた。原田知世のふわふわした存在感が、大林監督の作品世界に、とけ込んだ。物語の筋をほとんど知らなかったので、後半の展開はけっこう意外で引き込まれた。「青春」が時の狭間を駆け抜けて、「恋」を置き去りにしていく。 けれども時は向こうからやってくる。「光」とともに…。あなたを…忘れない。[投票(4)]
★4異人たちとの夏(1988/日)暖かくて懐かしくて泣きたいくらいの郷愁。見ているこちらも、主人公と同化して、戻らないはずの日々にいつまでも浸っていたかった。揺らめきの夏。さまよった夏。癒され傷ついた夏。さようなら…。 [review][投票(7)]
★5青春デンデケデケデケ(1992/日)いい作品と聞いての鑑賞だったが、期待を大幅に上回る出来だ。こんなことってめったにないだけに、すばらしい! 登場人物が脇役にいたるまで、みな躍動感に満ちている。青春のすべてがここに詰まっている。 [review][投票(7)]
★4二十才の微熱(1992/日)まずは袴田吉彦片岡礼子の「若さ」にびっくり。ふたりの原点が、ここにあることを思えば、後の成長ぶりが感じられる。二十歳の不器用でもどかしくもある内面が、瑞々しくも、また「重苦しく」響いてくる。出口の見えない現実に、彷徨い、すれ違い、交錯する彼らの「叫び」が、青春の空間を駆け巡る。しかし、その声は、「願い」が込められたまま、空間の外へと突き抜けはしない。「青春」とはそんなものかもしれない。[投票(1)]
★5人でなしの恋(1995/日)わずか原作数十ページの作品を上手に膨らませて、乱歩の妖しい独特の世界が見事に映像化されている。結末を忘れていたこともあり、最後は本当にどきどきした。まさに「人でなしの恋」。[投票(2)]
★4はるか、ノスタルジィ(1993/日)叙情的でしっとりした作品だ。メロドラマ的な物語が、久石譲の音楽とあいまって、ゆったりと流れていく。『姉妹坂』での音楽の使われ方に、度肝を抜かれただけに、本作品は、ごくまっとうで抑制が効いていて、よかったと思う。勝野洋の過去がだんだんと明らかになるにつれて、見入ってしまった。過去の主人公が現在へと来るSF的設定が、 この監督らしい。尾美としのりは、相変わらず、意味不明なところがあるなあ。[投票(1)]
★4転校生(1982/日)実際こんなことが起こったら大変だし、ありえないが、もしそうなったら、という妄想を、作品にしてしまうパワーはすごいし、楽しい。何で、あれだけで、入れ替わってしまうの?という疑問を置いとけば、設定は非常におもしろいし、男女が入れ替わってからの、ふたりの演技は、確かに見もの。特に小林聡美の体当たりの演技は、すばらしいの一言。ただ、不満があるとすれば… [review][投票(3)]
★3姉妹坂(1985/日)四姉妹は豪華キャストだし、パッケージから、傑作かもしれないとひそかに期待したのに…。あれれ…? 一昔前のメロドラマが、音楽といい演出といい、恥ずかしいほど過剰に展開する。真剣な場面で、逆に笑ってしまうところもあった。これはわざと過剰にやっているのか?大林宣彦は確信犯的に、過剰にしたに違いない。そうでないとここまでできない。沢口靖子の美しさは、文句のつけようがない。よってプラス1点。[投票]
★4暗いところで待ち合わせ(2006/日)作品全体の、驚くほどの緊密度と静謐さに、時に息苦しくなるほどだ。田中麗奈は難しい役どころを見事に演じ切ったと思う。すばらしい。物語は最後まで、謎を抱えながら、丁寧に結末へと向かっていく。ページを丁寧にめくっていくように、日常のかけがえのない瞬間が、じわじわと効いてくる。言葉はなくとも通じるものがたくさんある。心温かくなる作品だ。 [投票(2)]
★5美しい夏キリシマ(2003/日)目が離せなくなるとは、このことだ。キリシマの夏の日常が、心に傷を負った少年の視点を中心に、静謐な雰囲気のなか、実に淡々と描かれる。「戦争」を肯定も否定もすることなく、ただありのままを描いて、観るものに逆に突きつける。ゆったりした空気のなかにある、ピンと張り詰めたもの。一糸乱れぬ緊密な美しさがここにある。完璧だ。『ワンダフルライフ』で注目の小田エリカはじめ、女優がみな美しい。 [review][投票(3)]