クラーク・ゲーブルの映画ファンのコメント
異国の出来事(1948/米) |
あらゆる発話がブーメランのように当の話者であるジョン・ランドをえぐってしまうとき、笑いと共に自業自得という言葉に要約されても良いペーソスの感覚が作品を覆う。強烈な脚本力に比して、空間創造力の弱さが既にワイルダー痛恨の弱点として露呈されてもいる。 (ジェリー) | [投票] | |
占領下のクラブ歌手(M・デートリッヒ)の魔女的な微笑が放つサディズム。生真面目な鎧で恋愛の傷を覆い隠す保守系女性議員(J・アーサー)の滑稽。そんな二人の女の間を、プチ権力と色欲と軍の司令に振り回され、右往左往する占領軍大尉(J・ランド)の憎めない狡猾。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |