★5 | 見上げる視線と見下す視線。制度の底辺にいる二人は飛翔を祈るように、鮮やかに天高く吊るされた染め布を見上げる。しかし二人の逢瀬は地の底まで追い詰められる。それを見下すように覗き込む息子の視線。その男こそが、制度の継承者であるという悲劇。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★5 | 文学的というべきか人間の本源的哲学的映画というべきか、あの子供のまなざしがすべてなのである。神と考えれば一番楽な解釈なのだろうけれど、オイディプスコンプレックスとも取れる。かなりの迫力で度肝を抜く。確かに一等品。 (セント) | [投票] |
★4 | 風になびく布というのは黎明期から存在するモチーフだが、反物をここまで使い倒してあらゆる感情を表現する手腕には本当に驚かされる。照明の充実度を考えるとイーモウには一度ホラーも撮ってもらいたい。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★3 | つくづく恐ろしいひとだ、張芸謀。☆3.8点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★3 | 次々と主従が逆転していく変遷は長編仕立てで撮るような題材なのに切りすぎて形骸化している。しかもフィルムの解像度が妙に良すぎるので形式主義的セット美術への拘りのみが突出してしまって浅薄な印象しか与え得ない。 (けにろん) | [投票(3)] |
★5 | チャン・イーモウ最高作!
黄色い大地で繰り広げられるギリシャ悲劇 (ボイス母) | [投票(2)] |
★3 | コン・リーのむせかえるような、青臭いまでの色気!その魔性が全ての悲劇をもたらしたのか。「柩止め」という風習は初めて知ったが、なんとも壮絶。。 (緑雨) | [投票(2)] |
★5 | 張藝謀の『菊豆』『紅夢』『秋菊の物語』は映画史上でも希有なる傑作三連打だ。この映画でも物語の寓話性とそれに相応しい光の扱い方の調和は映画の極限にまで達していると云っても過言ではない。反物が炎上するイメージの類例の無い表現だけをとってもこの演出家がいかに屹立しているかが判る。 [review] (ゑぎ) | [投票(9)] |
★5 | 菊豆の哀しげな表情が情熱に目覚め天青の呪縛を赤く照らしていく経過に痺れた。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(4)] |
★3 | 幼少時はかわいいのに、どうしてそんなになっちゃった、息子よ [review] (カノリ) | [投票] |
★4 | 因果応報!?でもかわいそう。 [review] (にゃんこ) | [投票(1)] |