★5 | 色褪せていく記憶が寂しいのでなく、記憶が色褪せていると自覚することが寂しい。(レビューはラストに言及) [review] (グラント・リー・バッファロー) | [投票(7)] |
★5 | 村上春樹の研ぎ澄まされた言葉の音列が西島秀俊の朴訥とした語りで意味を失う寸前に、現れ・流れ・消えていく幻視のような情景の中へ坂本龍一の奏でるピアノの一音一音によって打ち込まれて行く。市川準が組み立てた孤独の実写映画。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(10)] |
★3 | 「言葉」を西島秀俊のナレーションに変換し、「行間」をイッセー尾形が演じる。「時間」をパン撮影に託し、絞り込んだ色調で「空気感」を表現した。・・だけど・・ [review] (sawa:38) | [投票] |
★5 | あなたがその身に纏った、その笑顔に貼り付けた孤独が、俺の孤独を砕いてくれる・・・。俺は未だかつて、これほどまでに繊細で、慎ましく、端正な日本映画を観たことが無い。流れ・佇み・また流れるカメラ、坂本のピアノ旋律、衣装・装置への配慮、西島の語り、そして役者の立ち居振る舞いの全てが、驚くべき統一感を以って観るものを魅了する。75分間の至福。 [review] (町田) | [投票(6)] |
★5 | ミニマルな形式を徹底することで、市川準がひとつ上のレベルに移行した瞬間。 [review] (鏡) | [投票(9)] |
★4 | 数多くの服が並んだ衣装部屋でさえ空虚に感じる画面。絶妙の空気感。撮影か演出か、はたまた役者の演技の賜物か。[ユーロスペース1] (Yasu) | [投票] |
★4 | 映像による短編小説の妙。こういうのってあったようでやはり新鮮。映像処理はもう耽溺、流暢、美の極地。東京人の孤独が露わに、、。しかし、映画という素材でこのナレーション方法は是非論があるべき。そこを逆手に取った秀作。 (セント) | [投票(2)] |
★4 | 衣裳部屋で突如泣き崩れる宮沢りえ。その気持ちは確かに自分にも伝わってきた。何故なのか説明などできない。理屈ではないのだ。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
★4 | 外からは見えない。でも確実に存在する。
孤独がそこには描かれていた。 (ゆうき) | [投票] |
★4 | 平易な言葉でありながらしっかりと印象に残る村上文学の世界を透明感のある映像と音楽と宮沢りえというトリプルコンボを駆使してよくぞまとめあげた。 [review] (TOMIMORI) | [投票(1)] |