★4 | 当時話題にならなかった映画がなぜ現代でスポットライトを浴びる。コメディーなんだよね。洗練されたハイセンスが当時としては浮いていたんでしょう。漫画チックなところがクールで、現代的だ。それと、何を言っても白黒の映像の実験的なこと。 (セント) | [投票] |
★4 | まるでフランス映画の様なスタイリッシュな作品。 (ペペロンチーノ) | [投票] |
★5 | 画面左または右側三分の一に人物をいれてしまう構図の恐ろしいまでの切れ味鋭さ。カットつなぎの魔力はこれぞ市川流。山本富士子は孔雀のよう。船越英二には神が宿る。ラスト、岸恵子の運転する車が、燃える交通事故車をやり過ごすシーンは、デビッド・リンチを超える。 (ジェリー) | [投票(5)] |
★4 | 安易に語らせてしまった現代社会批判だけが浮いている感じで残念。 (天河屋) | [投票] |
★3 | 目的などとうに見失い、仕事に追われながらただフワフワと漂っているだけの風(船越英二)とは、まさに高度経済成長期の浮ついた空気の中、風のように実体なく流されていく男たちの象徴であろう。だから女たちはこの男に、戸惑い苛立ち、そして優しいのだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★4 | 最初から最後まで全てがオシャレ。岸恵子と山本富士子が「女優とは庶民には手の届かない美しさが無ければいけない」と今の映画界に喝を入れている気がする。 (直人) | [投票(9)] |
★4 | 今見ると新鮮。テレビ局の内側の楽観的な部分は昔も変わらないのね。カメラの使い方、音楽に頼らない演出。構成。モノクロ。見事。市川崑タッチに至るまでもう少し。 [review] (chokobo) | [投票] |
★4 | 山本富士子と岸恵子のツーショットの迫力はさすがだが、それだけしかない気もする。10人と言う割には他まり子・今日子の曲玉のみで玉不足。前年『甘い生活』の到達の足下にも及ばぬが、微妙な変態性が辛うじて命脈を繋いだか。 (けにろん) | [投票(3)] |