★5 | 場を丸ごと切り取る事での状況への臨場性は今村的でもあり、遍き不穏な空気の内在は黒沢清的でもあり、その最高ランクでの融合がボン・ジュノだという事を確認。そして、曖昧な混沌ではなく物語にケリをつける事での越境への決意も。弩級の傑作。 (けにろん) | [投票(10)] |
★5 | 母乳ってのは血からできてるんだぜ、という話。肉体が変形し、食い物の好みさえ意志とは関係なく変わってしまうような、母親という生き物の、その呪いの話。 (movableinferno) | [投票(4)] |
★4 | ポン・ジュノの才能が遺憾なく発揮されている快作です。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★4 | オープニングは、「母親」の無様なダンスから始まる。微笑を浮かべることもなく、ただ無表情に踊り続けるキム・ヘジャ。その姿からは明朗さはいささかも感じ取れず、ただ必死に生きる宿命を甘受する諦念すら漂ってくる。彼女はウォンビンのためにしか笑わない。 [review] (水那岐) | [投票(3)] |
★4 | まさに映画的な映画ですね。映画の持つ素材を極限にまで活用し自分の映画世界を構築しようとしている。そのテクはそれほど斬新でもない。しかし、こういう撮り方は最近なかったかなあ。
[review] (セント) | [投票(11)] |
★3 | 「映画」を創ろうとしているのは解る。前半は期待に中々映画が追いつかずイライラし、後半は追い上げたものの及ばなかった。☆3.7点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(2)] |
★4 | 怒涛の後半・・・「きた!」と思った。重苦しい内容に潰されそうになりながらも、次から次へと「映画的」パンチがくる。巧い。 (あちこ) | [投票] |
★4 | 母という愛=狂気が、理性の壁(?)を突き破って向こう側に行った時、さながら『悪魔のいけにえ』のラストを彷彿とさせるような世界に。 2013年10月23日DVD鑑賞 [review] (ねこすけ) | [投票] |
★4 | ひたすら不穏な映画である。何もこの母(キム・ヘジャ)に限ったことではなく、息子に対する母親の愛情には、平時には見えない不穏さが確かに潜んでいる。その不穏さの正体は、男にとって自身の存在を左右し、そこから絶対に逃れられないという恐怖だ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(9)] |
★5 | 考え抜かれた推理ドラマの一級品であり、ラストは人間の生きるつらさが伝わってくる。 [review] (KEI) | [投票] |
★5 | 不快ゾーンを超え感傷的な情緒を排除したら、見えてきたのはヒッチコック級の手練手管。映画の醍醐味を堪能した。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(8)] |
★4 | 真実の「重み」をずっしりと描いた映画にして、 [review] (シーチキン) | [投票(2)] |
★5 | ポン・ジュノのいい意味での「趣味の悪さ」が存分に発揮されている。立小便のシーンでさえ意味深だ。全くもって気が抜けない。この映画を復帰作に選んだウォン・ビンは、なかなか骨のある奴だと感心した。 (地球発) | [投票(2)] |