「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ボーイズ・オン・ザ・ラン(2010/日) |
絵空事の勝つか負けるかではなく折り合うか突っ張るかというリアリズムの地平で立脚している。揺れ惑う主人公の行く道は感情の振幅の間の隘路との納得感があった。血と精液と鼻水と小便と汗と涙にまみれて俺も疾走せねばと思う。男であるならば。 (けにろん) | [投票(4)] | |
ようく観察すれば主人公の「ラン」は、逃げることと闘うこと、本能と見栄とが混在し混乱し、一義的でない。それは彼の「ラン」の只中に視点を置いた為であるだろうし、人生そのものもそうした割り切れなさを大抵、いつも抱えているからだとも思える。 [review] (煽尼采) | [投票(2)] |