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わが母の記(2012/日)ファンのコメント

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そこのみにて光輝く(2013/日)************

★5人は救い難い状況の人たちに接することはあっても寄り添い続けることはできない。綾野のトラウマは方便としの機能しか為さぬがそれでもいいのだ。一方で姉弟の映画として一切の直載な会話を廃し尚切ないまでの想いが迸っている。空気まで演出し得ている。 (けにろん)[投票(9)]
★3大きさを比較するのにタバコを置いたりするじゃない?そういうのが足りないと思うんだ。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
★5函館とはかくも人の営みを写して哀しく美しいか、、。「海炭市叙景」と同じく、そこにある風景はバラックのような廃墟であったり、ゴミ溜めのような決して見たくないものなのに、何故かくも強く心惹かれるのだろうか、、。 [review] (セント)[投票(8)]
★3函館の短い夏に合わせるかのように、糞詰まりな状況がきちんと一つの方向に収束していく。甘いと言えば甘いのだろうが、そうでもなければしんどいだけだ。 (G31)[投票(1)]
★4ずんぐりと弛緩した千夏(池脇)の体型から、どうしようもない生活の「重量」が垂れ流される。その重さを引き受けることで蘇生しようとする達夫(綾野)の目もまた澱み覚束ない。不完全な2人を包む光だからこそ神々しいまでに輝かなければならないという啓示。 [review] (ぽんしゅう)[投票(6)]
★3本作の会話シーンは多くの場合、話者同士が「座った」ままの状態、或いは「立った」ままの状態で進行するわけで動きが無くつまらない。 [review] (赤い戦車)[投票(2)]
★4貧乏と不幸せを凝縮したかのような池脇千鶴菅田将暉の姉弟(および一家)、それを食い物にするお大尽・高橋和也という構図はけっして新しいものではないが、函館という寂れゆく土地への土着性と厳格なリアリティをもって描き、心揺さぶる。 [review] (緑雨)[投票(5)]
★3人間にとって必要な事は思い遣る事、ひとを思い遣れる人間である事。生きていくのに必要なものは自分を思い遣ってくれるひと、そして少しの明るさ・前向きさ・忘れっぽさ。そこに光はきっと差す。☆3.8点。 (死ぬまでシネマ)[投票]
★4周囲八方をきわめていびつに肥大した不幸に囚われた池脇千鶴にとっての救済は、総てを笑劇にし丸め込んでしまえる弟・菅田将暉による癒しなどではなく、畢竟、ただの透明で空虚な入れ物にすぎない綾野剛に丸く収納して貰うことでしか在り得なかったのだろう。綾野は受動的にしか動いていないし、この物語においてはむしろ池脇の存在そのものに救われる彼の印象が強いからこそ、なおさらのことだ。 [review] (水那岐)[投票(7)]