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エリザベート・ジョアネの映画ファンのコメント

パリ20区、僕たちのクラス(2008/仏)が好きな人ファンを表示する

ブルージャスミン(2013/米)************

★5軽妙洒脱な語り口の彼方から隙間を縫って顔を見せる地獄と言うより妄執と我慾と欺瞞まみれの世界はこう語られるべきという信念さえ感じるアレンここ10年の集大成であり結実。アメリカが直面する社会構造の破綻と踊り踊らされた人たちへの慈愛が泣ける。 (けにろん)[投票(6)]
★4センスのいい洒落た演出。この作品は演出家と役者冥利でもある落ちて行く女を見事演じ切る女優との格闘劇だ。日本であれば杉村春子が演じるような新劇のような題材を、見事現代のアメリカに見据えるその意味とは、、。 [review] (セント)[投票(1)]
★4ジャスミン(ケイト・ブランシェット)の鼻もちならない上昇志向は現実からの逃避にも見え、一方、妹ジンジャー(サリー・ホーキンス)の弛緩は向上心の意味すら理解できない現実肯定への逃避。対を織りなす成り行き志向が「懸命」を哂う笑えない喜劇。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
★4コメディではあるけど近年の彼の作品ではぐっとシリアスな作品になっている。ウディの久しぶりな私映画としての側面も [review] (HAL9000)[投票(2)]
★4虚栄の中の善良もしくは善良の行きつく果ての虚栄。誰も彼女を責めることなどできやしない。 [review] (G31)[投票]
★4過去シーンの前触れを欠いた訪れが不吉だ。前作『ローマでアモーレ』でまるで亡霊のように撮られたアレック・ボールドウィンが、ここでは「『死の予兆を孕まない生者』としての死者」というきわめて複雑な在り方で現れ、映画の負の中心を占める。それでもなおウディ・アレンは全作中人物と等距離を保つ! (3819695)[投票(2)]
★4歳をとって視点に嫌味がなくなったウディ・アレンって感じ。ケイト・ブランシェット最高。 (あちこ)[投票]
★4ケイト・ブランシェット縦横無尽 [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
★43.5。目下のところアレン映画で最も透明な語り口の作品ではないだろうか。役者を追いかけるやや長めの1ショットに、単純な切り返しで役者たちの誇張されすぎない演技を撮る。室内にうまく配置された色彩の美味しさやハイキーめで統一された屋外のカミンスキー的陽光。物語に抗うような野蛮な視覚的突出は無い、だがこういう作家の影を消した作品を観るのはこちらも楽しい。 (赤い戦車)[投票(2)]
★4マスカラの涙で目元を黒ずませながら「降りられない」女の哀れさを体現するケイト・ブランシェットの奮闘ぶりは見事としか言いようがない。「上位1%の富裕層が富全体の20%を…」みたいな格差社会への反感という世相を味方に付けた作風だが、 [review] (緑雨)[投票(7)]