「ヒッチコック」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
マン・ハント(1941/米) |
再見後3点を5点に付け直した。追い詰められていく男の心理、人格、知性、感情の表現が完璧だ。狩をする森の木漏れ陽、要塞の一室での影の扱い、若い女のアパートメントの窓から射しこむ街灯の明暗の調節、男と女が離れていく橋に漂う霧の処理など目を洗うような美しさ。 [review] (ジェリー) | [投票(3)] | |
ナチの刺客を演じたキャラダインはまるでドラキュラのような扮装だ。 (丹下左膳) | [投票] | |
ラングの凄みはむしろロンドンに着いてからの充実ぶりにある。ジョーン・ベネットとのロマンスコメディ的な部分と、追っ手が迫るパートの緊張感。この不協和な面白さが突如恐怖と絶望に変わるラストは筆舌に尽くしがたい。また、主人公に危機が近づくと決まって「円」「球形」のモチーフが出てくるところもラング的。 (赤い戦車) | [投票] |