★5 | 最も映画らしい映画は何か?と問われたならば、私は迷わずヒッチコックの『鳥』と答えるだろう。映画には物語などこれっぽっちも必要じゃない。映画のエッセンスは画面だ。ガソリンスタンド炎上シーンに挿入される大俯瞰ショット(カモメが一羽また一羽とフレームインする)は映画史上最高の視点移動。これこそ映画だ。 (ゑぎ) | [投票(16)] |
★5 | 「そんなバカな」を映画にする勇気と力量 [review] (ペンクロフ) | [投票(12)] |
★5 | 鳥が出てこない場面(家を襲う音)、襲ってこない鳥(ジャングルジム)、がこわいっす。スピルバーグはそれを知ってましたね(『ジョーズ』『激突』)。 (動物園のクマ) | [投票(8)] |
★4 | もしもこれが現実に起こったら・・・鳥のフンの方が怖いかも。 (ダリア) | [投票(10)] |
★4 | 鳥の演出方法についてのヒッチの返答、気が利いている。「別に問題はないさ。
鳥たちに高い給料を払ってやったからね」 [review] (モモ★ラッチ) | [投票(9)] |
★4 | 「理由もなく人を襲うか?」いや、「人を襲うのに理由が要るのか?」理由がないものに心と秩序を掻き乱される人間たち。理由はないはず。しかしヘドレンは災厄の中に自らへの懲罰を見出してしまう。私は鳥の声が、顔のない、個のない「マス(大衆)」の暴力と嘲笑、或いは悲鳴のように聞こえた。 [review] (DSCH) | [投票(6)] |
★4 | 鳥が理由も無く襲いかかる恐怖だけを純粋に描いた作品、という印象は意外にも、再見して覆った。画と音だけで演出された純粋映画といったイメージは、半ばは真実だろうが、半ばは伝説。鳥の登場までの焦らしシーンが、心理劇としての『鳥』を構成する。 [review] (煽尼采) | [投票(5)] |
★4 | 飛びもせず鳴きもせず一面を埋め尽くす鳥の群れ。すごすごと引き下がるしかない人間たち。相手はたかが鳥なのに、この圧倒的な絶望感は何なのだろう。これは世紀末の映像だ。 (ゼロゼロUFO) | [投票(5)] |
★4 | 何か理由があるわけでも、誰かが悪いわけでもない。突如として猛威に襲われ、世界の在りようが一変してしまう。そんなことが実際に起こり得ることを痛いほど知ってしまった、パンデミック禍にある我々。改めてこの映画を観ると感慨も変わってくる。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
★4 | 挑戦者ヒッチコックの面目躍如たる作品。 [review] (甘崎庵) | [投票(4)] |
★4 | 東京にわんさといるカラスが、一斉に襲ってきたら誰だって怖いと思うはずだ。これはそういう映画だ。 (荒馬大介) | [投票(3)] |
★4 | こわがらせるための音楽なし。おどかしのおおげさな音なし。それでも充分こわい映画が撮れるんだという見本。 (Osuone.B.Gloss) | [投票(3)] |
★3 | 巧く言えないけど、鳥そのものより、異邦人の先生と共に、閉じられた「町」と言う空間の方が恐かった記憶がある。 (uyo) | [投票(8)] |
★3 | “動”の部分に関しては当時の技術力の限界の中での評価になるが、“静”の部分にこそいまだ現在進行形で通用する恐怖を感じる。 (kiona) | [投票(7)] |
★3 | 振り返る度、背後の鳥が徐々に増えていくシーンが怖かった。鳥の襲撃の理由が不明なところが良い。今なら取ってつけたような理由が付くからな〜。 (CRIMSON) | [投票(3)] |
★3 | 鳥、特にカラスが大好きなので、「いてまえ!」とか叫びながらわくわくして観てしまった。 (はしぼそがらす) | [投票(3)] |
★3 | 半分実話なんだって。日本だったら「猿」とかあっていいかも。 (スナフキン) | [投票(3)] |
★3 | これに出てくるあらゆる女性陣が鳥以上にいろんな意味でそれぞれ怖い。 (らーふる当番) | [投票(2)] |
★3 | 現代映画に慣れきった現代人には面白くない一作かもしれない。ここには「基礎」というか、「元ネタ」というのか、今では当たり前の事がある・・・(『サイン』の軽いネタバレあり) 2003年1月27日ビデオ鑑賞 [review] (ねこすけ) | [投票(2)] |
★3 | もの言わぬ瞳は怖い。鳥を全部撃ち落してしまうことができたとしても、その恐怖は一生つきまとうだろう。やるせない恐怖、である。 (水那岐) | [投票(2)] |
★2 | 40年前はセンセーショナルな映画だったんだろうけど、今観ると単調で退屈な映画だね。 (ちょく) | [投票(2)] |