★5 | この世に存在する「侍」映画の中で、最も切なく、激しい大傑作!
シリアスな岡本喜八は凄い。ただ、ただ凄い。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★3 | 戦前から幾度も映画化されている郡司次郎正の原作自体、喜八が演出するには古臭さ過ぎ、或いは直線的過ぎたのだろう。活劇よりも台詞が多い中盤、特に東野が新珠を説く場面などはまるで別人の映画のようだった。こういうのをモノにして海外評価を得るのは黒澤や小林正樹の仕事で、喜八は喜八のままでいい、と俺は思っている。 (町田) | [投票] |
★4 | 雪に始まり雪に終わる映画。のちの『斬る』ほどではないにしても、ここでも和傘の使い方が印象的。三船敏郎の粗野な明朗さは徐々に伊藤雄之助の不気味さに呑み込まれ、映画の不穏な空気は決定的なものとなる。 [review] (3819695) | [投票(3)] |
★3 | 三船の運命が示唆されるタイミングがもっと早ければサスペンスとして盛り上げようもあったろうし、あるいは終焉ギリギリまで引き伸ばしていればギリシア悲劇のような絶望が生まれたかもしれない。岡本演出のメリハリの良さや伊藤の怪演が、橋本脚本の荒を隠す。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | ラストの無情感。主人公に隠された衝撃の真実を知らないのは本人だけという不条理さ。凄みを感じます。 (荒馬大介) | [投票(1)] |
★3 | 三船さん凄い!の一言。自身化け物顔の伊藤雄之助が「化け物を見た」てな顔をしてるのが問答無用に説得力。 (G31) | [投票] |
★4 | 橋本忍の脚本は単なる職人芸の域を超えている。[Video] (Yasu) | [投票] |
★5 | のちのちの『助太刀屋助六』に通ずる殺しの意味合い。ただしこちらは極めて凄絶である。三船の雇い主となる(すなわち父代わりの)伊藤雄之助の冷酷さを顕わにした顔貌が、三船にとってはあまりにも哀しすぎ、ラストシーンの三船の表情が哀れを極める。 (水那岐) | [投票] |
★5 | ファナティックな喜八の潜在資質が全開する桜田門外の変。導入の驚異的テンションが冷めぬままに橋本忍の手練手管の脚本を受け演出・編集が冴えまくる。『椿三十郎』と正反キャラを好演する小林桂樹他の紛れ無きオールスターズに涎垂れ流し状態。 (けにろん) | [投票] |