「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
小さな赤いビー玉(1975/仏) |
全編徹底した子供の視点での統一。ただ通りを向こう側へと渡ることだけでサスペンスとなる時代。卓越した光の扱い。ドワイヨンの見せる事と見せない事に対する見事な匙加減。 (赤い戦車) | [投票] | |
こゝでもドワイヨンは空間全体を説明的に見せる画面(エスタブリッシング・ショット)を極力排して主人公に肉迫し、閉塞感とそこから生じる緊張や恐怖を見事に画面に焼き付けている。また主人公の初恋の相手である本屋の娘のノーブルな美しさが却って不安感を盛り上げる。なんとも危なっかしくていい。 (ゑぎ) | [投票(1)] |