「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ひとごろし(1976/日) |
社会の底辺に生きる人々や、弱い心を持った人々の視点を持つ山本周五郎の原作だけに、それをイメージに似合わず好演する松田優作と、それに対比して堂々たる剣豪ぶりを見せる丹波哲郎がそれぞれはまっている。風景を美しく切り取ったカメラも秀逸。 (タモリ) | [投票(1)] | |
気の弱い侍をコミカルに演じる松田勇作の、大げさで形式的な演技がむしろ笑いを誘う。力(暴力)頼りの剣豪(丹波哲郎)に、いわば世論の総和で立ち向かう小心者の知恵も愉快。大洲斉監督の簡潔な演出が冴え、小品ながら忘れがたい快作。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |