★5 | 生きざまを捧げた論理の中に、コツコツと築いてきたはずの道理が、その最大の美徳とされる閉鎖性の壁に阻まれて、ガラガラと音を立てるように崩れ去るさまが恐ろしくもあり、美しくもある。笠原和夫の緻密さと山下耕作の品位により立ち表れる敗北の美学。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 傷の舐めあい啜り合いだけが友情じゃない。馬鹿な自分を死ぬ気で諌めてくれる親友がいれば人生の負けの半分くらいは取り戻せるんじゃないか。 [review] (町田) | [投票(3)] |
★5 | 仁義の名の下に筋を通さざるを得ないことが三島が喝破したようにギリシャ悲劇めいたのっぴきならない破綻に向かっての驀進へと繋がる。笠原のロジカルすぎる構成と受けた山下の積み重ねてきた仕事が結実したため息の出るほどの折り目正しき格調。 (けにろん) | [投票(1)] |
★5 | あああ〜かっこいい・・・。
(worianne) | [投票] |
★4 | 文句を言えばキリがないが鶴田浩二がかっこよすぎるので許す。 [review] (ハム) | [投票(1)] |
★5 | 西洋に『ハムレット』があるのなら、東洋の地には本作がある。これほどの悲劇を書き上げた笠原和夫の功績に対して、「東映任侠映画」という狭い枠組みに押し込めてしまった邦画界の罪よ。 [review] (sawa:38) | [投票(1)] |
★4 | まだ仁義があった頃の戦い─私的・金子信雄と東映仁侠映画論─(reviewには『仁義なき戦い』シリーズのネタバレもあり)[フィルムセンター] [review] (Yasu) | [投票] |