★4 | 田宮二郎も川崎敬三もシステムの中を生き抜こうとする。岸田今日子はシステムを生きるふりをして男に生きたために、システムそのものである男を破戒しなければならなくなる。一方、若尾文子はシステムでもなく男でもなく本能に生きた。それが恋愛と純愛の差。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 人間なんてララ〜ラ〜ララララ〜ラ〜 [review] (町田) | [投票(2)] |
★5 | 舞台になるどの部屋も、すごく狭いのね。テーブルやソファ、ベッドとかで床が見えないほど狭い。しかも物がごちゃごちゃしている。さらに影を活かすリアルなライティングなのでそこにうごめく人間たちが、なんか穴の中の昆虫というか爬虫類みたいでグロい。増村の美学は、こうしてつねにストーリーと密着しているのでした。 (エピキュリアン) | [投票(4)] |
★5 | 「仕事の為に女と寝るのが何だ!許せないのか?」→それが通用した世代。うらやましいぞ、昭和1桁!ってうちの両親達か?通用しないしない。 [review] (ピロちゃんきゅ〜) | [投票(2)] |
★5 | 恋愛なんて勘違いと紙一重なのかもしれない。しかし、それを愚かな行為だと決めつける人々を、増村は痛烈に批判する。人として最優先すべきは倫理よりも感情なのだという主張が、若尾の鬼気迫る演技によってビンビン伝わってくる。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |
★3 | 若尾文子vs岸田今日子。この作品では若尾文子の勝ち。同年『卍』で岸田今日子の勝ち。という事で今の所引き分け。 (直人) | [投票(1)] |
★4 | いやあ、びっくりした。岸田今日子の怖さは驚愕ものだ。「動くと死ぬのよ」ぞっとする。今作られていたらなら当然ベストテンに入る出来。
(ゑぎ) | [投票(2)] |
★4 | 影が色濃い世界に立ち現れる若尾文子の肢体。愛の名を語って利用する男と振り回される女。微笑みもまた虚しい。しかして結末は神の御業。 (マッツァ) | [投票] |
★5 | 増村保造は今作でも絶妙なタイミングでエンドマークを入れてくる。この点、ホント達人。 [review] (檸檬) | [投票(2)] |
★4 | 不可逆性のある脚本が増村の濃厚な演出と相性抜群。人物と人物の間隔が非常に狭く、また遮蔽物の利用やフレーミングの窮屈さがそれに拍車をかける。しかし、人物同士がきちんと目を合わせることは稀で若尾文子と川崎敬三は夫婦であるにもかかわらず相手の顔をまともに見ようとすらしない。この関係は最初から破綻する運命にあったといえよう。 (赤い戦車) | [投票] |