★4 | 滅びる中に漂うデカダンな美学。抽象的で伝えづらいと思うのだが見事に映像の中に留めている。ヨーロッパでしか醸し出せない雰囲気の中に息づく、背徳で残酷な様式美。派手に振る舞うヘルムート・バーガーよりも終盤のイングリッド・チューリンの狂気を滲ます白肌の存在感を観よ。 [review] (TOBBY) | [投票(2)] |
★5 | どれだけ年月がたっても、この映画を観つづけさせられるのは、人間の醜悪さを華麗な美しさで描ききっているところ。ビスコンティの個人的な美のエッセンス。 (ALPACA) | [投票(4)] |
★5 | 生い立ちの反発、屈折した愛情、自己防衛の策略、人間のエゴに対する象徴が斬新に描かれている。一番哀しむべき題材「戦争」の描き方は、悲鳴のような危険信号みたいに感じられた。これらは醜い!と言う事を次世代に残したい監督のメッセージなのかも・・・。 (かっきー) | [投票] |
★4 | シャーロット・ランブリングの緑色の瞳に尽きる。ゲルマン民族の退廃美は
他の民族とは次元が違う。映画だからついていけるが・・・・
(MOMA) | [投票] |
★4 | 多重テーマを容易ならざる重層構造で描くが、「リア王」に於ける王不在の中で悪女の傀儡たるボガードが牽引するのが物語構造として如何にも弱い。しかし、替わって魑魅魍魎のようなホモセクシュアルを前面に突出させ退廃へと誘う歪な輝きを獲得した。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | すみません・・・私にはヘムルート・バーガーのまさかの女装シーンしか理解できませんでした・・・。 (ダリア) | [投票] |
★5 | 美大を出ている方とか、少し美術をたしなむ方ならわかるでしょ。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★5 | デフォルメ映画の極地。それも高尚なるデフォルメ。 (takud-osaka) | [投票(2)] |
★4 | 映画ならではの退廃的な美しさ…。 (Henri Le Dix) | [投票(1)] |
★3 | 或る変態家族を標本に、神聖ローマからプロイセン、ナチスまで独逸三代帝国の支配と謀略の歴史を振り返ろうという意図は面白く、ヘルムート・バーガーの倒錯演技や「血の粛清」シーンは見応えがあったが、ボガード演じるフレデリックの人物造型が浅いのと、カメラが煩さ過ぎるのが少し気になった。 (町田) | [投票(1)] |
★3 | 歴史的背景を知ってたらもっと楽しめたかも (TOMIMORI) | [投票] |