★4 | 失踪とドッペルゲンガーの合わせ技は徒にリアリズムを混入して境界を突破し損ねた感があるのだが混入物が思わぬ自走をみせる。演劇ネタでの逸脱は地震という掟破りの荒業を馴染ませ淀みがない。描写のコクは随所で見られ別けてもレストランでの邂逅は戦慄的。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | まず、画面造型の特徴から思い返していくと、冒頭は、爆竹をからめた高速度撮影のケレン味に目がいってしまうけれど、それ以上にエスカレータでの、東出昌大−麦(ばく)の背中と、唐田えりか−朝子の正面カットの切り返し、特に、唐田の正面、やゝ俯瞰のカットには唸ってしまった。なんと端正かつ力強い繋ぎだろう。 [review] (ゑぎ) | [投票(8)] |
★4 | すごく眩しい光を見ると、しばらくまともにモノが見えなくて、残像だけがまぶたの裏にこびりつく。それで暗いところに入ると、目が慣れるまでにほんの少し時間が必要で。暗さに慣れてくると、またちゃんとモノが見えてくる。そんな感じがとても上手く表現されていた。 [review] (IN4MATION) | [投票(2)] |
★5 | ものすごく恥ずかしいものを見せられたような気もするが、すごく良い物語だったとも思う。ただうつろな心を埋めたひとときのかけがえのなさと言えばはなはだ陳腐だが、出会いと別れの交錯を臨場感を持って仕立てたなと思う。 [review] (サイモン64) | [投票(3)] |
★4 | 現実を夢うつつで彷徨う朝子(唐田えりか)に“朝”はもう訪れたのだろうか。許されなくても側にいるだけでいい。それは究極の愛情表現なのだろうか。ただの自己中心的な感情の逃避ではないのか。何故なら愛とはもともと身勝手でエゴイスティックなものだから。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(7)] |
★3 | 寝ても覚めてもこの映画の褒め言葉を考えていたら、長大な悪口になっちゃった。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |