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トム・ウィルキンソンの映画ファンのコメント

恋の選択(1994/英=独=仏=スペイン) 恋におちたシェイクスピア(1998/英=米) パーフェクト・プラン(2013/米=英=デンマーク=スウェーデン) 司祭(1994/英) バーク アンド ヘア(2010/英) ラストキス(2006/米) 陰謀のシナリオ(1997/デンマーク=独=スウェーデン) スノーデン(2016/米=仏=独) ペイド・バック(2010/米=英=ハンガリー) 否定と肯定(2016/英=米) イン・ザ・ベッドルーム(2001/米) バットマン ビギンズ(2005/米) ローン・レンジャー(2013/米) リトル・ボーイ 小さなボクと戦争(2016/メキシコ=米) オスカーとルシンダ(1997/米) ウディ・アレンの夢と犯罪(2007/米=英=仏) ワルキューレ(2008/米=独) ロックンローラ(2008/英) 声をかくす人(2010/米) エミリー・ローズ(2005/米) 楽園をください(1999/米) 真珠の耳飾りの少女(2003/英=ルクセンブルク) オスカーワイルド(1997/英) 理想の女〈ひと〉(2004/英=スペイン=伊=ルクセンブルク=米) マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2011/英=米=アラブ首長国連邦) ゴースト&ダークネス(1996/米) 背徳の仮面(1990/英) いつか晴れた日に(1995/米) グランド・ブダペスト・ホテル(2013/英=独) ミス・マープル ポケットにライ麦を(1986/英) エターナル・サンシャイン(2004/米) リプリー 暴かれた贋作(2005/独) ラッシュアワー(1998/米) デュプリシティ スパイは、スパイに嘘をつく(2009/米=独) ブラック・ナイト(2001/米) タイム・トラベラー 戦場に舞い降りた少年(2002/英) ゴーストライター(2011/仏=独=英) パトリオット(2000/米) フィクサー(2007/米) 孤独な嘘(2005/英) フル・モンティ(1997/英) グローリー 明日への行進(2014/米) リカウント(2008/米) グリーンホーネット(2011/米)が好きな人ファンを表示する

けにろんのコメント************

★3恋におちたシェイクスピア(1998/英=米)イケメンでマルチ才人文豪な少女コミック趣味は良しとしても、滑らかに過不足なく出来過ぎ。男装麗人の宝塚調メルヘンチック世界は如何わしさを廃され何ものにも踏み込まず表層で上滑る。唯一グウィネスの通り一遍でない翳りが映画を多少屈折させている。[投票(1)]
★3パーフェクト・プラン(2013/米=英=デンマーク=スウェーデン)運にも福にも見放された夫婦の状況描写が切実ではあるものの、モラリズムを遮蔽しことやらかすのに行きつ戻りつの心の揺らぎが納得性はありつつ映画的には煮え切らない。で、結局そんな問題を無視してサスペンサブル展開に流れ込み収束。ええんかいなと思う。[投票]
★4ウディ・アレンの夢と犯罪(2007/米=英=仏)余りに何の変化もない直球のギリシャ悲劇もどきで、肝心の修羅場を避けるアレンの根性無しぶりを情けなくも思うが、それを今更言いたくもない老練の余裕綽々に悪ガキ2人の軽い芝居の脱深刻の妙。こうも打つ手がはまる境地に俺は心底憧れるのだ。[投票(6)]
★3ワルキューレ(2008/米=独)異形となり世界に背を向ける。なるほど『Xーメン』にも通底するブライアン・シンガーらしい被虐感。一方で確定された結末へ向け消えゆくカタルシス。シナリオはそれに代わるものを見出せていない。正か負かへの舵取りが中庸で凡庸だからだ。[投票(1)]
★3背徳の仮面(1990/英)こんなんあり得んと思いつつ「いや、もしかして」と思わせられるところが気が重く低予算故の裏寂しさがその思いを倍化させる。どうせサイコ展開になるんだろと思ってたら、ならないのも好感を持った。サスペンスとして中位の出来だが時宜を得たテーマだった。[投票]
★5いつか晴れた日に(1995/米)恋する健気な乙女であることやおキャンな3姉妹であることといった少女の理想郷に全霊を投入する臨界ギリ超えのエマの至福が伝染する。圧倒的ドラマトゥルギーと19世紀を再現する撮影と美術の堅牢。そして、アン・リーの余りに見事なウッチャリ。[投票(2)]
★4グランド・ブダペスト・ホテル(2013/英=独)美術や構図や多くのギミックが行くとこまで行った感があり、結果、歴史に翻弄された男の物語は意匠に覆われ埋没ぎみ。円環は閉じてしまい、綻びは2重3重に修復されハプニングは封殺された。役者もこぞって神妙ちきりんに監督の意図から逸脱しない。危険だ。[投票(6)]
★5エターナル・サンシャイン(2004/米)失われたものに対する記憶は切ない追憶としてなら永遠に煌めき続けるとしても、それを引き戻すにはリアルな現実に直面しないといけない。カウフマンの脳天気なだけじゃない現実認識と圧倒的構成力。演出と撮影も精緻を極める。[投票(13)]
★3ラッシュアワー(1998/米)命を張った芸で時代を築いたジャッキーがポッと出の喋くり男如きに何故に敢えて喰われる必要があるのだろう。それ程ハリウッドが大事であろうか。しかもピークを過ぎた落日の哀しさが相まって時代の認知が10年遅すぎた寂寥感のみが漂う。[投票(1)]
★4ゴーストライター(2011/仏=独=英)前半の元英首相が逗留する米国東岸の別邸での展開が図抜けていて、複数の人物の出入りと窓で隔絶された屋内外の舞台設定の錯綜を操るポランスキーの技は世界遺産級。だが中盤以降は展開に演出がやや従属か。不条理に振れてこそ映画は均衡した筈。[投票(5)]
★3フィクサー(2007/米)参照したという70・80年代映画の内『ネットワーク』的物語構造と『評決』的キャラのリミックス。鳥瞰的に社会悪を燻しだす気もなく主役3人の浅い相克に終始するだけで、悦に入るクルーニーも虚しい限り。徒に豪華な製作面子も又大概にしてほしい。[投票(3)]
★3フル・モンティ(1997/英)映画は夢を売るものだからこれでいいのかも知れぬが題材的に笑うより切実感が先に立っちまう。思わず股間を眺め溜息ひとつ…そして呟く「俺には無理」だと。切実な状況を刹那な笑いで糊塗し強度の高いドナ・サマーで補完する。それも又ありかと思わせる。[投票]
★2グローリー 明日への行進(2014/米)キング牧師の演説を幾つかピックアップし、その間を表層の教科書的事象で繋げただけの代物に思える。マルコムXからJ・エドガーまで総花的に登場人物を動員するが要るかって感じで底浅。エンドクレジットのニュースフィルムが語る真実の前では本篇は空疎だ。[投票]
★3グリーンホーネット(2011/米)半端なボケツッコミ構造がイラつく。いっそのこと助手キャラを更に立たせて主客逆転にまで物語構造を破壊して欲しく思えた。ゴンドリーのロマン主義な片鱗は窺えるが半端だし展開も冗長。ヴァルツも初出は流石の腹芸だが以降は見せ場無し。[投票(2)]