★5 | 日本のコメディーも上手くなった(面白くなった)と思わせる作品。阿部寛にここまでコメディアンとしてのセンスがあるとは思わなかった。残念なのはエンディングでの 市村正親扮する皇帝の決め台詞。これが日本映画らしい悪趣味なのが残念(そう簡単には変わらないか)。 [review] (HILO) | [投票] |
★3 | カルチャーギャップが楽しい前半は大いに笑えた。しかし、同調が始まる後半からはどうにもだるい展開が続く。前半を膨らまし、丁寧に文化のギャップと応用を描けたらそれだけで楽しかったのに。古代ローマ人が日本人と同調することが観客は楽しいとでも製作側は思ったのだろうか。いや、そんなことはない。現に番宣は前半部分からの抜粋ばかりだったではないか。着地点が普通のドラマでは面白いはずはない。 (tkcrows) | [投票(2)] |
★4 | 受け手の自尊心を充足させる試みが規範的な効力を持つに至れば、今度は受け手に生じる警戒感への対応が求められるだろう。老醜の再解釈を通じて行われる規模の拡大は作劇のたのしさであるが、そこにはこうした警戒感を癒すやさしさも含まれていると思う。 (disjunctive) | [投票] |
★5 | 「どうせフジテレビの映画だろ」と思って見たらすごい面白かった。「濃い顔の日本人だけ集めたら、強引にローマ人だと言い張れる」という、強烈なキャスティングの法則を発掘した点で画期的である。しかし上戸彩はかわいいな。 (サイモン64) | [投票(1)] |