「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
緋ざくら大名(1958/日) |
監督が山中貞雄の甥であることを思い出させられるコメディ時代劇。こんな軽快で幸福な加藤泰をもっと観たかった。男女2人が最初に邂逅するのは、追われてる女が逃げ込んだ先の舞台。ここで追っ手に対して主人公が大立ち回りを演じるのだが、その度に客席から喝采が沸き起こる。この無意味な感覚の面白さ! [review] (赤い戦車) | [投票(1)] | |
時おり顔を出す加藤泰の様式へのこだわりとスピード感が笑いの要素と相容れず、コメディに徹しきれない中途半端な居心地の悪さが終始つきまとう。千秋実の安定感や大河内伝次郎の右往左往ぶりの可笑しさにくらべて他のコメディアンが浮いている。 (ぽんしゅう) | [投票] |