「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
乾いた花(1964/日) |
池部良の倦怠と老婆心に揺れる複雑な表情にシビれまくり!彼がノワール調のモノクロ画面を、戸田重昌の美術セット内を動くだけで、それだけで映画は成立してしまうのであった。 (町田) | [投票] | |
時代の重さを背負った池部良は堵場が象徴する前近代的世界から抜け出せず、開通したての首都高をオープンカーで疾走する加賀まりこはその様式の中に散ろうとする。二つの虚無が時代を挟んですれ違い、モノクロームの世界に一瞬静かな炎が見える。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] |