★5 | 無頼の作家、檀一雄の自伝的小説の映画化。彼はすべての女性を崇拝した作家、というか一人の男性だったのだ。彼にはそこに罪の意識はきっとなかったろう。だって、それぞれの女性たちと本当に心から愛し合っていたのだから。素晴らしいことだが、しかし彼はそんな自分を表題のように「火宅の人」と呼んだ。この含羞が彼を作家として名を残させた。映画の中にも出ていたが、彼には太宰治や中原中也のような甘ったるさは無かった。夢を追いながらどこかでこの浮世と繋がっていた、そんなドライさも彼の魅力だったのかも。 (takud-osaka) | [投票(2)] |
★5 | いしだあゆみが完璧であーる。 (kenichi) | [投票] |
★4 | 約10年振りに再見。昔見た時の面白さのままだった。冒険は少ないが、無難に良く出来ている。芸達者な役者の中でも、いしだあゆみが出色。['02.22.23京都文化博物館] (直人) | [投票] |
★4 | 方言の使い方と音楽の使い方はあざとくって見てらんない聞いてらんないが、このエッチの見せ方は見逃してらんない。 [review] (ピロちゃんきゅ〜) | [投票] |
★3 | 深作欣二は音楽のセンスが悪い、ということがよく分かった。 (太陽と戦慄) | [投票(5)] |
★3 | 監督自身はもっといろいろ色色スゴい事やってたんだろ? (埴猪口) | [投票(1)] |
★3 | 仁義なき評価を下すと、面白くありません。百歩譲って隠れ主題が深作監督の独白だとしても面白くありませんでした。何が主因かというと、今までの映画人生で培われてきた深作マジック、あの破壊王深作がフッと消えてしまっているからです。(特にカメラワーク) [review] (ジャイアント白田) | [投票(1)] |
★3 | 濡れ場多し。原田美枝子ファン必見。 (高橋慶彦) | [投票(1)] |
★3 | 我がまま男をめぐる三人の女の話として観れば、若さの勢いでこなす原田美枝子は順当無難な出来で、松坂慶子の堕ちた女はどこか居心地が悪いのは美し過ぎるが故か。置かれた状況での心の有り様が全身に噴出して見栄えが変わるいしだあゆみの映画。
(ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 文学作品を映画にすると、どうしても個人の持つイメージとの違いが出てしまうので、深作欣二が作るとこうなってしまうのは仕方がありません。でもいしだあゆみと原田美枝子は私のイメージとよく合ってました。壇一雄役の緒方拳は…。 (熱田海之) | [投票] |
★2 | 深作欣二の映画に出てくるヒロインは、こんなんばっかり。 (檸檬) | [投票(1)] |
★2 | 寒々しい狂騒映画。映像の強弱設計がアクション映画のそれ。きついキャラばかり登場しフォルテッシシモの演技を延々見せつけ、内省性なおざりに。シーンのつながりにゆとりと弾性が欲しくなる。ついでだが緒形拳が文士のニンから遠い。 (ジェリー) | [投票] |
★2 | 男と動を描いて映画界を席捲した70年代、比して女と静を描こうとして何を撮っても駄目だった80年代の深作欣二。本作はいしだ・原田・松坂の3人の突出した演技力にのみよって成り立っている。深作欣二の味は皆無です。 (sawa:38) | [投票] |
★2 | 原田&松坂の裸体が一度に拝めるのは有難いが、演歌調の曲に萎える
(TOMIMORI) | [投票] |
★2 | 俗流の演技が俗流の音楽に乗って繰り広げる、豪華ケンランたる俗流文士の愛欲劇。文学的でない、などとは言わない。所詮は俗流私小説でならした檀一雄の半生なのだから。いしだあゆみは良かった。 (水那岐) | [投票] |