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ぽんしゅうさんのあらすじ: 更新順

★5花筐 HANAGATAMI(2017/日)1941年(昭和16年)、春。長崎県唐津。海外の親元を離れ、17歳の俊彦(窪塚俊介)は戦争未亡人の叔母、圭子(常盤貴子)のもとに身を寄せ旧制高校に通い始める。ギリシャ神のような肉体派の鵜飼(満島真之介)、哲学的で修行僧のような吉良(長塚圭史)、道化者の阿蘇(柄本時生)ら個性豊かな級友と出会い、さらに肺病で療養中の従妹、美那(矢作穂香)と、その友人で老舗の豆腐屋の娘あきね(山崎紘菜)や料亭の千歳(門脇麦)らを交え、互いの想いを心に秘めながら少し背のびした屈託ない“不良”の青春を謳歌する。そして、町じゅうが沸いた「唐津くんち」も終わった12月8日、圭子の屋敷のダンスパーティーに全員が集まった。(169分)[投票]
★2クレージーの無責任清水港(1966/日)東海道の清水港。義理人情にこだわらないお調子者の渡世人・三五郎(植木等)は、無銭飲食で牢獄に入れられてしまう。そこには清水一家の大瀬半五郎(土屋嘉男)の喧嘩の身代わりで牢入りしていた森の石松(谷啓)が牢名主として君臨していた。ところが、三五郎は持ち前の調子の良さで古株の囚人や看守までも手なずけて、石松に代わって牢名主として君臨し贅沢三昧。そんな暮らしも釈放されてしまえば水の泡。腹をすかして、また小料理屋でタダ食い目的で吹いたホラ話が原因で、半五郎の喧嘩相手の鷹岡の勘助(松本染升)一家に目を付けれてしまい次郎長(ハナ肇)一家の世話になることに・・・。クレージーの時代劇シリーズ第3作。(94分)[投票]
★3ビジランテ(2017/日)関東の地方都市。粗暴な父親(菅田俊)の暴力に耐えかねた少年3兄弟は父を殺そうとして失敗。そのまま長男は家を飛び出してしまう。30年後、父は死に後を継いで市会議員になっていた次男(鈴木浩介)は、所属する会派のドンから父が残した土地を必ず相続するよう厳命される。そこは、議会が推進するショッピングモールの建設予定地だった。ところが多額の借金をかかえた長男(大森南朋)が舞い戻り土地の相続を頑なに主張し始めるのだった。地方政治のしがらみと出世欲、地域社会の閉鎖性と暴力、親兄弟の確執が渦巻くなか、地周りのヤクザの元で風俗店の店長をしている三男(桐谷健太)を巻き込んで泥沼のような様相となっていく。(125分)[投票]
★3月子(2017/日)ある山あいの町。工場勤めの青年タイチ(井之脇海)の父が首を吊って死んだ。ろくに仕事もせず飲んだくれていた町のやっかい者だった。そんな親をタイチが殺したのではないかと噂が立ち、彼は仕事も住むところも失ってしまう。自棄になり町を彷徨っていたとき、施設から逃亡してきた知的障害の少女、月子(三浦透子)と出会う。どうやら月子は生家に帰りたっがているようなのだ。背中に暴行を受けたらしい傷を見つけたタイチは、月子を親元まで送り届けようとする。手掛かりは“海の音が聞こえる場所”という月子のつぶやきだけ。そして、「ここから」逃げ出したい青年と、「どこかへ」帰りたい少女の旅が始まった。越川道夫の監督第3作。(122分)[投票]
★3アレノ(2015/日)その夫婦は幼馴染の男と久しぶりに再会した。すぐに男(渋川清彦)と妻(山田真歩)は関係を持った。関係が深まれば深まるほど、二人はどちらからともなく夫(川口覚)を殺さなければならないと思い始めた。男と女は病弱な夫を誘い、ボートで冬の湖へと漕ぎ出だした。そしてボートは転覆し妻と男だけが岸にたどりついた。夫は死んだのだろうか。妻と男は湖畔のラブホテルにこもりセックスをしながら夫の死体が上がるのを待つことにした。原作は『エミール・ゾラ』の「テレーズ・ラカン」。『海炭市叙景』などの製作を手がけた越川道夫の初監督作。画調にこだわり16ミリフィルムで撮影された。(89分)[投票]
★3希望のかなた(2017/フィンランド)ヘルシンキの港。シリアの青年カーリド(シェルワン・ハジ)が密航してして来た。慣れたようすで難民申請を申し出る。内戦状態の故国を逃れ生き別れた妹を探すためヨーロッパをさすらっているのだ。入国許可が出るまで収容所で過ごすが希望が叶わなことを知り脱走してしまう。一方、酒浸りの妻(カイヤ・パカリネン)に嫌気がさした中年男ヴィクストロム(サカリ・クオスマネン)は、家を出て田舎のレストランを買い取りオーナーになったが、店にはやる気のない従業員が付いてきた。そんなヴィクストロムは、偶然知り合ったカーリドを住み込みで雇うことに。『ル・アーヴルの靴みがき』に続く難民三部作の第二弾。ベルリン国際映画祭 銀熊賞(98分)[投票]
★4火花(2017/日)漫才コンビ・スパークスの徳永(菅田将暉)は20歳。相方の山下(川谷修士)とお笑い界で成功することを夢見ていた。そんな徳永は、営業先の野外演芸会で出会った4歳年上の神谷(桐谷健太)の型破りな漫才に圧倒され、弟子にして欲しいと申し出る。その後、大阪から東京に拠点を移した神谷と「笑い」を追究する日々が始まった。彼らにとって日々の生活や会話のすべてが「お笑い」だ。しかし、天才肌の神谷が面白いと信じる「笑い」は、ときに常識を踏み外し世間や業界から浮いていた。それでも徳永の神谷に対する思いは変わらなかった。そうして10年の歳月が流れた。そのとき変わっていたのは・・・。又吉直樹芥川賞作の映画化。(121分)[投票]
★3おじいちゃん、死んじゃったって。(2017/日)セックスの最中にお祖父ちゃんの訃報を電話で知った吉子(岸井ゆきの)は、そのことで漠然とした罪悪感を抱いていた。実家で行われる葬儀に久しぶりに親族が集まった。祖父を看取った伯父(岩松了)と離婚した元妻(美保純)。その引きこもりの長男(岡山天音)と高校生の妹・千春(小野花梨)。ボケて皆の顔も分からないお婆ちゃん(大方斐沙子)。実家を出たきり音沙汰のなかった独身の薫伯母さん(水野美紀)。吉子も失業中の父(光石研)と母(赤間麻里子)、東京から駆けつけた大学生の弟(池本啓太)と一緒に訪れた。でも、なんだが皆ちっとも悲しそうじゃないのだった。CM監督森ガキ侑大の初長編作(104分)[投票]
★4最低。(2017/日)アダルトビデオをめぐってすれ違う3人の女性の物語。34歳の美穂(森口彩乃)は、ギクシャクとした夫(忍成修吾)との関係に虚しさを感じていた。死期の迫った父を姉(江口のりこ)と交代で病院へ見舞う日々が続く。‐専門学校生だった25歳の彩乃(佐々木心音)は軽い気持ちで出演したAVを天職のように感じていた。彼女の仕事を知って驚いた母(渡辺真起子)が突然訪ねて来る。‐実家の祖母(根岸季衣)のもとで奔放な母(高岡早紀)と暮す高校生のあやこ(山田愛奈)は、人づき合いが苦手で絵を描くことが趣味だった。ある日、彼女の母親が元AV女優だという噂がクラスに広まり始める。原作は現役AV女優紗倉まなの同名小説。(121分)[投票]
★3夜間もやってる保育園(2017/日)24時間保育を行う夜間保育園の実情を紹介するドキュメンタリー。新宿・歌舞伎町に隣接するエイビイシイ保育園は、1989年に当時批判の多かった無認可ベビーホテルから始まり、今は0歳から修学前の子供90人を預かる認可夜間保育園だ。さまざま事情をかかえた親子の要望に応え、卒園者の8割は併設された学童保育園へと進む。さらに完全オーガニックの給食や、就学時に問題行動が予想される多動癖の子供への療育プログラムにも取り組み始めた。現在、全国に2万ヵ所ある保育園のなか24時間の認可保育園はわずか80ヶ所。東京のほか、北海道、沖縄、新潟の夜間保育園を訪ね親、子、保育士、経営者たちの姿から、その取り組みと課題を浮き彫りにする。(111分)[投票]
★4裁き(2014/インド)インドのムンバイ。初老の民謡歌手カンブレ(ヴィーラー・サーティダル)が逮捕された。彼の反体制的で扇動的な歌に触発されて、下水清掃人が自殺したというのだ。過去の犯歴や法律で有罪を主張する女性検察官(ギータンジャリ・クルカルニー)に、論理的に対抗する若手の人権派弁護士(ヴィヴェーク・ゴーンバル)、律儀で慎重な裁判官(プラディープ・ジョーシー)、さらに頼りない証人たちの登場で裁判は遅々として進まない。下級裁判所の公判に集う人々を通して、階級格差、庶民意識、多言語社会や根深い因習がユーモアを交えながら、さりげなく浮き彫りにされていく。27歳、チャイタニヤ・タームハネー監督の初長編作。(116分)[投票]
★3禅と骨(2016/日)80歳を目前に、日本の童謡を題材にした少女の映画化に奔走する京都の禅僧ヘンリ・ミトワ。ドラマとアニメを交えながら、彼の複雑な人生模様にせまるドキュメンタリー。ヘンリは1918年、アメリカ人と日本人の母の間に横浜で生まれた。裕福だった家庭も父が帰国してしまった後、仕送りも途絶え次第に生活は困窮し、特高警察からスパイ容疑者として監視される日々が始まる。逃げるように渡米し現地で日本人の妻をえて子供をもうけるが、第二次大戦が勃発しアメリカ各地の日系人収容所を転々とする。エンジニア、家具職人、茶道、陶芸、文筆、絵と多才な青い目の禅僧の強烈な個性と屈折した執念の源を、複雑な人生と家族との葛藤を通してあぶり出す。(127分)[投票]
★5リュミエール!(2016/仏)シネマトグラフの発明により、現在の映画興行の形式を確立し「映画の父」と呼ばれるルイ・リュミエールオーギュスト・リュミエール兄弟の作品を読み解くドキュメンタリー。1895年から1905年の10年間に製作された1422本の短編(1本約50秒)から108本を厳選。演出、移動撮影、トリック、リメイクといった映画技術や、家族、都市、交通、芸能、庶民生活、労働、異国といったテーマを通じて現在の映像文化の萌芽となる事象が全11章の構成で検証される。監督・脚本・プロデュース・編集・ナレーション(日本語版:立川志らく)は、カンヌ国際映画祭総代表でリュミエール研究所ディレクターのティエリー・フレモー。(4Kデジタル修復版/90分)[投票]
★3ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013/日)シナリオライター志望の馬淵みち代(麻生久美子)は34歳。学生時代からコツコツ書き続けコンクールに応募してきたが、いまだに一次審査すら通ったことがない。一念発起、コネでも見つけようと友人のマツモトキヨコ(山田真歩)を強引に誘ってシナリオスクールに入学する。そこで出会った天童義美(安田章大)という男。俺は才能にあふれた天才脚本家の卵だと豪語して他の生徒たちの習作を酷評する自信家だ。そのくせい何かと言い訳してばかりで、自分では一向にシナリオを書こうとしないのだ。年齢的にも後がなく“ばしゃ馬”のように勉強する生真面目な馬淵は、そんな天童の“ビッグマウス”がうっとおしくてしかたない。(119分)[投票]
★4立ち去った女(2016/フィリピン)1997年。殺人罪で服役していた小学校教師ホラシア(チャロ・サントス・コンシオ)は冤罪が晴れて釈放された。すでに収監から30年がたち、夫は亡くなり息子は行方不明になっていた。ホラシアは彼女に罪を着せた元恋人のロドリゴ(マイケル・デ・メサ)への復讐を密かに決意。いまは成功者として彼が暮らす町で、野外食堂を開き、卵の行商人(ノニー・ブエンカミーノ)やホームレスの女、流れ者のゲイ(ジョン・ロイド・クルーズ)ら社会の底辺で暮らす人々と交流しながら復讐の機会をうかがうのだった。トルストイの短編「God Sees the Truth, But Waits」に着想を得た贖罪の物語。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞。(228分/モノクロ) [投票]
★3あゝ、荒野 後編(2017/日)堀口(ユースケ・サンタマリア)のボクシングジムで兄弟のように過ごし、プロデビューした新宿新次(菅田将暉)とバリカン建二(ヤン・イクチュン)。着々と戦績を重ねた新次は、かつて仲間を裏ぎり今はホープとして注目を集めている裕二(山田裕貴)との対戦が決まり殺気立つ。一方、才能を持ちながら伸び悩む建二は、逃げるように別のジムへ移籍していった。建二の父(モロ師岡)と、自殺した夫の運命的な関係に気づく新次の母(木村多江)。新次の恋人(木下あかり)が福島の被災地に残してきた母親(河井青葉)の存在。建二と学生活動家の元恋人(今野杏南)の出会い。様々な人間模様が明らかになっていく。(147分)[投票]
★4あゝ、荒野 前篇(2017/日)大震災から10年、東京五輪も終わった2021年。介護士と自衛官不足に窮し提案された徴兵制のような法案に反対するデモが広がり、増加する自殺を実力で撲滅しようとする急進的な学生団体も現れ社会は閉塞感に包まれていた。そんな時代、母に捨てられた少年院帰りの新次(菅田将暉)と、韓国人の母を亡くし元自衛官の父(モロ師岡)の暴力を受けて育った健二(ヤン・イクチュン)は、堀口(ユースケ・サンタマリア)の場末のジムでボクシングを始める。すべてを怒りに換える新次と、相手を殴ることすらためらう建二。新次は仲間を裏切った裕二(山田裕貴)への復讐が、極度の吃音に苦しむ建二は社会とつながることが目的だった。(157分)[投票]
★3エルネスト(2017/日=キューバ)1962年。ボリビアの日系青年・フレディ前村(オダギリジョー)は、医師を志し革命直後のキューバに留学する。ボリビアの貧しい人々を救いたいという思いから、フレディは仲間と共に勉学に没頭していた。そんななかチェ・ゲバラ(ホワン・ミゲル・バレロ・アコスタ)との出会い、核戦争寸前に至ったキューバ危機、女子留学生への淡い想いを経験し多感なフレディの情熱は増々高まっていく。64年、祖国ボリビアで軍事クーデターが没発。フレディは圧政に苦しむ祖国民のために闘うことを決意。戦士名「エルネスト・メディコ(医者)」を授かり、ゲバラとともにボリビアでのゲリラ戦に参加するのだった。実在の日系人戦士の半生を描く青春ドラマ。(124分)[投票]
★5わたしたち(2015/韓国)10歳の少女ソン(チェ・スイン)はクラスで仲間はずれにされていた。小さい頃は仲の良かったボラ(イ・ソヨン)と、なんとか仲直りしたくて近づくが冷たく無視されてしまう。1学期の終業式の日、掃除当番を押しつけられて一人で教室に残っていたソンは転校生のジア(ソル・へイン)と出会う。すぐに仲良くなった二人は夏休みの間、毎日のように互いの家を訪ね泊まりあうほどの仲になった。両親が共働きで幼い弟の世話をしながら質素に暮らすソン。親が仕事のためイギリスにおり祖母と暮す裕福なジア。新学期を迎え、そんな二人の仲に異変が起きる。少女たちの繊細な心模様と人間関係を描くユン・ガウン監督の体験的長編デビュー作。(94分)[投票]
★4ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年(2015/日)1995年にプロボクサー辰吉丈一郎を題材にした『BOXER JOE』を撮った阪本順治が、その後20年間にわたりインタビューを続行し辰吉の心境の変遷を記録意したドキュメンタリー。95年、WBC世界バンタム級王者統一戦に敗れながら引退を拒否し、日本のリングに立てなくなった25歳の辰吉は海外に闘いの場を求めた。翌年、次男の寿以輝が誕生。27歳で3度目の世界王者に返り咲くも翌年に防衛に失敗、時を同じく父を亡くす。以後、4度目の王者を目指すも37歳で国内ライセンスが失効し「引退選手」扱いとなるがこれを拒否。44歳になった2014年には、息子の寿以輝がプロライセンスを取得。それでも辰吉は引退を口にせずトレーニングを続けている。(82分)[投票]