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ぽんしゅうさんのあらすじ: 更新順

★4恋は光(2022/日)恋する女たちが放つ“光”が実際に見えてしまう大学生の西条(神尾楓珠)。自分でもコントロールできないそんな現象に悩み、人との距離が上手く取れない彼の唯一の理解者が、同じ大学に通う幼馴染の北代(西野七瀬)だった。西城はある日、文学書を読みあさり「恋の定義」を探し求める風変わりな女子大生東雲さん(平祐奈)と出会って不思議な感情がわき起こる。興味津々で仲介を西条に頼んだが・・・。そんな三人の様子を見ていた他人の男を奪うことに猛然と燃える女、宿木(馬場ふみか)が急接近してくるのでした。秋★枝の同名コミックスを『殺さない彼と死なない彼女』の小林啓一監督が実写化した哲学風学園ラブコメ。(111分) [投票]
★3東京2020オリンピックSIDE:B(2022/日)2021年に開催された東京オリンピックの公式記録映画。「SIDE:B」では新型コロナウイルス感染症により大会が延期され、翌年無観客で開催されるまでの動きが組織委員会の視点で描かれる。マラソンコース変更、延期の是非に揺れる組織幹部。一年延期への国内外のアスリートたちの対応。開閉会式の演出責任者の交代。選手村や会場設営者たちの心境。日本各地の聖火リレーへの期待と戸惑い。医療関係者たちの声。批判を浴びるIOCバッハ会長の動向。森喜朗会長の女性蔑視発言の波紋。開催中止を叫ぶ市民デモ。その様相は商業化し肥大化した平和の祭典が内在した矛盾の噴出のようであり、未来のオリンピックのための苦悩の脱皮のようにも見える。(123分) [投票]
★3流浪の月(2022/日)ある雨の日、10歳の更紗(白鳥玉季)は公園で出会った大学生の佐伯文(松坂桃李)のアパートで数日間過ごした。捜索願が出され更紗は保護され、その出来事はロリコン誘拐事件として大々的報道された。15年後、今でもネットに残るその誘拐事件の被害者であること更紗(広瀬すず)は隠すことなく淡々と暮らしていた。恋人の亮(横浜流星)も辛い過去に理解を示し結婚話しを進めようとする。そんな矢先、更紗は同僚(趣里)に誘われて行った店で働く文(松坂)を見かけた。それ以来、更紗は何故か店に通い始めるのだった。在りのままに自分らしく過ごすために・・・トラウマを抱えた若者たちの物語。原作は凪良ゆうの本屋大賞受賞作。(150分)[投票]
★2東京2020オリンピックSIDE:A(2022/日)2021年に開催された東京オリンピックの公式記録映画。当初、2020年に予定されてた大会は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより一年延期されたすえ、東京に4回目の緊急事態宣言が発令され開催中止を求める声が上がるなか無観客で開催された。映画は河瀬直美総監督により参加したアスリートの視点から描く「SIDE:A」と大会の裏で起きていた出来事を描く「SIDE:B」の2編で構成。「SIDE:A」はアスリートたちが直面した国家と個人、ジェンダーと競技活動、人権活動と国の代表、学問との両立といったテーマが取り上げられる。そこには多様化する価値観のもと、アスリートたちのニューノーマルのあり方が示唆されているように見える。(120分)[投票]
★4夜を走る(2021/日)郊外の鉄屑解体工場。40歳で女性経験もない気弱な秋本(足立智充)は仲間や営業先からも軽んじられ、無理なノルマを押し付ける上司の本郷(高橋務)のパワハラまがいの扱も素直に受け入れるような男だった。一方、年下だが妻子持ちの谷口(玉置玲央)は、強い者にはへつらい弱者には上から目線で立ち回る狡猾者。二人は工場を訪れをた新人営業の理沙(玉井らん)を飲みに誘い、夜遅くまで連れまわしたすえにトラブルを引き起こしてしまう。秋本は失踪し谷口は上司の本郷に尻拭いをさせようと企てるのだが事態は思わぬ方向に転がり始める。身勝手で醜悪な男たちの顛末を描くクライムサスペンス。監督・脚本は『教誨師』の佐向大。(125分)[投票]
★3ワン・セカンド 永遠の24フレーム(2020/中国)1968年、文化大革命ただ中の中国。ある村に映画を見るために遥々砂漠を歩いてやってきた男(チャン・イー)がいた。造反者として家族と引き離され強制労働所に送らていた男は、8歳のときに分かれた娘が映画に写っていると聞きつけ成長した姿をひと目たくて脱走してきたのだ。ところがボロボロの身なりの孤児(リウ・ハオツン)にフィルムが盗まれてしまう。男は孤児とフィルム争奪の攻防を繰り広げたすえに映写技師のファン(ファン・ウェイ)のもとに返すのだが・・・。待ちに待った上映を楽しみに興奮する村人たちの前で、またもや思わぬ事態が起きてしまう。チャン・イーモウ監督の原点回帰を思わせる孤独な男と少女の物語。(103分)[投票]
★5白い牛のバラッド(2020/イラン=仏)一年前に夫を死刑で亡くしたみミナ(マリヤム・モガッダム)は、テヘランの牛乳工場で働きながら聴覚障害のある娘ビタ(アヴィン・プラウフィ)とひっそり暮らしていた。そんなある日、裁判所から呼び出しを受け真犯人が見つかり夫は無罪だったと知らされる。賠償金で解決しようとする裁判所に対してミナは、夫を有罪にした判事の謝罪を求めるが色よい返事は得られない。理不尽な状況に消沈するミナ。そんな母娘のもとに夫の旧友レザ(アリレザ・サニファル)が訪ねてくる。監督は父親を死刑で亡くした経験を持ち主演も務めるマリヤム・モガッダムとベタシュ・サナイハ。牛はイスラムの犠牲祭で生贄にささげられる動物だという。(105分)[投票]
★3裸の銃弾(1969/日)若いときに組を抜けようとしてリンチに合い、ヤクザ組織にルサンチマンを抱くショウ(吉澤健)は、その後闇社会の拳銃の使い手となっていた。かつてのボスに復讐するためにショウは仲間(港雄一/小水一男)らと、麻薬取引の現場を襲い現金とクスリを強奪しようと試みる。ところが肝心のクスリは偽ものだった。取引のからくりを知っているはずだと、現場にいた女アケミ(林美樹)を拘束し聞き出そうとするのだが・・・。組織から狙われながらクスリの所在を巡って、3人組の拳銃強盗と謎の女の駆け引きが繰り広げられるクライムアクション。大和屋竺と小水一男の脚本による絶頂期の若松孝二監督作。(72分/パートカラー/成人映画)[投票]
★3鉛の墓標(1964/日)父親を戦地で亡くし進駐軍に母親を絞殺されたミツグ少年は、世の中を恨み反抗的で無軌道な23歳の青年(野上正義)になっていた。その人殺しも厭わない大胆さを見込まれてミツグは謎の男小林(寺島幹夫)に拾われ、やがて闇組織の大ボスの命じるままに実績を上げ一目置かれる殺し屋に成り上がる。その一方、大金を稼ぐようになったミツグは、昔なじみの素朴で純情な恋人(田代かほる)と結婚。心の底にわだかまる母親への思慕と生来の優しさで平穏な家庭を築こうとするのだが・・・・。若松孝二初期の監督作で裏社会の非情を描くバイオレンス&メロドラマ。(モノクロ/86分/成人映画)[投票]
★3女子高生に殺されたい(2022/日)イケメンの新任教師、東山春人(田中圭)に女子高生たちは騒然となっていた。実は春人には密かな計画があった。彼はオートアサシノファイリア(他人に殺されることで快感を得る性的嗜好)という特異な性癖の持ち主で、9年間かけて綿密に練った計画を実行して「女子高生に殺される」ためにこの学校にやってきたのだ。春人は、もの静かでどこか陰のある真帆(南沙良)と、その親友で予知能力を持ったあおい(河合優実)、そして演劇部の快活な京子(莉子)とストイックな柔道部員、愛佳(茅島みずき)を巧みに操って“その計画”を着々と進めるのだった。古屋兎丸の原作コミックを城定秀夫の脚本・監督で映画化したミステリー。(113分)[投票]
★5新宿マッド(1970/日)若者たちがたむろする新宿。フーテン生活から足を洗い、アングラ劇団の役者に専念しようとしていた青年十郎が何者かに惨殺された。警察の捜査が遅々として進まぬなか、九州から上京した父親(谷川俊之)は刑事たちの制止を無視して犯人捜しを始める。犯行現場に居合わせた息子の劇団仲間の恋人(江島裕子)、公園で乱交にふけるフーテンカップルたち、ひたすらがなりたてるフォークゲリラ、街を暴走するカミナリ族。若者たちの混沌のなか父親は「新宿マッド」と呼ばれる謎の人物の存在にたどり着くのだった。彷徨する若者たちと大戦経験世代の価値観の齟齬を描く出口出(足立正生)脚本による若松孝二監督作。(65分/パートカラー/成人映画)[投票]
★4マイスモールランド(2022/日=仏)埼玉の高校に通うサーリャ(嵐莉菜)は難民申請中のクルド人一家の長女だ。すっかり日本社会に溶け込み友人たちと屈託なく過ごす。父(アラシ・カーフィザデー)は民族の誇りを失わないように祖国の習慣を重んじて暮らすが、中学生の妹(リリ・カーフィザデー)は日本語しか分からず小学生の弟(リオン・カーフィザデー)も学校に馴染めずにいた。サーリャは進学資金のため、父に内緒で川向こうの東京のコンビニでアルバイトをしていた。そんななか難民申請が却下され一家の在留カードは無効となり就労も県外への移動も禁止されてしまう。外国人の子供たちの帰属の揺れを描く川和⽥恵真の商業映画監督デビュー作。(114分)[投票]
★3TITANE/チタン(2021/仏=ベルギー)少女アレクシアは交通事故で頭部に金属プレートを埋め込んだ。そのせいなのか、成人して煽情的なダンサーとなったアレクシア(アガト・ルセル)は、人付き合いが悪く暴力的で感情のままに人を殺め、なんと自動車に性的な興奮を覚え関係を持つモンスターになっていた。残虐な殺人を重ね警察から追われる身となったアレクシアは男になりすまし、マッチョな初老の消防隊長ヴィンセント(ヴァンサン・ランドン)の息子として隊員訓練を受けながら一緒に暮らし始めるのだが・・・。ジェンダーの流動性を過激に描き賛否のなか、女性監督として二人目のカンヌ映画祭パルムドール(最高賞)を受賞したジュリア・デュクルノーのボディホラー。(108分)[投票]
★3アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版(2021/ルーマニア=チェコ=クロアチア)名門中学校の教師で評価も高かったエミ(カーチャ・パスカリュー〕だが、夫とのプライベートなセックス動画がネットに流出。生徒や親たちの目に触れてしまった。緊急の保護者会が招集され呼び出されたエミの一日が三部構成で描かれる。パート1:校長に呼び出されたエミは空疎で暴力的な出来事や風景に溢れた町を彷徨うように歩きまわる。パート2:警句やジョーク、皮肉たっぷりの記録映像が洪水のように流れ“社会の記憶”がよみがえり・・・、パート3:そして保護者会。エミは父母たちの滑稽なまでに偽善、欺瞞、偏見、偏向、差別だらえけの“批難”の矢面に立たされる、のですがソレにもまして結末もまた破天荒!ベルリン映画祭金熊賞。(106分)[投票]
★4パリ13区(2021/仏)電話セールスのオペレーターで台湾系のエミリー(ルーシー・チャン)は、ルームメートのアフリカ系高校教師カミーユ(マキタ・サンバ)の肉体に惹かれ関係を続けているが、彼はエミリーを醒めた目でみていた。同じ頃、地方暮らしに見切りをつけて32歳で大学に復学したノラ(ノエミ・メルラン)は新生活に期待を抱いていた。ところが学内で、実はノラはWebのアダルト配信で人気のポルノスター・スウィート(ジェニー・ベス)だと評判になってしまう。大学にいづらくなり働きはじめたノラは職場で、教師を休職して働いていたカミーユと知り合う。セーヌ川南岸を舞台に男女の性と恋愛模様を描くジャック・オディアール監督作。(白黒/105分) [more][投票]
★4ツユクサ(2022/日)海辺の小さな町で、もうすぐ50歳になる五十嵐芙美(小林聡美)は地元のタオル工場に勤めながら一人で暮らしている。一時期、飲酒が過ぎて断酒会に通っているが生活がすさんでいるわけではない。職場の直子(平岩紙)と妙子(江口のりこ)が気の置けないオバサン仲間で、直子の小学生の息子航平(斎藤汰鷹)は芙美のことを“ふみちゃん”と呼んで第二のお母さんのようになついていた。そんな芙美はときおり近所で見かける、くたびれた工事現場の交通誘導員(松重豊)が気になりだしていた。過去に“心の傷”を負った男と女たちの再生を優しく見守る物語。安倍照雄が10年以上温めていたオリジナル脚本を平山秀幸が映画化。(95分)[投票]
★4カモン カモン(2021/米)「未来について」というテーマで全国を巡り、子供たちの声を集めるラジオジャーナリスト・ジョニー(ホアキン・フェニックス)。そんな彼のもとに、疎遠だった妹のヴィヴ(ギャビー・ホフマン)から電話があり、心を病んだ夫の看病のために家を空けるので、しばらく9歳の息子ジェシー(ウディ・ノーマン)を預かって欲しいと頼まれる。二人は、数年前に認知症の母の介護で対立して以来わだかまりを抱えていた。再会した甥は、物事へのこだわりが強く空想癖のある少年になっていた。そんな甥ジェシーの突飛な質問攻めにあいながら、ジョニーは全米の都市を飛び回り取材を続けることに・・・。(モノクロ/108分)[投票]
★3金の糸(2019/グルジア=仏)ジョージアの首都トビリシ。小説家のエレネ(ナナ・ジョルジャゼ)は娘夫婦と暮らしているが、79歳の誕生日を誰も覚えていてくれない。足が悪く外出もままならず話し相手は小さなひ孫だけ。ソ連時代に政府高官だった娘婿の母ミランダ(グランダ・ガブニア)と同居することになったのも不満だ。そこへ昔の恋人アルチル(ズラ・キプシゼ)から突然電話が掛かってきた。誕生日を覚えていてくれたのだ。やがて3人を結ぶソ連邦時代の出来事が明かされるのだった。題名は割れた陶磁器を修復する日本の「金継ぎ」に由来する。ソ連時代に高い評価を得ていた女性監督ラナ・ゴゴベリゼが91歳で撮った自身の過去を投影した27年ぶりの新作。(91分) [more][投票]
★3英雄の証明(2021/イラン=仏)事業に失敗し借金が返済できず服役中のラヒム(アミール・ジャディディ)は、特別休暇で出獄中に婚約者(サハル・ゴルデュースト)が拾った金貨で借りた金を返そうとするが、すんでのところで改心し落とし主に返却する。それが美談としてテレビで紹介されラヒムは一躍英雄として脚光を浴びる。一方SNSで、美談は作り話だとい噂が拡散し始め問い詰められたラヒムは小さな嘘を重ねてしまう。騒動は息子(サレー・カリマイ)と姉(マルヤム・シャーダイ)一家、さらに別れた妻(サリナ・ファルハディ)を巻き込み広がっていく。善意と悪意の狭間で揺れる人の弱さを描くアスガー・ファルハディのカンヌ国際映画祭グランプリ作。(127分)[投票]
★3アネット(2021/仏=独=ベルギー=日)ヘンリー(アダム・ドライバー)は、その過激さで客を「笑いで死なせる」と人気のスタンダップ・コメディアン。死をテーマに歌う世界的なオペラ歌手アン(マリオン・コティヤール)は「舞台で死んで人を救う」といわれていた。そんな二人が恋に落ち、世間の耳目を集めるなか結婚し娘のアネットが生まれた。ところが人気に陰りが見え始めたヘンリーは、アンの名声に嫉妬し妬み酒に溺れてしまう。そして二人に悲劇がおとずれた。それをきっかけに幼いアネットの不思議な才能が開花するのだった。バンド・スパークの原案・音楽によるレオス・カラックスのダークファンタジー・ミュージカル。カンヌ国際映画祭 監督賞作。(140分)[投票]