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ぽんしゅうさんのあらすじ: 更新順

★4立ち去った女(2016/フィリピン)1997年。殺人罪で服役していた小学校教師ホラシア(チャロ・サントス・コンシオ)は冤罪が晴れて釈放された。すでに収監から30年がたち、夫は亡くなり息子は行方不明になっていた。ホラシアは彼女に罪を着せた元恋人のロドリゴ(マイケル・デ・メサ)への復讐を密かに決意。いまは成功者として彼が暮らす町で、野外食堂を開き、卵の行商人(ノニー・ブエンカミーノ)やホームレスの女、流れ者のゲイ(ジョン・ロイド・クルーズ)ら社会の底辺で暮らす人々と交流しながら復讐の機会をうかがうのだった。トルストイの短編「God Sees the Truth, But Waits」に着想を得た贖罪の物語。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞。(228分/モノクロ) [投票]
★3あゝ、荒野 後編(2017/日)堀口(ユースケ・サンタマリア)のボクシングジムで兄弟のように過ごし、プロデビューした新宿新次(菅田将暉)とバリカン建二(ヤン・イクチュン)。着々と戦績を重ねた新次は、かつて仲間を裏ぎり今はホープとして注目を集めている裕二(山田裕貴)との対戦が決まり殺気立つ。一方、才能を持ちながら伸び悩む建二は、逃げるように別のジムへ移籍していった。建二の父(モロ師岡)と、自殺した夫の運命的な関係に気づく新次の母(木村多江)。新次の恋人(木下あかり)が福島の被災地に残してきた母親(河井青葉)の存在。建二と学生活動家の元恋人(今野杏南)の出会い。様々な人間模様が明らかになっていく。(147分)[投票]
★4あゝ、荒野 前篇(2017/日)大震災から10年、東京五輪も終わった2021年。介護士と自衛官不足に窮し提案された徴兵制のような法案に反対するデモが広がり、増加する自殺を実力で撲滅しようとする急進的な学生団体も現れ社会は閉塞感に包まれていた。そんな時代、母に捨てられた少年院帰りの新次(菅田将暉)と、韓国人の母を亡くし元自衛官の父(モロ師岡)の暴力を受けて育った健二(ヤン・イクチュン)は、堀口(ユースケ・サンタマリア)の場末のジムでボクシングを始める。すべてを怒りに換える新次と、相手を殴ることすらためらう建二。新次は仲間を裏切った裕二(山田裕貴)への復讐が、極度の吃音に苦しむ建二は社会とつながることが目的だった。(157分)[投票]
★3エルネスト(2017/日=キューバ)1962年。ボリビアの日系青年・フレディ前村(オダギリジョー)は、医師を志し革命直後のキューバに留学する。ボリビアの貧しい人々を救いたいという思いから、フレディは仲間と共に勉学に没頭していた。そんななかチェ・ゲバラ(ホワン・ミゲル・バレロ・アコスタ)との出会い、核戦争寸前に至ったキューバ危機、女子留学生への淡い想いを経験し多感なフレディの情熱は増々高まっていく。64年、祖国ボリビアで軍事クーデターが没発。フレディは圧政に苦しむ祖国民のために闘うことを決意。戦士名「エルネスト・メディコ(医者)」を授かり、ゲバラとともにボリビアでのゲリラ戦に参加するのだった。実在の日系人戦士の半生を描く青春ドラマ。(124分)[投票]
★5わたしたち(2015/韓国)10歳の少女ソン(チェ・スイン)はクラスで仲間はずれにされていた。小さい頃は仲の良かったボラ(イ・ソヨン)と、なんとか仲直りしたくて近づくが冷たく無視されてしまう。1学期の終業式の日、掃除当番を押しつけられて一人で教室に残っていたソンは転校生のジア(ソル・へイン)と出会う。すぐに仲良くなった二人は夏休みの間、毎日のように互いの家を訪ね泊まりあうほどの仲になった。両親が共働きで幼い弟の世話をしながら質素に暮らすソン。親が仕事のためイギリスにおり祖母と暮す裕福なジア。新学期を迎え、そんな二人の仲に異変が起きる。少女たちの繊細な心模様と人間関係を描くユン・ガウン監督の体験的長編デビュー作。(94分)[投票]
★4ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年(2015/日)1995年にプロボクサー辰吉丈一郎を題材にした『BOXER JOE』を撮った阪本順治が、その後20年間にわたりインタビューを続行し辰吉の心境の変遷を記録意したドキュメンタリー。95年、WBC世界バンタム級王者統一戦に敗れながら引退を拒否し、日本のリングに立てなくなった25歳の辰吉は海外に闘いの場を求めた。翌年、次男の寿以輝が誕生。27歳で3度目の世界王者に返り咲くも翌年に防衛に失敗、時を同じく父を亡くす。以後、4度目の王者を目指すも37歳で国内ライセンスが失効し「引退選手」扱いとなるがこれを拒否。44歳になった2014年には、息子の寿以輝がプロライセンスを取得。それでも辰吉は引退を口にせずトレーニングを続けている。(82分)[投票]
★3新感染 ファイナル・エクスプレス(2016/韓国)韓国で新種のウイルスが蔓延し始めていた。ソウル発プサン行きの新幹線KTXに一人の感染者が紛れ込む。列車には、小学生の娘スアン(キム・スアン)を別居中の妻の元へ送り届ける金融マンのソグ(コン・ユ)、妊娠中の妻(チョン・ユミ)と武骨で屈強なその夫(マ・ドンソク)、学生野球チームの面々(チェ・ウシク/アン・ソヒ)、バス会社重役(キム・ウィソン)らが乗り合わせていた。車内で感染爆発が発生。乗客は凶暴なゾンビと化し、群れを成して時速300キロで突き進む密室はパニック状態に陥った。懸命の抵抗の中、他人を犠牲にしてでも生き残ろうとする者もあらわれる。アニメ作家ヨン・サンホの長編実写初監督作。(118分)[投票]
★5三度目の殺人(2017/日)弁護士の重盛(福山雅治)は、同僚の摂津(吉田鋼太郎)に頼まれ殺人事件の弁護を渋々引き受ける。摂津は二転三転する容疑者、三隅(役所広司)の供述に音を上げたのだ。重盛は真実よりも裁判に勝つことを優先する現実主義者だ。しかし、三隅は30年前にも殺人で服役しているうえ、今回も強盗殺人を認めており死刑の可能性が高かった。プライドの高い重盛は何とか減刑を勝ち取ろうと、助手の川島(満島真之介)と苦心して法廷戦術を立てるが、突然三隅は殺人は被害者の妻(斉藤由貴)からの依頼だと言いだした。本心を見せない容疑者と裁判制度の間で、重盛の信念は大きく揺らぎ始めるのだった。人の心と司法の矛盾を突く心理サスペンス。(124分) [投票]
★4パターソン(2016/米)ニュージャージー州パターソン。街と同じ名前のバス運転手パターソン(アダム・ドライバー)は、ユニークな感性の妻ローラ(ゴルシフテ・ファラハニ)と愛犬マービンと暮している。そして、彼の趣味は詩を書くこと。毎朝決まった時間に起き、職務を忠実にこなし、妻の独創的な手料理で夕食を済ませ、愛犬の散歩のついでにドク(バリー・シャバカ・ヘンリー)の酒場で一杯ひっかける。これが判で押したような彼の一日だ。平凡にみえる毎日だが、小さな変化や幸せや事件は起きる。そんな日々のなか、パターソンは乗客の会話に耳を傾け、車窓から見える風景や、身の回りの些細な出来事を観察しながら秘密のノートに詩を書きためていた。(118分)[投票]
★3ロスト・イン・パリ(2016/仏=ベルギー)カナダの雪深い村。未婚の中年女性フィオナ(フィオナ・ゴードン)のもとに、子供のころに別れパリへ行ってしまった親戚のマーサおばさん(エマニュエル・リヴァ)から手紙が届いた。無理やり老人ホームに入れられてしまうので助けて欲しいというのだ。マーサを救うためフィオナは単身パリへ。右も左も分からず言葉も上手く通じない街をさ迷ううちに、パスポートや財布に衣類すべてを詰め込んだバックパックを失くしてしまった。その荷物を拾ったホームレスのドム(ドミニク・アベル)はフィオナにひと目惚れ。マーサおばさん探しを手伝おうとすのだが・・・。道化師夫妻アベル&ゴードンが監督・脚本・製作・主演するコメディー第三作。(83分)[投票]
★4拳銃魔(1949/米)その少年、バートは幼いころから銃に異常な執着を示した。小学生ですでに銃を手にし、10代の頃には射撃の腕前は大人顔負け。仲間内では一目置かれる存在だった。しかし、彼はどんなことがあっても決して生き物は撃たない清廉な心の持ち主でもあった。青年となったバート(ジョン・ドール)は兵士となり第二大戦に従軍し終戦とともに村に復員してきた。おりしも村はカーニヴァル。幼なじみの友人と出かけた拳銃ショウに出演していた射撃の女王アニー(ペギー・カミングス)と腕比べをすることになった。銃の匂いに吸い寄せられるように出会った男と女の数奇な運命を描くフィルム・ノアールの傑作。(87分/白黒/スタンダード)[投票]
★4ジョギング渡り鳥(2015/日)毎朝、純子(中川ゆかり)はジョギングを欠かさない。渡り鳥が飛来する川の土手には五輪メダリスト(永山由里恵)とコーチの夫(古川博巳)がお茶を出す休憩所がありジョガーたちが集う。その町に、神を探す旅をしていた宇宙人たちが飛来する。彼らは姿が見えないのをよいことにビデオで人間たちを記録し始めた。純子やメダリストを取材する記者(小田原直也)。自主制作映画の優柔不断な監督(柏原隆介)と女優(古内啓子)。流れ者の建設作業員(小田篤)と片腕がない同僚のどん兵衛(矢野昌幸)、その面倒をみる居酒屋店員(茶円茜)たちを記録するうちに、人間には宇宙人にはない“わたし”と“あなた”という概念があり、みな居場所を求めていることを知る。(157分) [more][投票]
★4海辺の生と死(2017/日)昭和19年の末。奄美のカゲロウ島へ海軍の部隊が配備された。爆薬ともに特攻艇で敵艦につっこむこと。それが隊に与えられた任務だ。国民学校の代用教員トエ(満島ひかり)は、純白の軍服に身をつつむ若き特攻隊長の朔(サク)中尉(永山絢斗)に一瞬にして惹かれる。文学を愛し島唄を好み子供たちに慕われる逆中尉。ふたりの愛は島の時間のようにゆっくりと、しかし激しく成就していくのだった。東京が焼け野となり、沖縄が戦場と化し、広島に新型爆弾が落された。そんな話が島へ伝わりはじめたとき、ついに逆が出撃する日がやってくる。原作は島尾ミホの同名小説と後にミホと愛憎劇を繰り広げる夫の島尾敏雄の「島の果て」ほか。(155分)[投票]
★4殺人者(1946/米)地方の小都市のガソリンスタンド。若い店員スウェード(バート・ランカスター)が二人組の殺し屋に射殺された。高額の保険金と、その受取人に不信をいだいた保険会社の調査員リアダン(エドモンド・オブライエン)は、彼が元ボクサーだったことを突き止め、幼なじみの刑事ルビンスキー(サム・レヴェン)によって逮捕され服役していたことを知る。そして、暗黒街のボス、コルファクス(アルバート・デッカー)の情婦キティ(エヴァ・ガードナー)に心ひかれ、狂わされたスウェードの人生が徐々に明らかになって行く。アーネスト・ヘミングウェイの短編をもとにしたファム・ファタール・ノアール。(103分/白黒/スタンダード)[投票]
★3都会の牙(1950/米)会計士のビグロウ(エドモンド・オブライエン)は、一緒に行きたいとせがむ秘書で恋人のポーラ(パメラ・ブリットン)を残し、ひとりで休暇を楽しむために西海岸へ出かけてしまう。ハメをはずし飲み明かした翌朝、体調に異変を感じ病院を訪れたたビグロウは、体に猛毒が回っていて余命は数日だと宣告されてしまう。昨夜、バーで何者かに毒を盛られていたのだった。何故、自分が殺されなければいけないのか!ビグロウは謎の電話をかけてきたフィリップという男に会いに行くが・・・・。わが身に振りかかった謎を解くためビグロウは、残されたわずかな時間のなかサン・フランシスコの街を駆け巡る。(83分/白黒/スタンダード)[投票]
★3誘拐魔(1947/米)20世紀初めのロンドン。若い女性の連続失踪事件が発生していた。ダンスクラブで男性客の相手を務めるダンサーのサンドラ(ルシル・ボール)の同僚も、初めて声を掛けられた男と会うと言い残し行方が分からなくなってしまった。サンドラから事情聴取した警察のテンプル捜査官(チャールズ・コバーン)は、彼女の美貌と頭の回転の速さを見込んで犯人をおびき出すための“おとり”を依頼する。協力を快諾したサンドラの前に、次々と怪しげな男たちが現れるのだった。そんななか、プレボーイでやり手の芸能エージェント・ロバート(ジョージ・サンダース)がサンドラに近づいて来た。コメディタッチのロマンチックサスペンス。(103分/白黒)[投票]
★3彼女の人生は間違いじゃない(2017/日)福島県いわき市の市役所職員みゆき(瀧内公美)は母を津波で亡くし仮設住宅で父と暮らしている。職につこうとしない父修(光石研)は補償金でパチンコ三昧。家族が離散し小学生の弟と暮らす同僚の新田(柄本時生)は、広報担当として取材の窓口から被災者の墓地の世話まで日々奔走していた。夫が原発の汚染水処理に携わる隣家の妻(安藤玉恵)は周囲の嫌がらせに耐えている。みゆきもまた、恋人(篠原篤)と別れ、毎週末、高速バスで上京しては渋谷のデリヘルで働いていた。その夜も、みゆきは店の三浦(高良健吾)が運転する車で客のもとへ向かうのだった。震災から5年。将来の展望が開けぬまま現実に直面する被災者たちの群像劇。(119分)[投票]
★4アーリーキャット(2016/日)ボクシングの元東洋チャンピオン朝秀晃(窪塚洋介)は、今は警備会社のアルバイト社員として働いていた。そんな秀晃のもとに、ストーカーの玉木(品川祐)につきまとわれるシングルマザー冴子(市川由衣)のボディガードの仕事が舞い込んだ。玉木の嫌がらせはエスカレートし、ついに秀晃とペットのネコを通じて知り合った自動車解体業の梅津(降谷建志)を巻き込んで暴力沙汰になっていく。さらに、ネットにばら撒かれたリベンジポルノがもとで、冴子の過去を知る謎の男たちが彼女を拉致するために現れた。秀晃と梅津は、冴子が唯一頼れる知り合いだという柿沢(三浦誠己)を探すため東京へ向かう。冴子の過去の秘密とは・・(129分)[投票]
★4絵を描く子供たち(1956/日)小学校1年生の図画工作の授業にカメラを持ち込み、児童たちが描く絵の変遷を通して心の発達や人間関係の変化を見つめるドキュメンタリー。始めて画用紙を前にして絵を描くように言われた入学まもない子供たち。彼らの様子はさまざまだ。いきなり画用紙いっぱいに色を塗りたくる元気な子。所在なげな一軒家と小さな花を一輪だけ描く子。どうして良いか分からず、周りの子どもが何を描くのかを見まわす子。最後まで何も描けない子。それから約7ヶ月間、子供たちの描く絵を撮り続け、心の成長と共に彼らの画が変化していく過程が描かれる。教育記録映画ながら一般映画と併映で公開された羽仁進監督の劇場デビュー作。(38分/パートカラー/スタンダード) [more][投票]
★4教室の子供たち(1955/日)小学校2年生の教室にカメラを持ち込み、児童の日常の行動や態度を記録し、個性に応じたきめ細かな指導の必要性を説くドキュメンタリー。映画は担任の女性教師のナレーションで進行する。活発で学習意欲の旺盛な子、仲間の輪に入れない内気な子、おしゃべりで表現力の豊かな子。そんな、個性豊かな子供たちの様子をつぶさに観察しながら女性教師は、ひとり一人への対応を工夫する。そして、家庭訪問で子どもの生活の背景を知ることや、グループ授業を通じて築かれる子供たちの交感の重要性が紹介されていく。とらえられた子供たちの自然な姿が驚愕を集め、ドキュメンタリーの概念を変えたと評された羽仁進の教育映画。 (29分/白黒/スタンダード) [more][投票]