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ぽんしゅうさんのあらすじ: 更新順

★4二重生活(2012/中国=仏)高層ビルとハイウェイの建設が進む中国湖北省の武漢。豪雨のなか高級スポーツカーを運転する金持ちのどら息子が若い女をひき殺した。死んだのは大学生シャオミン(チャン・ファンユアン)だった。・・・新興住宅街に住む中産階級のルージエ(ハオ・レイ)は、会社の共同経営者である夫ヨンチャオ(チン・ハオ)と保育園に通うひとり娘と幸せな日々を送っていた。ある日、ルージエは保育園に息子を通わせるママ友のサンチー(チー・シー)から、夫が若い女と浮気をしていると、悩みの相談を持ちかけられる。二つの家庭を持つ男をめぐる愛憎ミステリー。中国国内での5年間の映画製作・公開禁止を解かれたロウ・イエ監督の復帰作。(98分) [投票]
★3やさしい人(2013/仏)冬をむかえるフランスの田舎町トネール。パリの生活から逃げるようにミュージシャンのマクシム(ヴァンサン・マケーニュ)は実家に戻ってきた。アウトドア派で、ガールフレンドを連れて一人暮らしを謳歌する実家の父親(ベルナール・メネズ)とはどうも気が合わずイライラがつのる。そんな居場所のないマクシムのもとに、地元の情報紙のレポーターで駆け出しの小娘メロディ(ソレーヌ・リゴ)が取材にやってきた。忘れ去られようとしていたミュージシャンとしてのプライドをくすぐられたマキシムは、それまでのうっ憤を晴らすかのように猛然とメロディにアタックを開始するのだった。ギヨーム・ブラック監督の長編第一作。(100分)[投票]
★4一寸法師を記述する試み(1977/日)その小柄な男は一寸法師(日野利彦)と呼ばれていた。一寸法師は、巨大な裸の女優(矢口桃)の「イメージ」を手に入れた。一寸法師は、さまざまな手を使ってその女優を所有し支配しようと試みる。映画実験室人力飛行機舎の実験映画。(19分/カラー/スタンダード)[投票]
★3エリザのために(2016/ルーマニア=仏=ベルギー)89年の民主化後のルーマニアに期待して帰国した医師のロメオ(アドリアン・ティティエニ)だが、すでに50歳となったいまでも腐敗が残る祖国に嫌気がさしていた。妻との関係も冷え切りシングルマザーの英語教師と不倫を続けている。そんなロメオの唯一の望みは、高校卒業を間近に控えた娘のエリザ(マリア・ドラグシ)をイギリスの大学に留学させることだった。ところがエリザが、留学の条件である大切な卒業試験を前に暴漢に襲われてしまう。溺愛する娘が試験に失敗することを恐れたロメオは、知り合いの警察署長や試験担当官、さらには副市長を頼って、娘が留学できるように裏から手を回そうとするのだった。カンヌ国際映画祭監督賞(128分)[投票]
★53泊4日、5時の鐘(2014/日=タイ)小津安二郎も利用したという湘南の古い旅館“茅ヶ崎館”。ここの娘、理沙(堀夏子)の結婚パーティーに出席するため元同僚の真紀(杉野希妃)と後輩の花梨(小篠恵奈)が泊まりにやって来た。同じころ、旅館でアルバイトをしている大学生の知春(中崎敏)のゼミの学生たちも、合宿のためリーダーの彩子(福島珠理)に率いられ到着した。奔放であけっひろげな花梨は早速、うぶな知春にちょかいを出しからかい始める。生真面目な真紀は、そんな後輩に苛立つが、花梨は先輩を小馬鹿にして忠告を聞こうとしない。二人のそんなぎくしゃくした関係がゼミ教授(二階堂智)の登場で一変する。27歳、三澤拓哉の初監督作。(89分) [投票]
★4お嬢さん(2016/韓国)日本統治時代の朝鮮。孤児でスラム街育ちの娘スッキ(キム・テリ)は、珠子と名のり上月家の令嬢・秀子(キム・ミニ)の侍女になった。主の上月(チョ・ジヌン)は朝鮮人でありながら日本の富豪の娘と結婚し、和洋折衷の大邸宅で日本人としてふるまいながら奇妙な暮らしをしていた。秀子は自死した上月の妻の姪で、秘密クラブを主宰する春本の収集家の上月から“ある特別な教育”を受けて育ち、屋敷に幽閉されるように暮らしていた。そんな上月家の莫大な資産を狙って、藤原伯爵を名乗る朝鮮人の詐欺師(ハ・ジョンウ)が、秀子を誘惑するために秘密クラブに入会してくるのだった。原作はイギリスの官能ミステリー「荊の城」。(145分)[投票]
★4ブラインド・マッサージ(2014/中国=仏)寮で生活しながら盲人たちが働くマッサージ院の人間模様を描く群像劇。婚活に熱心だが結果が出ない院長のシャー(チン・ハオ)は、客の間で美人だと評判の新人ドゥ・ホン(メイ・ティン)が気になってしかたない。しかし、生まれつき全盲のシャーとドゥ・ホンには〈美〉の意味が分からないのだった。駆け落ち同然転がり込んできたワン(グオ・シャオトン)と恋人のコン(チャン・レイ)カップル。ワンの肉体を求めてコーが放つ色香に、若いシャオマー(ホアン・シュエン)は欲情を抑えきれず爆発寸前。見かねた同僚のチャンは、シャオマーを風俗店に連れて行きマン(ホアン・ルー)を紹介する。ベルリン映画祭銀熊(115分)[投票]
★4ドライブイン蒲生(2014/日)幼い娘を連れた沙紀(黒川芽以)が実家のドライブインに戻ってきた。沙紀は夫のDVにあい、今後の身の振り方に迷っていた。そして、すでに廃業したその店には鬱屈した思い出しか残っていなかった。酒ばかり飲み気が向いたときにしか店を開けない父(永瀬正敏)のせいで、蒲生家は近所から「バカの家」と呼ばれていた。その反発から沙紀の生活は乱れ、父と激しく対立し諍いが絶えなかった。弟の俊也(染谷将太)は姉を慕う一方で、父も嫌いではなく父からも可愛がられていた。そんな過去の思いを引きづりながら、沙紀は俊也とともに、夫(吉岡睦雄)の元へ決着をつけるために向かう。ベテラン撮影監督たむらまさきの初監督作。(89分)[投票]
★3ANTIPORNO アンチポルノ(2016/日)「ちっとも上手くいってない。でも、私のせいじゃない。そう、私は処女で売女!」 作家でアーティストとして大人気の京子(冨手麻妙)は苛立っていた。雑誌の撮影、テレビの取材、文芸誌の打ち合わせ・・・マネージャーの典子(筒井真理子)が、今日の予定を告げる。訪ねてきた取材者たちを巻き込んで、京子はサディスティックに典子にあたる。「服を脱げ!犬になれ!お前は売女になれるか!」ヒステリックな罵声が続く。と、そのとき状況が一変した・・・現実と虚構が、現在と過去が錯綜して、京子の秘密が解き明かされるのだった。日活ロマンポルノ45周年記念、園子温監督のロマンポルノ・リブートプロジェクト第四弾(78分)[投票]
★4愚行録(2016/日)週刊誌の記者田中(妻夫木聡)は、妹の光子(満島ひかり)が育児放棄で逮捕され憔悴しきっていた。田中は、現実から逃避するように、未解決のまま世間から忘れられ、すでにニュースとしての価値のなくなった一年前のエリート会社員一家の殺害事件を取材したいと編集長に申し出る。田中は殺された夫の田向 (小出恵介) の会社の同僚渡辺(眞島秀和) や、妻の友希恵 (松本若菜) の大学時代の友人宮村 (臼田あさ美)らを取材し始める。彼らの証言から浮かび上がってきたのは、普段は見えにくい日本の社会に潜む格差や階級に根ざした驕りや嫉妬の渦だった。貫井徳郎原作のミステリで石川慶監督の長編デビュー作。(120分)[投票]
★3ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム(2005/米=英)10時間にわたるボブ・ディランへのインタビューを基に構成された自伝的長編ドキュメンタリー。1941年、ミネソタ州生れ。10代から地元で歌い始めたディランは、大学を中退しニューヨークで本格的に音楽活動を開始。やがて反戦や公民権運動が盛り上がる1960年代、プロテストソングのカリスマに祭り上げらえる。1965年のニューポートで、エレキギターを手にしたディランはフォークファンのブーイングを浴びることになった。時代とともにスタイルを変え現在へと至るディランの心情と軌跡がジョーン・バエズピート・シーガーらの証言と当時のステージ映像で綴られる。−テレビ番組として制作・公開されたのち劇場で上映公開された。(210分)[投票]
★4アスファルト(2015/仏)フランスの団地。エレベータは使わないと宣言した中年独身男(ギュスタブ・ケルヴァン)は、エレベータ使用を見つからないよう夜中に外出し、出会った夜勤の看護婦(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)に『マディソン郡の橋』を気取って自分は写真家だと嘘を言う。−単調な日々を過ごす男子高校生(ジュール・ベンシェトリ)は、向かいに越してきた中年女(イザベル・ユペール)が女優だと知り興味をもつうちに彼女の過去の複雑な思いを知る。−独り暮らしのアラブ人老女(タサディット・マンディ)の部屋に、NASAの宇宙飛行士(マイケル・ピット)が突然現れた。言葉の通じない二人は・・・。日常に潜む人恋しさを描く群像喜劇。(100分)[投票]
★3たかが世界の終わり(2016/カナダ=仏)故郷を離れて以来一度も戻っていない実家に、劇作家として成功した34歳のルイ(ギャスパー・ウリエル)が帰ってきた。自身の死期が近いことを告げるための12年ぶりの帰省だった。迎えた家族たちはどこか態度がぎこちない。初老の母(ナタリー・バイ)は不釣合いな厚化粧と派手な衣装ではしゃぎ、ルイと過ごした記憶が少ない妹(レア・セドゥ)は兄への敬愛を上手く伝えられない。初対面の兄嫁(マリオン・コティヤール)は、そんな空気を察して拙い言葉でとりなすのだった。しかし、兄(ヴァンサン・カッセル)は、ルイがもたらす気まずい空気に苛立ち、みんなに激しく当たり散らすのだった。カンヌ国際映画祭グランプ受賞(99分)[投票]
★3ぼくのおじさん(2016/日)僕、春山雪男(大西利空)の家には、叔父さん(松田龍平)が居候している。叔父さんは大学の哲学講師なんだけど、授業のない日の方が多くていつも万年床でゴロゴロしている。自力で生活して欲しお父さん(宮藤官九郎)とお母さん(寺島しのぶ)をよそに、叔父さんはマイペース。そこで、おじさんに見合い話を持ちかけたんだ。乗り気じゃなかた叔父さんだけど、相手のハワイの日系四世エリー(真木よう子)にひと目ぼれ。でもエリーさんは、コーヒー園を継ぐためにハワイに帰っちゃんだ。それからの叔父さんの落ち込みようったら・・・叔父さんは心機一転ハワイに行くための作戦をたてるんだけど・・・。原作は北杜夫の児童文学(110分)[投票]
★3こつまなんきん(1960/日)“こつまなんきん”とは大阪の河内地方特産のかぼちゃのこと。小ぶりで赤黒いが食べると甘くて美味いところから、小柄で色黒のぽっちゃりした女性のことをいう。−盆踊りの夜、達吉(藤山寛美)に無理やり体を奪われたお市(瑳峨三智子)は強引に達吉の嫁に納まってしまう。お市の財産と屋敷に目をつけた達吉の父・永之助(花菱アチャコ)は、お市を教祖に仕立て怪しげな占い商売を始めたところ大繁盛。お市の霊感で大もうけした株屋の多吉(曽我廼家明蝶)は教団に多額の寄付を申し出る。一方、料理屋の若旦那・小五郎(安井昌二)はお市の妖艶な色気に目がくらんでしまう。河内女の流転を描いた半生記。原作は今東光(カラー/90分)[投票]
★4東北の神武たち(1957/日)東北の貧しい山村。農家の次男、三男はヤッコと呼ばれ、食いぶちが不足しないよう嫁をとることを禁じられていた。ボロを着て牛馬のように田畑で働くヤッコたちは髪も髭も伸び放題。その姿が神武天皇に似ていることから“ズンム”とも呼ばれていた。なかでも利助(芥川比呂志)は、ひどい口臭のため「くされ」と蔑まれ仲間からも嫌われていた。そんなある日、病気で苦しむ三角屋敷の久吉(藤原釜足)が妻のおえい(浪花千栄子)に、これは昔殺めたヤッコのたたりなので、村のヤッコ達を一晩ずつ婿にするよう遺言して死んだ。信心深いおえいは、言い付けどうり夜な夜なヤッコ達の相手をして回るのだった。原作は深沢七郎。(シネスコ/白黒/59分)[投票]
★3裸体(1962/日)東京近郊の漁村の銭湯の娘・左喜子(瑳峨三智子)は派手好きで、初めての男・宗太(川津祐介)を捨てて銀座の税理士事務所に勤めていた。女好きの所長・佐々木(千秋実)の計略と贈り物攻勢で、佐々木の囲われの身となった左喜子だが、持ち前の肉体と性に開けっぴろげな性格で佐々木を翻弄し始める。さらにはバレエ教師の津田(田中春男)から代議士の兵藤(進藤英太郎)へ。-「男はみんな女の裸が好きなんだよ。あたいみたいに芸術的な身体をしていると、沢山お金が入ってくるんだ」−女の“体の価値”に気づいた左喜子は、そううそぶきながら自分の裸体を武器に男たちの間を渡り歩いていくのだった。原作は永井荷風。(カラー/85分)[投票]
★4ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム(2004/日)ザ・ゴールデン・カップスの軌跡を追った音楽ドキュメンタリー。1966年、ベトナム戦争最盛期の横浜・本牧。日米の若者が毎夜、狂騒を繰り広げる"ゴールデン・カップ"という店があった。デイヴ平尾を中心にバンド、ザ・ゴールデン・カップスはそこで結成された。ときのGSブームに乗ってテレビの歌番組にも登場したが、他のアイドルバンドのなかでどこか居心地が悪そうだった。やはり彼らは海外の音楽を志向する生粋のR&Bバンドだった。SIDE-A(第一部)は、総勢44人の証言により当時の本牧での生活や音楽性、解散までのエピソードが語られ、SIDE-B(第二部)では解散から31年ぶりに行われた復活ライブの模様が活写される。(130分)[投票]
★4皆さま、ごきげんよう(2015/仏=グルジア)プロローグ。フランス革命の頃。断頭台の前に集まった女たちは、嬉々として拍手喝采で首を落される貴族をむかえる。20世紀の戦争。兵隊たちは民兵と戦闘を繰り広げ制圧した町で飄々と金品を略奪していく。・・そして現代のパリ。密かに武器を売買するアパートの管理人(リュフュ)と人の頭骨を集める人類学者(アミラン・アミラナシビリ)の二人の老人は昔からの悪友だ。他に街には、ローラースケートの若者窃盗団や、望遠鏡で人々を監視する警察署長(マチアス・ユング)、コツコツと石を積んで家を建てる男(マチュー・アマルリック)、気ままなホームレス(ピエール・エテックス)らが暮らしていた。自由奔放なシニカル喜劇。(121分)[投票]
★3NO ノー(2012/チリ=米=メキシコ)クーデターで権力を握ったチリのピノチェト独裁政権は15年に及ぶ圧政の末、引き続き大統領にとどまることの是非を国民投票で問うことになった。1988年のことだ。選挙期間中、毎晩15分づつ賛成・反対両陣営にテレビのPR枠が設けられる。「YES」陣営は自信満々、大方の予想は大統領の圧勝。そこで「NO」陣営のウルティア(ルイス・ニェッコ)は、新進広告マンのレネ(ガルシア・ベルナル)にPR策を依頼する。独裁者を告発する重く暗い番組を作りたがる幹部を押し切りレネは、まるでコーラのCMのようなお気楽な案を提案する。一方、レネの上司(アルフレド・カストロ)が敵陣営に加わることに。当時の実際のCM映像も流れる異色の社会派映画。(118分)[投票]