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ぽんしゅうさんのあらすじ: 更新順

★4太陽は光り輝く(1953/米)南北戦争が終り40年たったケンタッキーのある町。判事のプリースト(チャールズ・ウィニンジャー)は、元南軍のラッパ手で親友のレイク医師(ラッセル・シンプソン)らが集う退役軍人会の世話役を務めていた。酒好きで南部気質が抜けないプリーストだが、住人からの信頼は厚かった。ところが、今回の判事選挙ではプリーストの古い体質を批判する対立候補があらわれ苦戦をしいられていた。さらに町に舞い戻った名家の息子アシュビー(ジョン・ラッセル)やレイク医師の養女リー(アーリーン・ウィラン)の出自をめぐるトラブルが起きてしまう。ユーモアを交え人道を問うジョン・フォードの人情劇。(モノクロ/スタンダード/90分)[投票(1)]
★4パンク侍、斬られて候(2018/日)黒和藩の仕官を狙って、自称超人的剣客の浪人・掛十之進(綾野剛)は、筆頭家老の内藤(豊岡悦司)に、藩はやがて人心を乱すカルト宗教集団「腹ふり党」の侵入で滅ぼされてしまうだろうと警告する。ところが次席家老の大浦(國村隼)との権力闘争に巻き込まれ自らがまいた種のため散々な目に合うのだった。テンパリぎみの家臣(染谷将太)、孤高の刺客(村上淳)、緻密なプロ密偵(渋川清彦)、腹ふり党の元幹部(浅野忠信)、謎の美女党員(北川景子)、超サル率いる猿軍団が入り乱れる奇怪だけど本音な時代劇。パンクロッカーにして芥川賞作家町田康の原作を宮藤官九郎が脚色、元祖パンク監督石井岳龍が映画化。(131分)[投票]
★4女と男の観覧車(2017/米)1950年代。NYのコニーアイランドの海水浴場。劇作家志望の大学生で監視員のバイトをしていたミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)が、ひと夏の物語を語り始めた。舞台女優の夢破れジニー(ケイト・ウィンスレット)は小学生の息子を連れて再婚し、今はしがないウェイトレス。同じく再婚の夫ハンプティ(ジム・ベルーシ)は、人は良いが武骨な遊園地の回転木馬の操作係だ。名物の大観覧車が見える一家が暮らす家に、ギャングと駆け落ちして絶縁されていたハンプティの娘キャロライナ(ジュノー・テンプル)が訪ねて来た。何と彼女、夫に命を狙われいるという。同じところを回るだけの観覧車のような人生のお話しだ。(109分) [投票]
★430年後の同窓会(2017/米)2003年。しがないバーを営む酒浸りの独身男サル(ブライアン・クランストン)の店にベトナム従軍時代の戦友ドク(スティーヴ・カレル)がひょっこり現れた。さらにドクはサルを誘い、牧師になった黒人兵のミューラー(ローレンス・フィッシュバーン)のもとを訪ねる。そこでドクは、イラクで戦死した一人息子の遺体の引き取りと埋葬に立ち会って欲しいと2人に頼むのだった。1年前にも妻に先立たれ孤独のどん底にいるドグ。理不尽な体験から軍の権威主義を嫌うサル。女好きで暴れん坊だったが、今は神の教えを説き良識に生きるミューラー。30年の時が生んだ溝を互いに感じつつも3人の小旅行は後悔と笑いと輝きに包まれるのだった。(125分)[投票]
★5それから(2017/韓国)小さな出版社の社長で文芸評論家のボンワン(クォン・ヘヒョ)は、妻(チョ・ユニ)から浮気を疑われていた。そんなボンワン社長の会社に職を得た小説家志望の若い女性アルム(キム・ミニ)が初出勤してきた。一気に距離を縮めようとする社長に、少し戸惑を覚えるアルム。その日の午後、浮気の証拠をつかんで乗り込んできた社長の妻に、彼女は愛人と間違われいきなり殴られてしまった。その夜、お詫びのために社長がアルムを誘った酒席に、元社員で本当の不倫相手のチャンスク(キム・セビョク)が現れる。それから・・・・。夏目漱石の代表作に題名を借りたポン・サンス監督、脚本のダメ男の不倫ドラマ。(モノクロ/91分)[投票]
★4犬ヶ島(2018/米)今から20年後の日本のメガ崎市。犬のあいだにインフルエンザが蔓延。小林市長(野村訓市)は、すべての犬をゴミ捨て場である“犬ヶ島”に隔離追放してしまう。そのゴミと瓦礫の島に一人の少年が降り立った。愛犬スポッツ(リーヴ・シュレイバー)を救出するために単身乗り込んだ市長の息子の12歳のアタリ(コーユー・ランキン)だ。アタリ少年は野良犬のチーフ(ブライアン・クランストン)ら5匹のはぐれ犬(エドワード・ノートン/ビル・マーレイ/ボブ・バラバン/ジェフ・ゴールドブラム)たちの力を借りてスポッツを探しに島の奥の禁断の地へと向かう。黒澤映画にオマージュを捧げたストップモーションアニメ。(101分)[投票]
★4フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017/米)6歳の女の子ムーニー(ブルックリン・キンバリー・プリンス)の家はディズニー・ワールドに隣接した安モーテル。定職のないシングルマザーのヘイリー(ブリア・ヴィネイト)は宿泊費を捻出しながら、その日暮らしの生活をおくっているのだ。そんな生活でもムーニーにとってパステルカラーに彩られたモーテル街はワンダーランドで毎日が大冒険。同じ境遇の男の子(クリストファー・リヴェラ)や女の子(ヴァレリア・コット)といたずら三昧の日々。モーテルの管理人(ウィレム・デフォー)は、規則を守らない親子たちに手を焼きながらも、彼らの境遇に理解を示し少しでも快適に過ごせるよう建物の管理や補修に余念がない。(112分)[投票]
★2海を駆ける(2018/日=仏=インドネシア)かつて大津波に襲われたインドネシアのアチェ。復興支援の仕事をする貴子(鶴田真由)は、現地人の父を持つ息子タカシ(太賀)と暮していた。そんな貴子が、息子の大学の友人クリス(アディパティ・ドルケン)とジャーナリスト志望のイルマ(セカール・サリ)のインタビューを受けていたときに、海岸で記憶喪失の日本人らしい謎の男(ディーン・フジオカ)が見つかったとの一報が入り、身元が分かるまで預かることになった。ちょうど同じころ日本から来た姪のサチコ(阿部純子)も家に身をよせる。そして現地語で海を意味するラウと名付けられた、その寡黙な男の周りで次々と不思議な現象が起こり始めるのだった。(107分)[投票]
★4モリのいる場所(2017/日)広い庭に囲まれた古い平屋の一軒家。仙人のような風貌の94歳の画家モリ(山崎努)は、庭を散策し草むらを行き交う虫や池の魚を眺めて過ごすのが日課で、戦後30年間、一度も自宅の外に出なっかたという。昭和47年、東京。この家は来客が絶えない。画商(きたろう)、書を依頼する旅館主(光石研)、カメラマン(加瀬亮)、さらに隣近所の面々。そんな客たちを76歳の妻、秀子(樹木希林)とお手伝いの美恵ちゃん(池谷のぶえ)はテキパキとさばいて行く。ある日あまり会いたくない、隣に建設中のマンション主(吹越満)と現場監督(青木崇高)がやってきた。実在の画家、熊谷守一をモデルに老夫婦の飄々とした日常が描かれる。(99分) [more][投票]
★4春の夢(1960/日)会社社長の大豪邸。お手伝いさん(十朱幸代)が招き入れた焼き芋屋の爺さん(笠智衆)が倒れて絶対安静の状態に。秘書(久我美子)と帰宅した社長(小沢栄太郎)は激怒するも、ストに突入しようとする組合と交渉中で気もそぞろ。医者(佐野周二)の忠告で容態が回復するまで屋敷に爺さんを置いてやることに・・・。この社長、婿養子で義母(東山千栄子)と反りが合わず、長女(丹阿弥谷津子)は男にだらしなく、次女(岡田茉莉子)は貧乏画家との恋愛を反対されいて、長男(川津祐介)は頭でっかちで頼りない。そんなギクシャクした家族の関係が見えてくる。木下恵介脚本・監督のラブコメ群像劇。(103分/カラー/シネマスコープ) [投票]
★3河口(1961/日)終戦後、李枝(岡田茉莉子)は残された家族を養いながら家を出たい一心で、老実業家の宮原(滝沢修)の妾になった。それから3年、宮原の老醜に見切りをつけた李枝は宮原の美術顧問をしていた館林(山村聡)の勧めで画廊を持つことにした。運転資金を得るため会社社長の角井(東野英治郎)と関係を持ちながら、貿易商の三崎(杉浦直樹)とも不倫を始める李枝。実質的に画廊を切り盛りする館林は絵画にしか興味のない男で、そんな李枝の男関係には無頓着。黙認するどころか金づるとしてドライに活用するのだった。そんなおり、李枝は館林から建築家の司(田村高廣)を紹介されたのだった。原作は井上靖。(88分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★4孤狼の血(2018/日)昭和が終わろうとする1988年。暴対法成立前の広島県のある都市。暴力団系金融会社の社員が失踪した。殺人事件とにらんだマル暴の刑事・大上(役所広司)は、新人の日岡(松坂桃李)を連れて捜査に乗り出す。大上は捜査のためなら手段を選ばず暴力団とも癒着したヤクザ顔負けの悪徳警官だった。なかば署内も黙認する大上の強引な捜査に巻き込まれ、日岡は唖然としながらも従うのだった。同じころ五十子(いらこ)会長(石橋蓮司)率いる巨大暴力団を後ろ盾に、地元の加古村組(嶋田久作/竹野内豊)が、若頭の一之瀬(江口洋介)が仕切る尾谷組のシマを荒らし始めていた。柚月裕子の警察小説(日本推理作家協会賞)の映画化。(126分)[投票]
★3いちごブロンド(1941/米)ある日曜日、歯科医院を開業したビフ(ジェームズ・キャグニー)は、親友のニコラス(ジョージ・トビアス)と時間をつぶしていた。これから、妻(オリヴィア・デ・ハヴィランド)と散歩に出かけようとしたそのとき急患が入る。はじめは診察を渋っていたビフだが、患者が市会議員のヒューゴ(ジャック・カーソン)だと知って二つ返事で引き受けることに。10年前、ビフとヒューゴは“いちごブロンド”と呼ばれていた街の美人娘バージニア(リタ・ヘイワース)を奪い合ったライバルだった。ビフは、そのとき受けた仕打ちの恨みを晴らすつもりなのだ!ラオール・ウォルシュ監督のロマンチック・コメディ。(モノクロ/スタンダード/99分)[投票]
★2レオパルドマン 豹男(1943/米)ニューメキシコの国境の町。ナイトクラブでは、なんとか名を上げて世に出たい歌手たちが競い合っていた。そんななかのひとり、キーキー(マーゴ)を売り出すために宣伝マンのジェリー(デニス・オキーフ)が準備した黒豹が逃げ出してしまった。警察による懸命の捜査もかなわず、ついに少女が豹の餌食となってしまう。さらに、第二、第三の犠牲者が・・・・。襲われるのは何故か女性ばかり。それは、あたかも連続殺人事件の様相を呈しはじめるのだった。ジャック・ターナー監督のスリラーサスペンス。(モノクロ/スタンダード/66分)[投票]
★4ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017/スウェーデン=独=仏=デンマーク)現代アート美術館の学芸員クリスティアン(クレス・バング)は人道的で洗練されたインテリだ。次回の展示も“全ての人間は対等になる”をコンセプトにした作品「ザ・スクエア」を準備中。そんなとき、街中で親切心から女性を救ったところ携帯電話を盗まれてしまった。GPS機能で犯人の住む集合住宅を見つけたクリスティアンは、いささか乱暴な手段で携帯電話をとり戻すのだが、これが後々思わぬトラブルに発展。さらにクリスティアンに思いがけない出来事が次々と起きるなか、ついに展示会のPR動画が反社会的だと大炎上してしまった。個人と社会の善意とエゴイズムのギャップをブラックな笑いで突きつけるカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。(151分)[投票(1)]
★4心と体と(2017/ハンガリー)ハンガリー、ブダペストの食肉処理場。品質管理者としてマーリア(アレクサンドラ・ボルベーイ)という若い女性が採用され務め始めた。ひときは目を引く美しい女性だが、病的なほど人づき合いが苦手で仲間と打ち解けようとしない。さらに、規則に厳しく同僚たちを呆れさせてしまう。みかねた総務部長のエンドレ(ゲーザ・モルチャーニ)が声をかけるが話は噛み合わず拒絶されてしまう。やがて二人は、ある事件をきっかけに、毎夜、雪の森のなかで雌鹿と雄鹿になって同じ夢を共有していることに気づく。人との接し方が分からない女と一人暮らしの孤独な中年男の不器用なファンタジーロマンス。ベルリン国際映画祭 金熊賞。 (116分)[投票]
★4早春(1970/英=独)ロンドンの下町。学校をやめてしまった15歳のマイク(ジョン・モルダー・ブラウン)は街の公衆浴場に就職した。接客係りの先輩スーザン(ジェーン・アッシャー)は、婚約者(クリストファー・サンドフォード)がありながら浴場の付属プールの水泳コーチ(カール・ミヒャエル・フォークラー)とも付き合う自由奔放なブロンド娘。年下で女性経験のないのマイクに対しても小馬鹿にした態度をとるのだった。しかし、マイクはそんなスーザンにどんどん惹かれ、募る想いはエスカレートしていく。ポーランド政府の検閲により海外に活動拠点を移した後、イギリスとドイツで製作されたイェジー・スコリモフスキ監督作。(92分)[投票]
★5三里塚のイカロス(2017/日)1966年、成田市三里塚の空港建設が発表された。何も知らされていなかった地元農民たちは反対同盟を結成し国家を相手に徹底抗戦に入る。当時、隆盛期にあった学生運動の活動家たちも支援のために次々に闘争に参戦。いやおうなしに当事者にされた農民とちがい、彼は自ら進んで闘争に身を投じた若者たちだった。あれから50年。農民活動家の嫁となった女子大生たち。10代で半身不随となった元活動家。管制塔占拠事件の詳細を語る襲撃メンバー。後に路線対立を起こした中核派の元幹部。そして用地買収を担当した空港公団職員。移りゆく時代のなか、それぞれに迷い苦悩した半生を語るドキュメンタリー。毎日映画コンクール ドキュメンタリー映画賞。(138分)[投票]
★4標的の島 風(かじ)かたか(2017/日)“かじかたか”とは「風よけ(防波堤)」の意味。2015年、防衛省は宮古島、石垣島へのミサイル基地建設と自衛隊配備を発表。この西南諸島の要塞化は、日本の最前線として敵の侵攻に備えるためのアメリカの軍事戦略の一環でもある。敵の「標的の島」となってしまう宮古ではSNSなどを通じて小さな子を持つ母親たちが市役所に説明を求め、石垣の地区代表たちは防衛省の説明会で賛否を戦わせる。それは、激しい反対活動のなか進められる辺野古や高江の新基地建設と同じ運命をたどる予感を漂わせる。離島の新たな市民運動。辺野古や高江の機動隊との攻防。各島々の伝統行事を重ねながら沖縄の苦渋を訴えるドキュメンタリー。キネマ旬文化映画部門 第2位 (119分)[投票]
★5ハッピーエンド(2017/仏=独=オーストリア)13歳のエヴ(ファンティーヌ・アルドゥアン)は母とそりが合わず、離婚した父トマ(マチュー・カソヴィッツ)の元に引き取られることになった。家業を継がず医者になった父には、再婚した若い妻(ローラ・ファーリンデン)と幼い息子がいた。家業の建築業は、85歳の家長ジョルジュ(ジャン・ルイ・トランティニャン)に代わり娘のアンヌ(イザベル・ユペール)が社長として取り仕切り、彼女の息子(フランツ・ロゴフスキ)に専務をまかせていた。そんな三世代が同居するブルジョワ一族の冷え切った感情の通わない関係がやがて露見し始めるのだった。父の愛情を知らずに育ったエヴもまた一家を醒めた目で見ていた。(107分) [投票]