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ぽんしゅうさんのあらすじ: 更新順

★5ガキ帝国(1981/日)万国博覧会を三年後にひかえた1967年、大阪。リュウ(島田紳助)は、少年院で知り合った高(升毅)を連れて高校へ復学してきた。リュウの親友ケン(趙方豪)とチャボ(松本竜介)は、居丈高な高がどうも気に食わない。なんとか仲をとりなしたリュウは、自分がいない間にキタは北神同盟、ミナミはホープ会という不良グループが牛耳り、街では遊びもままならない状態だと二人から聞かされる。三人のガキは自由に街で遊びたい一心で、北神同盟のガキ達と大喧嘩に。一方、高は北神同盟に入会。バックの暴力団・竜神会の小野(上岡龍太郎)の後ろだてを得て会長の座に。たかがガキ同士の喧嘩のはずが、やがて事は思わぬ展開に。[投票]
★2極道の妻たち 決着〈けじめ〉(1997/日)井出組傘下の秋葉組組長(竹内力)が殺された。秋葉殺しの犯人・玉城(トミーズ・雅)は、あっさり捕まり犯行は組長・井出(名古屋章)の指示だと自供。井出は逮捕される。井出の妻・春日(岩下志麻)は夫が、かわいがっていた秋葉を殺害したことに不審をいだき、秋葉の妻・杏子(とよた真帆)と秋葉の兄弟分・番水(大杉漣)の妻・(かたせ梨乃)と協力し事件の裏をさぐり始める。そんなとき、同じ井出組傘下の組長・名越兼良(中条きよし)が、番水に接近し始める。名越は死んだ秋葉が握っていた信用金庫理事長のスキャンダルを、理事長秘書(細川ふみえ)から手に入れていた。[投票]
★3離婚しない女(1986/日)一人の男と二人の人妻。岩谷(萩原健一)は、北海道・根室の気象予報官である。岩谷は地元の有力者・山川(夏八木勲)に気に入られトローリングに誘われる。その晩、酔った山川を自宅に送り届け、妻の美代子(倍賞千恵子)を見かける。どこか物憂げな美代子・・・。後日、釧路に出張した岩谷は列車の中の忘れ物をきっかけに、ライブハウスの経営者・由子(倍賞美津子)と知り合う。岩谷は、美代子と何か共通する魅力を持った由子にも好意を抱き始める・・・美代子は夫との愛のない生活の倦怠から、やがて岩谷に身を許す。一方、岩谷に惹かれ始めた由子も夫(伊武雅刀)との離婚を決意し、それを岩谷に告げるのであった。[投票]
★3恋文(1985/日)郷子(倍賞美津子)は家庭と子供を持ちながら雑誌編集者として忙しい日々を過ごしている。ある日突然、夫の将一(萩原健一)が家を出てしまう。勤め先の中学校も辞めたという。動転する郷子。残された一通の手紙から、将一はかつての恋人・江津子(高橋恵子)のそばにいること、そして江津子の死期が近いことを知った。身寄りのない江津子を看病し、その最期を看取ってやりたいのだと将一はいう。郷子に状況は理解できた。江津子に同情もする。しかし、疑問と不安が頭から離れない。何故職まで捨てるのか?自分と子供も捨てられるのではないか?・・・愛情が嫉妬を生む。そして嫉妬は信頼で埋められるのだろうか。[投票]
★3もどり川(1983/日)大正末期の浅草。遊郭に入り浸る歌人・苑田岳葉(萩原健一)がいた。歌風が未だ定らない岳葉は師匠・秋峯(米倉斉加年)と議論になり一門を破門される。岳葉は病弱な妻(藤真利子)を置いて、秋峯の妻・琴江(樋口可南子)と駆け落ちをくわだてる。その後、琴江は娼婦に身を落とし、岳葉の苦悩の創作と女性遍歴が始まる。失意のもとに現れた女学生(蜷川有紀)と京都で心中をはかる岳葉。皮肉なことに、その時に詠んだ「桂川情歌」で岳葉は一躍世間に認められる。さらに岳葉は友人の妻・朱子(原田美枝子)に心中をもちかける。憑かれたように情死へと突き進む岳葉。朱子はそんな男の創作ノートを見て愕然とする。[投票]
★5棒の哀しみ(1994/日)田中(奥田瑛二)は大村組の若頭である。任された仕事はそつなくこなし、組のため懲役も勤めた律儀な男。しかし組長は跡目を弟分・倉内(白竜)に継がせ、田中には別の組を作らせてさらに上納金を採ろうとする。さすがの田中も舎弟の杉本(哀川翔)と巻き返しの策略を練り始める。対立する大川組との抗争に倉内から応援を頼まれた田中は体よくそれを断り、さらに組の若者に自分を襲わせ一芝居打ち倉内を封じ込める作戦に出る。計略は功を奏しツキが回ってくる田中。しかしその一方では、取り立てやスケコマシといったチンピラ仕事も、趣味のように嬉々として続ける。稼業に嫌気を感じながらも、引き返すことのできない中年男の物語。[投票]
★4アフリカの光(1975/日)順(萩原健一)と勝弘(田中邦衛)は、雪の舞う最果ての港町にいた。二人の目的は春になれば戻ってくるマグロ漁船に乗ってアフリカへ行くこと。二人にとってアフリカは、光り輝く希望の地なのである。まったく漁師達に相手にされない二人は、小さなイカ釣り舟に乗って当面の生活費を稼ぎ始めるが、これも楽な仕事ではない。そんな時、バーのホステスふじ子(桃井かおり)から、情夫の穴吹(藤竜也)が開く堵場の見張り役を頼まれた順はこの話にのるが、勝弘はイカつ釣り舟に乗り続ける。二人の間に生まれた小さな溝。順はイカ釣り舟の持ち主の孫・サヨ子(高橋洋子)からも、一緒にこの町を出ようと誘われる。[投票]
★4股旅(1973/日)一宿一飯のより所を求めて、番亀一家の軒先で仁義を切る若者達がいた。源太(小倉一郎)、信太(尾藤イサオ)、黙太郎(萩原健一)の三人は、百姓稼業に嫌気がさして渡世の道に飛び込んだ身ながら、まだまだ半人前。早くどこかの親分から杯をもらい一端の渡世人になりたいと思っている。そんな源太が、家族を捨てて行方の知れなかった父・安吉と偶然再会する。しかしなんと安吉は、番亀と対立する赤湯一家の手先としてが番亀の賭場で事件を起こしてしまう。怒った番亀は、一宿一飯の恩義をたてに源太に父・安吉の首をとってこいと厳命。親を斬って渡世の義理をはたすと息巻く源太。いくらなんでもと、信太と黙太郎は止めるのだが。[投票]
★5ピンクサロン 好色五人女(1978/日)安住の地を求める元ストリッパー万子(山口美也子)。上野駅のコインロカー生まれのナナ(大谷麻知子)。駆け落ち心中未遂のミツ(松田暎子)。婚約者を棄てヤクザの元へ走った夏子(青山恭子)。借金まみれの夫を支えるツル(宮井えりな)。関西のピンサロから独立した元伍(山下旬一郎)は、五人のホステスを抱え東京で新手のアイディア営業を続けるが、その度に警察の摘発を受ける。虚しさに打ちひしがれた元伍と五人は、東京を離れ滋賀の雄琴へと向かう。ミツはむかし心中未遂を起こした琵琶湖のほとりで、彼方を見据え呆然とたたずむ老人と出会う。西の国、そこは極楽浄土なのか。にっかつロマンポルノ(94分/シネマスコープ)[投票]
★5天使のはらわた 赤い淫画(1981/日)東京・新宿のデパートに勤める名美(泉じゅん)は、追われていた。同じ新宿の安アパートに住む青年・村木(阿部雅彦)は、恋をしていた。ふたりの接点は、写真集「赤い淫画」。・・・名美は同僚に紹介されたアルバイトを、軽い気持ちで引き受けた。仕事はビニ本のモデル。写真集はベストセラーとなり、やがて名美は見知らぬ男達につけまわされ始める。定職が持てず都会のどん底にへばり付くように暮らす村木も、「赤い淫画」の中の名美に思いを寄せていた。そして村木はついに名美に出会う。村木の赤い天使・名美。我を忘れて名美の後を追う、追う、追う。そして想いのほどを村木は告げたのだった、必死で・・・。にっかつロマンポルノ。 [投票]
★5八月の濡れた砂(1971/日)暑い一日の予感をはらんだ八月の早朝。砂浜をバイクで疾走する清(広瀬昌助)は、暴行を受け車から捨てられるように投げ出される早苗(テレサ野田)を目撃する。清の友人、健一郎(村野武範)は、高校を中退して漠然とした苛立ちを抱えながらこの夏を過ごしていた。母に求婚している偽善者然とした亀井(渡辺文雄)の存在も苛立ちに拍車をかける。清と健一郎の前に現れた早苗の姉・真紀(藤田みどり)は、二人と付き合い始めた早苗を非難する。照りつける日差しから逃げるように、決してその透き通る白い肌をさらさない姉。むせかえる熱気を、体の中に充満させてしまった清と健一郎。二人の苛立ちは真紀にも向けられる。[投票]
★5中国の鳥人(1998/日)商社マン・和田(本木雅弘)は慌しく東京を発ち、現地案内役の沈(マコ・イワマツ)が待つ中国・雲南省へ飛んだ。そこに和田の翡翠ビジネスにからむもう一人の男、中年ヤクザの氏家(石橋蓮司)が現れる。前任者との間に約束があると、氏家は強引に同行をせまり三人でミャンマー国境にある秘境の村をめざすことになる。難業、苦行の末にたどり着いた少数民族の地は、時間の流れが止まっているかのような村だった。そしてその村には、鳥のように大空を舞うことを学ぶ鳥人学校があった。教師の燕(王麗黎)は、学校を祖父から引き継いだという。和田は燕が口ずさむ美しい歌と祖父が残した鳥人伝説の翻訳に熱中し始める。[投票]
★4実録・阿部定(1975/日)青年将校たちの叛乱が勃発、東京に戒厳令がしかれた昭和11年。その年の5月、下町の待合に投宿する阿部定(宮下順子)と石田吉蔵(江角英明)がいた。十代から女中、酌婦、芸者、妾と流転を続けた定は、今は吉蔵の料理屋で女中として働いていた。愛を求めれば遊ばれ、言い寄る男は利用する。遍歴をかさねた定ではあったが、互いに愛を感じ合えたのは吉蔵が始めて。相惚れ、それは初恋?・・・しかし定は愛で心を満たす術を、たったひとつしか知らなかった。それは互いの体を求め、応え合うこと。世間から遊離した密室での、何日にも及ぶ愛の確認行為。その果てに定は"吉蔵そのもの”を手に入れた。胸に抱いた男根ひとつ。日活ロマンポルノ。[投票(2)]
★4死んでもいい(1992/日)東京駅を起点に山の手地帯を一直線に西へと伸びる中央線。風景が一変し山あいに入ると終着駅の山梨県大月はすぐだ。平野(永瀬正敏)は、その駅に降り立つ。どしゃ降りの雨の中、駅頭で一瞬交錯した女、名美(大竹しのぶ)。赤い傘に吸い寄せられるように、平野はその人妻の後を追う。名美は夫(室田日出男)が営む小さな不動産屋で働いている。仕事一筋だが、歳の離れた名美に対して子供が甘えるような優しさで接する夫。そんな生活に不満を抱くわけでもなく、黙って従うかのように暮らしていた。平野はその不動産屋に職を求める。生活のためではない。この青年もまた、名美の不思議な魅力に捕りつかれたのである。 [投票(1)]
★4新 極道の妻たち(1991/日)二代目亡き後、未亡人・加奈江(岩下志麻)が取り仕切る藤波組。そのシマを狙って巨大暴力団の尖兵・角谷組の動きが活発化し始める。藤波組も加奈江の娘婿で若頭の宗田(桑名正博)を三代目に据え対抗する構えを見せる。これに異を唱えたのは、加奈江の一人息子・直也(高嶋政宏)である。宗田の融和政策に対して直系の血をひく直也は、角谷組への徹底抗戦を主張。武闘派幹部・国井(西岡徳馬)の支持を得て直也を三代目に押す動きが先鋭化する。しかし直也に跡目をどうしても継がせたくない者が二人いた。角谷と密約を交わした宗田。そしてもう一人は、母としての心情を胸に秘めた加奈江であった。・・・脚本は、あの那須真知子[投票]
★5ラブホテル(1985/日)経営する出版社が倒産、取り立ての男たちに妻まで陵辱された村木(寺田農)。自暴自棄のまま、その夜ホテルに呼んだ女を道連れに世を去ろうとする・・・。数年後、タクシー運転手となった村木はその時の女・名美(速水典子)と出会う。思いつめた様子の名美は、夜の港で村木の車を降り自死を臭わせる・・・。落ちた中年男。這い上がろうとする女。ふたりが交錯した時、過去の葛藤の底から不器用な愛が生まれる。その愛は飛翔のあかしか、修羅への入り口か・・・山口百恵もんたよしのりの唄が閉じた心をこじ開ける。にっかつロマンポルノ。[投票(6)]
★4キャバレー日記(1982/日)ここは新宿・歌舞伎町。そこ行く兄さんどこ行くの?・・私もイキます、イカセます。ついでにお時間許すなら、オイラの話も聞いとくれ。ピンクのキャバレー物語。オイラの店には定めがあって、一つ・上司の命令ならば黒でも白と言わねばならぬ、軍隊なみの理不尽さ。一つ・ホステス、惚れてはならぬ。お店の売り物、手出しはならぬ。規律守って務めるうちに、ひょんなことからマネージャー。そんなオイラも人並みに、持っていたのさ恋心。見せちゃならない恋心・・・さぁ!さぁ!さぁ!さぁ!軍艦マーチのリズムにのせて、ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!・・シコ・シコ・シコ・シコ・・(みなさんも、ごいしょに!)・・にっかつロマンポルノ。[投票(2)]
★4狂った果実(1981/日)テツオ(本間優二)は昼はガソリンスタンド、夜は新宿の暴力ピンサロで働く20歳。チカ(蜷川有紀)は昼はデザイン学校、夜は男仲間と原宿のバーにたむろする20歳。地方出の朴訥男に、湘南育ちのお嬢さん。このお嬢さんときたら母親の再婚相手の情婦だったりしてちょっと問題あり娘。テツオはピンサロ店長を兄貴と慕い、兄貴夫婦からも弟のように可愛がられるイイ奴。さて、このお嬢さんどこまで本気か、だだの気まぐれか、テツオにチョッカイを出し始めた・・・。トラブルは思わぬ方向へと展開する。にっかつロマンポルノ。[投票(1)]
★4女地獄 森は濡れた(1973/日)主人殺しの濡れ衣で山中彷徨う娘がひとり、その名は幸子(伊佐山ひろ子)。声をかけるは旅館主夫人(中川梨絵)、獲物を狙う狡猾さ。つれて行かれたのその場所は、背徳の館主(山谷初男)が住む地獄。地獄の館の投客は鳥打帰りの男がふたり。館主が幸子に命じたことは、俺が投客殺すより、先にふたりを逃がすこと・・館主が客に命じたことは、俺の前で妻と幸子を犯すこと・・。終わりの見えない背徳地獄。さあ、はじまり、はじまり。・・・原作はマルキ・ド・サド。日活ロマンポルノ[投票(2)]
★3白い指の戯れ(1972/日)渋谷の喫茶店でユキ(伊佐山ひろこ)は、男(谷本一)に声をかけられる。ユキはどこか謎を秘めた男に惹かれ、やがてむすばれる。処女だったユキに「これで儀式は終わった」と、言葉を残し男は行方をくらませてしまう。男の元恋人(石堂洋子)から、男は泥棒で警察に捕まったことを教えられるユキ。女もまたスリであった。途方にくれたユキの前にスリ集団のリーダー・タク(荒木一郎)が現れる。警察の尾行をかわしながら“大きな仕事”のために東京郊外の街へと向かうタク。そのグループの中にユキの姿もあった。日活ロマンポルノ。[投票]