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ぽんしゅうさんのあらすじ: 更新順

★2口笛が流れる港町(1960/日)流れ者の渡り鳥、滝伸次(小林旭)が訪れた牧場は、先代の経営者亡き後さびれはて、土地を狙った的場組から嫌がらせを受けていた。跡取りの息子の信夫(木浦佑三)といえば、的場(山内明)が経営するキャバレーのマダムで妹の君江(渡辺美佐子)に入れあげ酒びたり。賭博でかさんだ借金のカタに土地を明け渡すよう迫られていた。事情を知りキャバレーへ乗り込んだ伸次は、店の賭場で顔見知りの殺し屋、太刀岡(宍戸錠)を見かける。そなおり、的場の求婚から逃げるように町を出て、東京の大学へ行っていた信夫の妹、杏子(浅丘ルリ子)が牧場の危機を知り戻ってきた。渡り鳥シリーズ、第2作。(83分/カラー)[投票]
★3ニシノユキヒコの恋と冒険(2014/日)中学生のみなみ(中村ゆかり)の前に、ニシノ(竹野内豊)が突然現れた。みなみが、まだ幼かったころ母親の夏美(麻生久美子)とつき合っていた男だ。この男、周りの女たちをひと目で夢中にさせてしまう不思議な力を持っている。年上の上司マナミ(尾野真千子)とつき合いながら、別れたはずのカノコ(本田翼)から言い寄られ、おば様主婦サユリ(阿川佐和子)もとりこにしてしまう。レズビアンの昴(成海璃子)から好意を持たれ、嫉妬した相手のたま(木村文乃)も・・・。ニシノは常に誠実にふるまい女たちの心を満たすのだが、しかし、何故かいつも最後はふられてしまうのだった。原作は川上弘美の連作短編集。(122分)[投票]
★4オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013/米=独=仏=英)デトロイトでカリスマ匿名ミュージシャンとして作曲活動をするアダム(トム・ヒドルストン)と、モロッコで隠れるように暮らすイヴ(ティルダ・スウィントン)は何百年も生き続ける吸血鬼の恋人同士だ。さすがに今では人は襲わず、アダムは医者を買収し、イブは16世紀に作家として活躍した老吸血鬼クリストファー・マーロウ(ジョン・ハート)のつてで輸血用の新鮮な血液を手に入れ生き延びていた。イブは何年ぶりかでアダムのもとを訪ね、愛を確かめ合い2人だけの時間を過ごし始める。そんなとき、87年前にある事件を起こして行方をくらましていたイブの妹エヴァ(ミア・ワシコウスカ)が、2人の前に現れ居座ってしまう。(123分)[投票]
★3スノーピアサー(2013/韓国=米=仏=チェコ)2014年。温暖化対策のために散布された冷却剤のため、地球は氷河期に突入し生物は死に絶えてしまった。生き残った人間は、1年で地球を1週する高速列車スノーピアサーで生活する者たちだけ。狭い空間を維持するため、車内は先頭部の富裕層と後部の貧困層に分断され武装軍によって管理されていた。この階級社会のなか、極貧に喘ぐ最後尾で反乱が起き指導者カーティス(クリス・エヴァンス)は、長老(ジョン・ハート)や扉開錠のプロ(ソン・ガンホ)の力を借りて仲間たちと、女総理(ティルダ・スウィントン)率いる軍と闘いながら、一両ずつ車両を攻略し支配者W(エド・ハリス)のいる先頭車両を目指すのだった。(125分) [投票]
★3アメリカン・ハッスル(2013/米)若ハゲを残り少ない髪の毛で隠し、腹もたるんだ中年詐欺師アーヴィング(クリスチャン・ベイル)は、愛人シドニー(エイミー・アダムス)とともに摘発されてしまう。イケイケのFBI捜査官リッチー(ブラッドリー・クーパー)は、二人を使ったおとり捜査を強引に押し付けてきた。市長を狙って仕掛けた作戦は、アーヴィングの別居妻(ジェニファー・ローレンス)を巻き込んでドタバタの様相に。お人好しのアーヴィングは妻と愛人に挟まれ右往左往。さらに急接近するシドニーと捜査官の仲にもイライラがつのる。そしてついに、彼らのワナの先に伝説の殺し屋でマフィアの大物ビクター(ロバート・デ・ニーロ)が現れた!!(138分)[投票]
★3小さいおうち(2014/日)独身を通したタキ(倍賞千恵子)がひっそりと死んだ。晩年の話し相手だった親類の大学生、健史(妻夫木聡)宛に残されたノートには、タキが自ら綴ったある出来事が記されていた。昭和10年、18歳のタキ(黒木華)は山形から上京し、郊外の小さいがモダンな赤い三角屋根の家で女中として働くことになる。ご主人の平井(片岡孝太郎)は玩具会社の重役で、奥様の時子(松たか子)もとても気さくで幼いお坊ちゃんのいる平穏な家庭だった。しかし、平井の部下で新入社員の板倉(吉岡秀隆)の出現で、そんな暮らしにさざ波が起きた。そして、タキは奥様と板倉の密会の証拠に気づいてしまう。原作は中島京子の直木賞作。(136分)[投票]
★4少女は自転車にのって(2012/サウジアラビア=独)サウジアラビアのリヤド。ワジダ(ワアド・ムハンマド)は、宗教服の下はジーンズとスニーカーという活発な10歳の少女。戒律の厳しい学校で先生からにらまれている問題児だ。おてんばな彼女は、男友達が乗りまわす自転車が欲しくたまらない。お母さん(リーム・アブドゥラ)にねだってみるが「女の子が自転車なんてダメ!」ととりあってもらえない。そこでワジダは、コーラン暗唱コンクールの優勝賞金を狙って苦手な勉強に打ち込み始める。一方、男の子が生めない母は、夫が第2夫人を迎えようとしていることを知って気が気ではない。映画館の設置が禁じられ映画産業が存在しないという同国で、女性監督によって撮られた初の長編映画。(98分)[投票]
★3忠臣蔵(1958/日)時は元禄。接待役指南の吉良上野介(滝沢修)の度重なる侮辱に耐えかねた浅野内匠頭(市川雷蔵)は、江戸城松の廊下で刃傷に及び切腹、御家断絶を言い渡される。浅野家家老の大石内蔵助(長谷川一夫)は、岡野金右衛門(鶴田浩二)、赤垣源蔵(勝新太郎)、息子の主税(川口浩)らと密かに仇討ちを誓う。内蔵助は、吉良家家老(小沢栄太郎)の目を欺くため、祇園で遊女の浮橋(木暮実千代)と遊興三昧に耽るが、そこには吉良家の密使おるい(京マチ子)の目があった。そして、ついに内蔵助は妻りく(淡島千景)に離縁を言い渡し江戸へと向かう。大映創立80周年記念のオールスター作品。(前後編166分/カラー)[投票]
★2大海原を行く渡り鳥(1961/日)流れ者の渡り鳥、滝伸次(小林旭)は、雲仙高原で強盗に襲われる馬車に遭遇した。乗り合わせた客は貿易会社の社長磯部(芦田伸介)と雲仙観光の経営者坂井(青山恭二)の妹、由紀(浅丘ルリ子)、そして長崎にいる父を探しにきたという幼い少女。賊は由紀が兄から預かっていた事業資金1000万を奪い去っていった。少女の父親が佐世保のキャバレーの支配人三木(垂水悟郎)だと知った伸次は、その店に行くが三木は父親であることを認めなかった。そして、店の賭場には名うての中国人の殺し屋ツブテの竜(藤村有弘)と、馬車を襲った強盗の一人、哲(郷えい治)がいた。渡り鳥シリーズ、第7作。(79分/カラー)[投票]
★2極道の妻たち 情炎(2005/日)重病を患う菅沼組組長の有力な跡目とみられていた若頭の西郷が何者かによって殺害された。残された西郷組を取り仕切る妻の波美子(高島礼子)のもとに、韓国からやって来た白英玉(杉本彩)という女が現れた。かつて祖国で、ある男と危険な世界を渡り歩いた末に身代わりとなって服役していたという。一方、菅沼組の後継候補として注目され始めた河本(保坂尚輝)の妻で、菅沼の娘の蘭子(未向)は巨大組織、坂下組の長嶺(松重豊)と組んで夫を後押ししようと画策していた。高島礼子版極妻シリーズ第5作。(118分)[投票]
★3麦子さんと(2013/日)兄(松田龍平)と二人暮しの麦子(堀北真希)はアルバイトをしながら声優を夢見ていた。ある日突然、幼いころ離婚して二人を捨てたも同然に家を出たままだった母の彩子(余貴美子)が同居したいといって現れた。家に上がりこみ馴れ馴れしく振舞う彩子を、母と暮らした記憶のない麦子は受け入れることができず冷たく接した。そして彩子はあっけなく死んでしまう。末期癌だった。納骨のため訪れた彩子の故郷のタクシー運転手(温水洋一)や民宿の主人夫婦(ガダルカナル・タカ/ふせえり)は麦子を見て驚いた。かつて村のアイドルだった彩子に瓜二つだったのだ。彩子が帰ってきた! と村中が大騒ぎになってしまった。(95分)[投票]
★5ゼロ・グラビティ(2013/米)地上600kmの宇宙空間。酸素も重力も音もない無が支配する領域。眼下には地球が神々しいまでの輝きを放っていた。宇宙ステーションで船外作業中だったライアン博士(サンドラ・ブロック)は、廃棄処分のため爆破されたロシアの人工衛星の無数の破壊片群の直撃を受け漆黒の無重力空間の彼方へと吹き飛ばされしまった。地上との交信も断たれ酸欠のため朦朧とするライアン博士の耳に、ベテラン宇宙飛行士コワルスキー(ジョージ・クルーニー)からの呼びかけ声が聞こえてきた。この絶望空間に生存者は2人だけ。残された酸素と推進燃料は僅か。ライアンとコワルスキーは、かすかな可能性に望みを託し地球への生還を目指すのだが・・・(91分/3D) [投票]
★4もらとりあむタマ子(2013/日)季節は秋。東京の大学を卒業したタマ子(前田敦子)は就職もせず、スポーツ用品店を営む甲府の実家に戻ってきていた。三度の食事や洗濯も父親(康しおん)まかせ。店を手伝うわけでもなく、食べて、ごろ寝して、マンガ本を読みふけり、ぶらぶら過ごしていた。同級生と会うわけでもなく、唯一付き合いがあるのは姉御風を吹かせられる近所の中学生(伊藤清矢)だけ。父の説教には逆ギレし、たまに離婚した母と携帯で会話する、そんな日々がひたすら続き、冬が過ぎ春の訪れとともに就活の準備を始めたが・・・・。そして夏。父にアクセサリー教室の講師(富田靖子)との縁談が持ち上がり、タマ子にビミョウな変化が表れ始めた。(78分)[投票]
★3ジ、エクストリーム、スキヤキ(2013/日)30代半ばを過ぎてもフリーターの大川(窪塚洋介)のもとに、15年前に友達の縁を切った大学時代の遊び仲間の洞口(井浦新)が突然訪ねてきた。とまどう大川を半ば強引に言いくるめて、また「縁をつなごうぜ」と迫る洞口と付き合うことに。といっても特にすることが思い浮かばない2人は、大川の同棲相手、楓(倉科カナ)と、やはり学生時代の仲間だった京子(市川実日子)を、これもまた強引に誘い出し洞口の車で海までドライブすることになった。どうやら洞口は長年勤めた会社を、1年ほど前に辞めてしまったらしい。いったい洞口が突然、姿を現したワケとは・・・。劇団五反田団の作家・演出家前田司郎の初監督作。(111分)[投票]
★2やればやれるぜ 全員集合!!(1968/日)高校の同窓生、長吉(いかりや長介)、ヒデオ(加藤茶)、忠太郎(荒井注)、太(高木ブー)、工助(仲本工事)の5人は、一旗あげようと東北の寒村から東京へ。それぞれが、別々になって自分の夢を目指すが、先輩の長吉に弱みを握られているヒデオは自由にさせてもらえず、港の荷役所で長吉の言いなりに働かされていた。二人は、ともに思いを寄せる港の移動販売店のみつ子(松尾嘉代)が、地元のボスで手広く事業をしている北小路(藤村有弘)から借金のかたに結婚を迫られていることを知った。そこで、長吉とヒデオは忠太郎、太、工助とともに、みつ子の奪還作戦を開始するのだった。「全員集合」シリーズ第2作(87分)[投票]
★3ミヨちゃんのためなら 全員集合!!(1969/日)女房に逃げられた小さな漢方薬工場の社長、長吉(いかりや長介)は、高校のブラバンの後輩でもある従業員の忠次(荒井注)、風太(高木ブー)、工作(仲本工事)にも愛想をつかされやめられてしまった。しかし、長吉に弱みを握られているヒデオ(加藤茶)だけは渋々工場に残ることに。そんなおり配達の途中でヒデオは、初恋の相手にそっくりな美代(倍賞美津子)に出会う。一方、住民から警察署長(三井弘次)のところには工場が出す悪臭の苦情が殺到し、地元の政治家、熊寅(上田吉二郎)は立退き運動を始めるが、高校教師の花山(ハナ肇)は、その胡散臭さに気づいていた。「全員集合」シリーズ第3作(89分)[投票]
★4ペコロスの母に会いに行く(2013/日)ペコロス(小玉ねぎ)のような禿げ頭の団塊世代、岡野ゆういち(岩松了)は仕事はそこそこに、好きな漫画を描いたり自作の曲をライブハウスで歌ったりと気ままに、地元長崎で母みつえ(赤木春恵)と息子のまさき(大和田健介)と暮らしている。ところが最近は、母の認知症が進み日々の生活は、怒ったり、呆れたり、笑ったりとドタバタ続き。今さっきの出来事も忘れてしまうみつえだが、彼女の心には少女時代に口減らしのため村を去った親友や兄弟姉妹たちのこと、そして小心者で酒乱の夫(加瀬亮)との暮らしがよみがえっていた。そんな、辛く苦しい記憶も、今、人生の終幕に向かうみつえにとっては温かく輝かし思い出なのだった。(113分)[投票]
★3おしん(2013/日)明治40年。山形の雪深い寒村に暮らす7歳のお信(濱田ここね)は口減らしのため町の裕福な商家へ奉公に出ることになり、両親(稲垣吾郎/上戸彩)に見送られ川を下った。水汲み、飯炊き、掃除に雑巾がけ、子守に洗濯。幼い少女にとって初めて経験することばかり。女中頭のつね(岸本加世子)の荒っぽく厳しい指導にもめげず、お信は仕事をこなし働くことの基本を身につけていく。そんなおり金を盗んだ疑いをかけられたお信は、身の潔白を信じてもらえない悔しさから店を飛び出してしまう。雪山で行き倒れとなったお信を救ったのは脱走兵の俊作(満島真之介)だった。歴代最高視聴率を記録した83年のNHKドラマの映画化。(109分)[投票]
★3凶悪(2013/日)数々の残虐な殺人を犯し死刑囚となったヤクザの須藤(ピエール瀧)から雑誌社の編集部に手紙が届いた。面会に行った記者の藤井(山田孝之)に須藤は、まだ世間に明らかになっていない3件の殺人事件に自分は関わっていると語りだした。首謀者は「先生」と呼ばれる不動産ブローカーの木村(リリー・フランキー)で、自分を裏切った木村を告発するために事件を記事にして欲しいというのだ。ところが、須藤の記憶は曖昧で真偽も定かではないものだった。しかし、須藤の思いに打たれた藤井は職場や家庭を省みず、証言の断片を一つ一つ潰す裏づけ調査に没頭し始めるのだった。「新潮45」に掲載されたノンフィクション・ルポの映画化(128分)[投票(1)]
★4地獄でなぜ悪い(2013/日)一生に1本でいいから傑作を撮ると誓った映画監督志望の高校生は、すでに30歳目前のフリーターになっていた。そんな熱狂的映画青年、平田(長谷川博己)のもとに映画製作の話しが舞い込んだ。依頼したのは刑務所に入った妻(友近)の夢をかなえるために、かつて子役として活躍した娘のミツコ(二階堂ふみ)主演の映画を作ろうと奔走していたヤクザの組長武藤(國村隼)だ。監督はミツコに無理やり頼まれたド素人の公次(星野源)、スタッフとキャストはすべて組員。そして、撮影する題材はなんと現実に敵対する池上(堤真一)組への殴り込みだ!深作欣二へのオマージュをささげつつ疾走する熱血&流血コメディ。(130分)[投票(1)]