コメンテータ
ランキング
HELP

ぽんしゅうさんのあらすじ: 更新順

★3白馬城の花嫁(1961/日)古城を望む村で孤児のお君(美空ひばり)はハタ織り娘として暮らしていた。お君はその白馬城に伝わる若殿と孤児の娘の恋愛物語にあこがれ、いつか自分も白馬城のお姫様になる日を夢見ていた。そんなある日、村に二人の家来を連れた若殿がやって来る。願いがかなったと大喜びのお君だが、実は一行は代官所の金を盗んで逃亡中の泥棒・殿様小僧こと霧太郎(鶴田浩二)と子分の伝次(田中春男)と長太(星十郎)であった。霧太郎に一目ぼれし江戸まで付いてきたお君を浅草の雑踏に残して、霧太郎一味は姿をくらませてしまう。途方にくれるお君を助けてくれたのは、目明しの太吉(高田浩吉)であった。(カラー/シネマスコ) [投票]
★2男はつらいよ 寅次郎物語(1987/日)テキ屋仲間“般若の政”の子供で、寅が名付け親になった秀吉という男の子が寅を訪ねて一人で柴又にあらわれた。秀吉の母親は酒と博打に明け暮れる政のもとから逃げるように姿を消し、その政も病でこの世を去ったという。不憫に思った寅は母親・おふで(五月みどり)が紀州の旅館で働いていることを突き止め秀吉少年とともに和歌山へ向かうが、すでにおふではその旅館をやめてしまっていた。その晩、旅の疲れから高熱を出して寝込んでしまった秀吉を化粧品の移動販売員・隆子(秋吉久美子)が我が子のように献身的に看病してくれる。シリーズ第39作。(102分/カラー/ワイド) [投票]
★3男はつらいよ 柴又より愛をこめて(1985/日)結婚生活が上手くいかず家出したタコ社長(太宰久雄)の娘あけみ(美保純)を連れ戻しに、寅は伊豆七島の式根島へと向かう。船のなかで小学校の同窓会に出席するという若者達と意気投合した寅は、彼らを出迎えにきた教師の真知子(栗原小巻)に夢中になってしまう。聞けば真知子も東京の下町出身だという。一方、あけみは島の純朴な青年茂(田中隆三)からプロポーズされてしまう。シリーズ第36作。(106分/カラー/ワイド)[投票]
★3冷飯とおさんとちゃん(1965/日)山本周五郎原作、中村錦之助主演のオムニバス映画。『冷飯』・・・下級武士の四男ゆえに出世も結婚も望めない古本収集オタクの大四郎が、毎日道ですれ違う武家娘ぬえ(入江若葉)に恋をする。『おさん』・・・大工の参太は、新妻おさん(三田佳子)が夜の床で見せる奇妙な姿態に別の男の影を感じ妻を棄て旅に出る。だがどうしてもおさんを忘れることができない参太の前におふさ(新珠三千代)が現れる。『ちゃん』・・・時代の流れにとり残され毎晩酒に溺れる職人重吉。飲み屋の女将お蝶(渡辺美佐子)はそんな重吉の理解者であり、5人の子供と妻お直(森光子)は懸命に家計をささる。(180分/カラー/ワイド)[投票]
★2六月の蛇(2002/日)心の電話相談室の相談員りん子(黒沢あすか)のもとへ、彼女の淫らな姿を盗撮した写真が送られてくる。それは、潔癖症の夫(神足裕司)とのセックスレスに悩むりん子が一瞬見せた秘密の姿であった。犯人は相談室で自殺をほのめかせ、りん子から「本当にやりたいことを、やるべきだ」と助言を受けたカメラマンの道郎(塚本晋也)である。道郎は携帯電話を使って、りん子を思いのままに操り始める。激しく降り続く雨の中、見られ、撮られ、操られる恐怖がりん子を襲う。第59回ベネチア国際映画祭審査員特別大賞受賞。(80分/モノクロ/スタンダード)[投票]
★1代打教師 秋葉、真剣です!(1991/日)暴走族の従兄にあこがれ喧嘩に明け暮れながらも東大に進んだ秋葉真剣(吉田栄作)は、その従兄の死をきっかけに今は大学を中退し代用教員をしていた。赴任先の東新学院高校は文武両道の名門校。しかし学校の地下にはスポーツや学業で落ちこぼれた生徒がたむろするZ組があった。校長(中尾彬)は秋葉に、この生徒達を自主退学に追い込めば教師として正式採用すると約束する。一方、ラグビー部崩れでZ組のリーダー田中(山本太郎)は、不良グループを引き連れ暴走族相手に暴れまわっていた。さらに、田中のグループを配下に治めようとたくらむ麻薬の売人辻(伊原剛志)も秋葉の前に現れる。(106分/カラー/ワイド)[投票]
★5アカルイミライ(2002/日)やり場のない苛立ちを隠さない雄二(オダギリジョー)は、子供のころ夢を見ると未来が見えたと言う。そんな雄二の兄貴的存在の温和な守(浅野忠信)。二人はおしぼり再生工場のアルバイト社員である。工場の社長藤原(笹野高史)からは正社員になるように勧められているのだが、二人とも藤原の生き方と過度の干渉が嫌で今ひとつ気乗りしていない。やがて守は自分が飼っている猛毒を持つクラゲの飼育方法を雄二に教え始める。そして突然、その凄惨な殺人事件は起きた。事件後、雄二は守の父真一郎(藤竜也)のリサイクルショップで廃品の再生を手伝いながら生活し始める。(115分/カラー/ワイド)[投票(2)]
★4鏡の女たち(2002/日=仏)川瀬愛(岡田茉莉子)は、24年前に幼い子供を残して失踪した娘の美和を捜し続けていた。そしてついに美和らしい女が現れる。正子と名のるその女(田中好子)は幼女誘拐の常習犯で、しかも過去の記憶を失っていた。愛はその女が美和であって欲しいと望む、が確信が持てない。一方、祖母をママと呼んで育った孫の夏来(一色紗英)は、生まれたばかりの自分を捨てた母の出現を認めようとしない。やがて正子の記憶の断片を頼りに三人は広島へと向かうことになる。女たちの記憶と血のもつれた糸は、昭和20年8月6日のあの瞬間にまで連なっていた。監督・脚本は『嵐が丘』から14年ぶりの新作となる吉田喜重。(129分/ビスタサイズ)[投票]
★2彼のオートバイ、彼女の島(1986/日)同棲していた冬美(渡辺典子)との別れを決意するためバイクで信州へ旅に出た音大生の巧(竹内力)は、ひとり旅の女性と知り合った。その屈託のない輝きを全身から放つミーヨこと白石美代(原田貴和子)は、巧のオートバイに強く興味を持ったようだった。東京に帰った巧は冬美の兄秀政(三浦友和)から、妹との関係にけじめをつけるよう強く迫られ別れを決意する。ミーヨとの何度かの手紙のやりとりの後、自分が彼女を愛し始めていることを意識した巧は、夏の訪れとともにオートバイでミーヨの故郷である瀬戸内海の島へと向かう。片岡義男の同名小説の映画化で、竹内力のデビュー作。(90分/カラー/ビスタサイズ)[投票]
★4神田川淫乱戦争(1983/日)神田川沿いのアパートに住む明子(麻生うさぎ)は、会社を休みだらだらとその日暮らしを始めた。恋人の良(森太津也)とのセックスにも愛情は感じられずただ味気ないだけだ。そんなある晩、明子は同じアパートに住む友人雅美(美野真琴)からの電話で起こされた。川向こうのマンションに住む母子の様子が変だという。そこには全裸で愛撫しあう受験生の息子(岸野萌圓)と母親(沢木美伊子)の姿があった。「これはいかん!」と明子、「実にいかん!」と雅美。二人は息子の救出作戦を開始する。ディレクターズ・カンパニー制作でピンク映画の配給ルートで公開された黒沢清監督劇場用映画第一作。(60分/カラー/ビスタ)[投票]
★5恋人たちは濡れた(1973/日)海辺の寂びれた街の映画館でフィルム運びの仕事を始めた「その男」は、5年前に街を出た克という若者にそっくりであった。しかし男(大江徹)は、自分は克ではないと言いはった。過去を棄てた男に未来は見えない。ただ、今をやり過ごすだけだ。やがて夫につれなくされた映画館の女主人よしえ(絵沢萌子)は、誠実に仕事をこなす「その男」に惹かれ情を通じ、光男(堀光一)と洋子(中川梨絵)のカップルは無感動に自分達の交わりを眺めた「その男」に女(薊千露)をあてがおうとする。「その男」の放つ何かが人を吸い寄せる。日活ロマンポルノ(76分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★5宵闇せまれば(1969/日)前日から大学の授業をサボって遊びまわっていたマサキ(斎藤憐)、ヤナ(清水紘治)、サミー(樋浦勉)の三人は友人の女子大生ジュン(三留由美子)のアパートにいた。日も西に傾き、また時間つぶしに明け暮れた一日が終わろうというそのとき、ゲームは始まった。誤って外してしまったコンロのホースから勢い良く噴出すガス。「このままガスを出し続けて、誰が最後まで部屋に残れるか賭けをしようぜ」嬉々としてヤナが言った。宵闇せまるアパートの一室で、また空虚な遊びが始まったかに見えた。TBSのディレクターだった実相寺昭雄による劇場用映画第一作。脚本は当時テレビでも実相寺と組んでいた大島渚。(45分/モノクロ)[投票]
★4天使のはらわた 赤い閃光(1994/日)雑誌編集者の名美(川上麻衣子)は、過去に受けた性的暴力によるPTSD(心的外傷後ストレス傷害)に悩まされていた。ライターの村木(根津甚八)も、妻を自殺に追いやった過去を持つ。二人でアダルトビデオの撮影現場を取材中に発作に襲われた名美は、自己嫌悪からその夜行きつけのバーで泥酔し、やはり父親から性的虐待を受けたママのちひろ(速水典子)に介抱されるまま身をゆだねた。数日後、いつものようにバーで酔いつぶれる名美を一人の男が誘い出す。気づくと名美は全裸でホテルのベットにいた。目の前に置かれたビデオカメラ。そして、血に染まったナイフ。「天使のはらわたシリーズ」サイコミステリー。(87分/カラー/ワイド)[投票]
★3ちぎれた愛の殺人(1993/日)ウミネコの大群が空を覆う出雲の海岸に胴体だけの女の死体が上がった。・・・東京の女子大で助教授村木(佐野史郎)のゼミ生が飛び降り自殺した。村木の子を宿していたという。5年前にも村木のゼミでは女子大生が失踪しており、それをきっかけに妻の名美(余貴美子)は体調をくずし、今は村木の実家である出雲で療養中であった。一連の出来事に事件の臭いを嗅ぎ取った警視庁の刑事水橋陽子(横山めぐみ)は、所轄刑事の武藤(山田辰夫)と村木の豪邸の張り込みを始める。しかし、そんな陽子には別の秘められた思いがあった。脚本石井隆、監督池田敏春コンビ三作目のサイコサスペンス。(101分/カラー/ワイド)[投票]
★4死霊の罠(1988/日)女性スタッフだけで制作される深夜の人気テレビ番組でキャスターを務める名美(小野みゆき)の元に一本のビデオテープが届いた。まるで見る者を導くかのように車のフロントガラス越しの風景が延々と続く再生映像。そして、廃墟の中で切り裂かれ惨殺される女が克明に映し出された。それは名美によく似た女だった。本物の殺人現場だと直感した名美はスタッフの麗(小林ひとみ)、理江(中川えり子)、雅子(桂木文)、そして文の恋人でADの近藤(阿部雅彦)とともに死霊の罠が口をひらくその廃墟へと向かう。脚本石井隆、監督池田敏春のスプラッタホラー。(102分)[投票]
★3女高生 天使のはらわた(1978/日)バイクで疾走する川嶋(深水三章)、梶間(河西健司)、貞国(樋口達馬)。三人はアベックを襲い金を巻き上げ女をレイプする。そんな無軌道な生活をおくる若者達であるが、リーダーの川嶋には一緒に暮らす中学生の妹メグ(川島めぐ)を自分の働いた金でなんとか一人前に育てたいという思いもあった。ある日、川嶋とメグは梶間が女子高生の名美(大谷麻知子)を襲おうとしている現場に遭遇し、川嶋は妹の手前名美を助け出してしまう。「何をカッコつけてんだ」と捨て台詞を残し、その場を立ち去った梶間を、その晩川嶋は訪ねるのだが・・・。石井隆原作「天使のはらわた」シリーズ映画化第一作。日活ロマンポルノ(79分/カラー/ワイド) [投票]
★3夜霧よ今夜も有難う(1967/日)神戸港。航海を終えた相良(石原裕次郎)は船のデッキから、恋人の秋子(浅丘ルリ子)にすぐに教会で式を挙げようと求婚の電話を入れた。喜び勇んで教会へ急ぐ秋子の身を悲劇が襲う。教会で待ち続ける相良の前に、ついに秋子が姿を現すことはなかった。4年後の横浜。相良は密出国者の手助けをしながらナイトクラブのオーナーとして暮らしていた。ある夜、店にグエンと名のる女性連れの紳士(二谷英明)が現れ、妻だと紹介したその女こそ4年前に姿を消した秋子だった。ハンフリー・ボガードイングリッド・バーグマン主演、マイケル・カーティス監督の名作『カサブランカ』(42年)の翻案。(95分/カラー/ワイド)[投票]
★5笑う蛙(2002/日)眼下に海を見おろす古びた伊豆の別荘。逸平(長塚京三)は、支店長をしていた自分の銀行の金を横領、警察に追われる身であった。逃走の末に逸平は妻・涼子(大塚寧々)の父の持ち物で、今は空家となっているその別荘に身を寄せる。しかし、そこにはすでに住人がいた。夫の事件のため世間から身を隠すようにひっそりと暮らす涼子だった。妻は離婚届を書くことを条件に別荘の納屋で夫を匿いはじめる。納屋にあいた節穴から射す光。その穴から垣間見える世界の中に、やがて涼子の恋人が、母が、逸平の不倫相手が訪れてくる。原作は藤田宜永の小説「虜」(96分/カラー/ビスタサイズ)[投票(1)]
★3陸軍中野学校 竜三号指令(1967/日)昭和15年、上海。日中戦争終結に向けた日本の和平交渉団全員が何者かに暗殺される。竜三号事件と名付けられたこのテロの真相究明に、陸軍中野学校の椎名(市川雷蔵)がのりだす。上海の特務機関から、現地の親日派・張(松村達雄)の監視依頼を受けるとともに、椎名は現地人に変装し暗殺現場に残された銀貨を手がかりにナイトクラブの賭博場への接近を試みる。そして、そこが外国諜報機関の連絡中継所で親日派商社マン・スタイナーがスパイであることを突き止めた。一方、現地の放送局に勤める林秋子(安田道代)のラインから張とアナウンサー宋(滝田裕介)の情報ラインも浮かび始める。シリーズ第3作目。(88分/モノクロ/シネスコ)[投票]
★3天使のはらわた 赤い眩暈(1988/日)看護婦の名美(桂木麻也子)は、ヌード専門カメラマンの太田(小林宏史)と同棲していた。大胆なポーズをとるモデル達の写真を見て、小さな嫉妬に心が揺れる名美だが太田を信頼する気持ちに変わりはなかった。しかし、名美を裏切りが襲う。病院で患者から暴行を受け、傷心で逃げ帰ったアパートで太田の浮気を目撃すしたのだ。一方、証券マンの村木(竹中直人)は、金を使い込み客からも会社からも追われる身。自暴自棄で車を走らせる村木の前へ、突然飛び出す女。太田のもとから無化夢中で逃げ出した名美であった。劇画「天使のはらわた」シリーズの作者で脚本家でもある石井隆の監督デビュー作。日活ロマンポルノ(75分/カラー/ワイド) [投票]