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水那岐さんのあらすじ: 更新順

★2BLACKFOX(2019/日)忍者の伝統を受け継ぐ祖父(津田英三)の技を叩き込まれ、科学者の父(土田大)より不変の友となる動物型ドローン3体を受け取った娘・律花(七瀬彩夏)。戦士として最強の存在となるべく宿命づけられた彼女は、同時に家族より深い愛情をもって育てられたゆえに、単なる戦闘マシーンではない優しい娘として育ったのだった。しかし研究物を軍事目的に使うことを拒んだ父は、謎の武装組織によって抹殺され、彼を守ろうとした祖父も蜂の巣にされた。ひとりドローンたちに守られて逃げ延びた律花は、家族の復讐を誓い大都会に消えた。そして日々は流れ、探偵助手として働きつつ組織の動向を探る彼女は、孤独な少女ミア(戸松遥)と出会うのだった。〔89分〕[投票]
★3mellow メロウ(2020/日)小洒落た花屋「メロウ」を経営する独身男・夏目(田中圭)は、好きな花をいじりそのフランクな人柄で訪れる女性たちにお茶を奨めたりしながら、話に付き合えるような若者だ。今朝も通学を愚図る小学生の姪・さほ(白鳥玉季)に仕事を手伝わせながら、まずは親父の代からひいきにするラーメン屋に向かい、仏壇に花を供えるのが二代目の木帆(岡崎紗絵)との約束だった。登校する前に顔を出す中学生の宏美(志田彩良)は、夏目の顔を見ないことには落ち着かない性分のようだ。そう、夏目は何故か女性客に評判がよく、お得意様のカップルの片割れ麻里子(ともさかりえ)にも、ある日愛を告白されてしまうのだった。〔106分〕[投票]
★3ザ・ファイブ・ブラッズ(2020/米)ベトナム戦争終結から幾十年。あの日、無益な戦争に心ならずも身を投じたアフリカ系退役軍人4人(デルロイ・リンドー / クラーク・ピータース / ノーム・ルイス / アイシア・ウィットロックJr.)が、ある目的のために再集結した。彼らの目的とは、攻防の最中に彼らが手にし、いずれ山分けすべく地中に埋めた高額の金塊を掘り返すこと、そして4人をそこへ導き戦死した仲間ノーマン(チャドウィック・ボーズマン)の埋葬だった。彼らのひとりの息子デヴィッド(ジョナサン・メジャース)も同行、5人は戦地に降り立つ。金塊を換金してくれるという裏社会の大物とも話がつき、彼らは地雷原のなかにある目的地に足を進める。〔154分〕[投票]
★1俺のシテがやられる(1997/仏)若者たちは渇いていた。職にあぶれ、大人には頭ごなしに叱責され、すべてを管理され足掻いていた。ラテン系、アラブ系、アフリカ系と見てとれる彼らは、警察に徹底的にマークされていた。そんな彼らは、暴力・薬物・漁色・ラップに日々の不満を癒されようとしていたが、いずれも彼らの渇きに応えてはくれなかった。彼らのなかにトラブルは起こる。敵対勢力とのいのちの奪い合い。そしてその炎はライブの夜とともに燃え広がり、市井のデモ隊をも巻き込んでゆくのだった。ここに深いドラマはない。発端と結果があるのみだ。〔96分〕[投票]
★4泣きたい私は猫をかぶる(2020/日)女生徒ムゲ(志田未来)の通称の由来は、「無限大謎人間」の略。彼女は思い人であるクラスの男子・日ノ出(花江夏樹)に毎朝果敢にアタックをかまし、見事玉砕しても平気の平左で次のステージに向かうしたたかで謎のメンタルを持つ娘だからだ。無二の親友・頼子(寿美菜子)がいかに気遣ってもムゲは日ノ出へのラブラブ攻撃をやめない。その裏には、ムゲがあまりのショックを受けこの世の総てを呪ったとき、眼前に現われた怪猫・お面屋(山寺宏一)が彼女に「猫に変身できるお面」を進呈した事実があった。どんなに傷ついても、ムゲが白い子猫・太郎に変身したときだけ、日ノ出は無償の愛情を彼女に注いでくれるのだった。〔104分〕[投票]
★4LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(2014/日)依頼を受けると、仕事の前にターゲットの名が刻まれた墓標を用意する殺し屋、ヤエル奥崎(広瀬彰勇 )。彼が花を手向けた新しい墓標には、ガンマン次元大介(小林清志)の名が刻まれていた。当の次元は、仕事上のパートナー、ルパン三世(栗田貫一)とともに「世界一平和な国」と豪語する東ドロアに潜入し、秘宝「リトルコメット」の奪取に成功していたが、事前事後の彼の国の官憲による報復行為によぎる不安を感じていた。とくに次元は、ボディガードを務めたこの国の歌姫・クイーンマルタ(皆瀬まりか)を目の前で射殺されていたのだ。そんなとき、ルパンは同じく「お宝」を追って入国した不二子(沢城みゆき)の危機を察知する。〔51分〕[投票]
★3LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門(2017/日)「バミューダの亡霊」と噂される伝説の殺し屋ホーク(土師孝也)が日本に飛んだ。伊豆沖の賭博船に潜入し、そこに貯め込まれた大金を奪おうとするルパン三世(栗田貫一)、次元大介(小林清志)、そして峰不二子(沢城みゆき)の命を狙ってのことだった。そして賭博船を仕切る鉄竜会の組長(菅生隆之 )の用心棒として、すでにルパンらとは顔見知りの石川五エ門(浪川大輔)も同乗していた。だが、仕事のために船に火を放ったホークのために大混乱になり、巻き添えをくった組長は命を落とす。まんまと大金をせしめたルパン一家だったが、五エ門は鉄竜会をお払い箱になり屈辱の中稽古に没頭するのだった。そこに彼らを狙うホークが乱入する。〔54分〕[投票]
★3LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘(2019/日)峰不二子(沢城みゆき)は逃げ続けていた。彼女は難病に冒された少年ジーン(半場友恵)のため、勤務するゴッドフリー・マイニング社より5億ドルを横領したランディ(小原雅人)のメイドとして息子ジーンを守り抜く使命を帯びていたのだ。追うのは雇われた殺し屋、砂塵を操り呪いを撒き散らす怪人ビンカム(宮野真守)。彼の手にかかる前に自爆して消息を絶ったランディ亡き後、5億ドルの在処を知る者はジーンしかいなくなったのだ。ルパン(栗田貫一)や次元(小林清志)の手を借り、襲い来る危機を脱する不二子だったが、いつものお色気攻撃が通じない子供を前にしては、つい冷静さを失ってしまう。逃走劇の行方は…?〔56分〕[投票]
★4シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018/仏)冴羽リョウ(フィリップ・ラショー)は凄腕のスイーパー。相棒の香(エロディ・フォンタン)とともになんでも請け負う仕事人である。ある日、ドミニク(ディディエ・ブルドン)という男が「キューピッドの香水」のビンを守ってくれと依頼にきた。少量を肌につけただけでどんな者でも虜にしてしまう恐るべき惚れ薬だ。しかし、リョウはそのビンを商売敵の海坊主(カメル・ゲンフー)に奪われてしまう。彼ともみ合ううちに、香水を持ち去ったスキッピー(ジュリアン・アルッティ)という男はおのれの欲求に任せて香水を悪用し始め、さらに香水のかかった香に惚れ込んだ男パンチョ(タレク・ブダリ)はどこまでも付きまとう。事件は拡大を始めた!〔93分〕[投票]
★5カブールのツバメ(2019/仏=ルクセンブルク=スイス)タリバン占領下のカブール。歴史教師だったモフセン(スワン・アルロー)は、公開処刑の場で女囚につい投石してしまい、自分の汚さを恥じる。彼の妻で美術教師だったズナイラ(ジタ・アンロ)とは、占領前は一緒に映画館に出かけた仲だった。彼女にせがまれて共に外出したモフセンは、家事ばかりの彼女に外がいかに酷い世界かを教えることになるのだった。一方、女子刑務所の管理者アティク(サイモン・アブカリアン)は、癌で余命幾ばくもない妻のムサラト(ヒアム・アッバス)と暮らしつつ、彼女の気遣いも顧みず笑うこともない毎日を過ごしていた。彼のもとに、久しぶりに若い死刑囚が連行されてくる。夫殺しの罪科をもつその女とは…。〔82分〕[投票]
★5甲鉄城のカバネリ 海門(うなと)決戦(2018/日)産業革命後、急速に進展した文明を全世界が享受した平行世界。極東の一国であった日本もいまだ封建社会を堅守しつつ、その恩恵に預かっていた。だが、「カバネ」と呼ばれる生ける屍の急速な増大によって社会は蝕まれ、人は重装甲を施した機関車の線路に繋がれた城塞都市に隠棲せざるを得なくなる。そんな中、カバネの強靭な戦闘力と人の理性を兼ね備えた「カバネリ」という存在が現われた。機関車「甲鉄城」の構成員である生駒(畠中祐)も過酷な運命に晒されてカバネリとなるが、堅い信頼で結ばれた仲間たちとともに戦い、少女戦士・無名(千本木彩花)との愛情を貫く。そして甲鉄城は日本海の要害、海門にたどり着く。〔67分〕[投票]
★2アシク・ケリブ(1988/露)吟遊詩人アシク・ケリブ(ユーリー・ムゴヤン)は若く美しい領主の娘マグリ(ベロニカ・メトニッゼ)と心を通わせ合い、父たる領主に許しを授かるため彼の元に向かう。だが貧しい青年アシクを領主は忌み嫌い罵倒するのだった。マグリへの思いを断ち切れぬアシクは1000の夜の修行ののち、必ずマグリに相応しい詩人となり帰還することを誓い旅立つ。だが恋敵は策謀をめぐらし、川を渡るアシクの衣服を奪って彼は川で溺死したと吹聴、アシクの母を絶望の末失明に追いやるのだった。しかしアシクには彼を見守る聖人が近づき、アシクの善根を積む旅を先導してゆく。セルゲイ・パラジャーノフ監督の遺作であり、アンドレイ・タルコフスキーに捧げられた一作。〔74分〕[投票]
★3ミス・アメリカーナ(2020/米)「誰かに愛されたい。いい人と思われたい」カントリー歌手として大成した少女テイラー・スウィフトは、つねにそう思って歌い続けてきた。だが、彼女がグラミー賞を受け取ったステージに上がり、マイクを奪い取ったある歌手はこう言った。「この会場にいるビヨンセこそ、この賞に相応しい」…好意を振りまいて歌い続けた少女は、無からでも自分に向けられる悪意が生まれることを知った。そして今30歳を迎えようとするテイラーは、ファンの半分を敵に回すことになっても、許せない政治家への批判を口にする。ドナルド・トランプをして「25%彼女の歌が嫌いになった」と呟かしめた、テイラーの発言を支える信念とは何か。彼女の成長を助けた人々と経験を追う。〔85分〕[投票]
★3ホドロフスキーの虹泥棒(1990/英)大富豪ルドルフ(クリストファー・リー)。すでに老いた彼の遺産をめぐる親族会議にあたり、富豪は愛犬たちを優先し家族をないがしろにする発言で皆を怒らせた。だが、唯一遺産を受け取れそうな人物の名が浮かび上がった。ルドルフ同様に変人の甥、メレアーグラ(ピーター・オトゥール)という男だ。当のメレアーグラはといえば、愛犬クロノスが頓死したショックで気落ちし、下水道に住まいを移し隠棲していた。彼に仕える男・コソ泥のディマ(オマー・シャリフ)は気難しい主人に辟易しながらも、ルドルフの遺産が天下る日を夢見て毎日の食糧を盗んでは、メレアーグラに献上するのだった。そしてついに、ルドルフ急死の報せが届く。〔93分〕[投票]
★4ホドロフスキーのサイコマジック(2019/仏)往年の碩学、ジーグムント・フロイトはかつて精神の不思議を解き明かし、人々を懊悩より救うべく「精神分析学」を誕生させた。だが惜しむらくは、それは机上の科学でしかなく、人々のトラウマを発見する手立てにはなってもそこより救うことは不可能だった。それを凌駕する最良の技術が、癒しの芸術としてアレハンドロ・ホドロフスキーによって生み出された「サイコマジック」だ。サイコマジックは分析の前に行動を行なう。『エル・トポ』や『ファンドとリス』などの聖典に刻まれた啓示をもとに、主唱者ホドロフスキーは被験者を行動させ、そこから肉体への干渉をもって治癒へと導くのだ。果たして主唱者は聖者かペテン師か?〔100分〕 [投票]
★3音響生命体ノイズマン(1997/日)遙かな未来に建設された街、チャンポンシティ。ここで人々は激しい音楽の海のなかから「音楽の実」をとって食し、好き好んだ音楽に満たされて暮らしていた。だが狂人科学者のフランケン博士(納谷悟朗)によって生み出された、人造生命体ノイズマン(小桜エツ子)の都市の占拠によって世界の様相は変わる。ノイズマンは音楽の奔流のなかにある「汚い音楽」を嫌い、人々にそれを狩らせて結晶体に変換させていたのだ。音楽狩りを行なっていたトビオ(荻原秀樹)とレイナ(岡本麻弥)は、仕事中に偶然「音楽の木」を見つけ、禁忌を破ってその実を食べてしまう。するとふたりの前に新たな音楽の煌めきが展開されるのだった。『王立宇宙軍』の併映短編。〔16分〕[投票]
★3暗黒女子(2016/日)ミッション系の私立女子高校。ここで文学サロンを開き後輩たちの崇拝を一身に集めた美少女・いつみ(飯豊まりえ)が屋上より謎の投身自殺を遂げた。その夜、いつみの補佐役であった少女・小百合(清水富美加)によって、サロンのメンバーによる朗読会が開かれる。少女たちが朗読するのは、各々の少女たちが考えるいつみの死の真相をしたためた創作短編だ。貧しい出自ながら奨学生となった美礼(平祐奈)、作家としてすでに名声を得る志夜(清野菜名)、割烹店の娘でスイーツ作りの名人・あかね(小島梨里杏)、ブルガリアからの留学生・ディアナ(玉城ティナ)の4人が、言われるままに事件を解き明かす。その真相は?〔105分〕[投票]
★3キンキンのルンペン大将(1976/日)何をやらせてもワンテンポずれ、失敗してしまうダメ中年清十郎(愛川欽也)は、とうとう女房に追い出され故郷の山形を後にした。上野でこれからの行動を練ろうとする彼だったが、財布をスラれ貴重品を巻き上げられて一文無しになってしまう。そんな彼に救いの手を差し伸べたルンペンの会長(伴淳三郎)の庇護のなか、清十郎は公園を根城とするようになる。そして彼が出会ったのが、同じ山形から東京に来たものの会社が潰れ途方に暮れる娘・秋子(坂口良子)だった。彼女の身を案じた清十郎は、俄然気力を呼び起こされ靴屋の就職先を得てふたりで寝られる場を得るが、ボヤを出してクビになってしまった。もう面倒はかけられないと、秋子は姿をくらますが…。〔86分〕[投票]
★3ナイチンゲール(2018/豪=カナダ=米)19世紀、オーストラリア。微罪で流刑に処されたアイルランド女のクレア(アシュリン・フランチオージ)は、美貌と美声を英軍将校ホーキンス(サム・クラフリン)に愛され、囲われ女として過ごしていた。だが、そんな日々から解放される日は確実に予定されていたにも関わらず、全く機会が与えられないことにクレアの夫エイデン(マイケル・シーズビー)は反発する。それは激しい口論に発展し、ホーキンスはクレアを凌辱、そしてエイデンと幼子を殺害してしまった。そのまま逃げるように地方の上官のもとに向かったホーキンスを仇と狙い、クレアは愛馬と、アボリジニーの案内役ビリー(ベイカリ・ガナンバー)とともに復讐の旅に出るのだった。〔136分〕[投票]
★4コレット(2018/英=米)19世紀末のフランス。田舎娘のガブリエル・コレット(キーラ・ナイトレイ)は、人気作家のウィリー(ドミニク・ウェスト)と恋に堕ち結婚する。ウィリーの横溢する才能に憧れていたコレットだったが、実は他者の才能を見出し発掘することに長けた男が彼と知り、少なからず失望する。だが、ウィリーはその才能でコレットの文才をも見抜き、自伝的作品「クロディーヌ」のウィリー名義での出版を実行する。自己の欲求に正直である才女の物語は爆発的ヒットとなるが、当のコレットはゴーストライターとして才能を搾り取られるだけの生活に不満を燻らされる。ウィリーの浮気も重なり、コレットは女性紳士ミッシー(デニース・ゴフ)に心を移してゆく。〔111分〕[投票]