眠狂四郎勝負(1964/日) | ★4 市川雷蔵永遠の当たり役「眠狂四郎シリーズ」の、事実上出発点となった第2作目。本篇あらすじは甘崎庵さんにお任せして、この作品の製作秘話はちょっと素敵な話なので解説で→ [more] (AONI) | [投票(11)] |
彼女を見ればわかること(2000/米) | ★4 「キーナー医師の場合」、「レベッカへの贈り物」、「ローズのための誰か」、「おやすみリリー クリスティーン」、「キャシーを待つ恋」の5話(5部)構成。それぞれ、年老いた母親を看護する医師、不倫関係を続ける銀行支店長、童話作家のシングルマザー、恋人が病に侵された同性愛の占い師、盲目の妹の世話をしている警官、の5人の女性とその周辺が描かれる。脚本および監督は「百年の孤独」などでノーベル賞を受賞している G. ガルシア・マルケスの息子、ロドリゴ・ガルシア。
(カフカのすあま) | [投票(5)] |
田園に死す(1974/日) | ★5 奇才(これは本物)・寺山修司の詩集「田園に死す」をモチーフとした異常・異形な映像群。母・後妻・柱時計・恐山・イタコ・空気女・駆落ち・てて無し子・そして、20年前の過去の自分との対話という、その異常な時間軸の中で改めて己を母を存在を考える。圧倒的なイメージングの集大成に驚きを隠せない作品。←作品という響きが似合う映画。余談だが、某大手レンタル屋の「有名人が推す1本」の企画で、あの庵野監督が推してた1本。この映画からどう影響を受ければエヴァが出来あがるのか真剣に検討中。回答望む。それにしても、この映画のあらすじはコメントを書くより遥かに難しかった。 (ピロちゃんきゅ〜) | [投票(11)] |
ホテル・ルワンダ(2004/伊=英=南アフリカ) | ★4 アフリカの小国・ルワンダには火種がくすぶっていた。多数派民族・フツの過激派が少数派のツチを迫害する動きが強まっているのだ。穏健派フツである高級ホテル支配人・ポール(ドン・チードル)は「事態はこれ以上悪化しない」と考えていた。しかし、ある日突如始まった虐殺に、その思惑は脆くも崩れ去る。脅えるツチの妻(ソフィー・オコネドー)と家族、そして隣人らを自らのホテルに急ぎ避難させたポール。だがホテルを守る国連軍大佐(ニック・ノルティ)、事件を世界に伝えるTVクルー(ホアキン・フェニックス)には虐殺を止める力はなかった。世界から見捨てられたホテルで、ポールの孤軍奮闘が始まった。[122分/カラー/シネマスコープ] [more] (Yasu) | [投票(4)] |
ウイズネイルと僕(1987/英) | ★5 「ウィズネイル&I まつり」のようなイベントまであるカルト映画。若い役者の卵と、「若い」とは呼べなくなりつつある売れない役者。このふたりが、この世の終わりみたいに汚いアパートに暮らしている。退屈だからか小遣いがあるからか、いつでも酒を飲んだり、クスリをやったりしている。でも、あまりに退屈なので、金持ちの叔父さんの別荘に遊びに行く。ちょっとした出来事はある。でも、何が起こるわけではない。そして、時はいつか満ち、歩き出さねばならないときが来る。 (カフカのすあま) | [投票(5)] |
ビリー・ザ・キッド 21才の生涯(1973/米) | ★0 1881年、ならず者のビリー・ザ・キッドは元相棒の保安官パット・ギャレット(ジェームズ・コバーン)に1年前の罪で逮捕された。しかしビリーはギャレットの留守中に守衛を殺害し脱走、ここから二人の執念の追走劇が始まる。監督はサム・ペキンパー。ビリー役にフォーク歌手クリス・クリストファーソン、その愛人にリタ・クーリッジ(当時のクリスの妻で歌手)、ビリーに憧れる青年にボブ・ディランを配したファン垂涎の作品。サントラも担当したディランが映画用に書いた「天国の扉」は本編では使用されなかった。 (町田) | [投票(4)] |