sawa:38さんのコメント: 更新順
サンダーボルト(1974/米) | 同年のTVシリーズ『傷だらけの天使』と同じ匂いが漂う。東京砂漠とアイダホの乾燥した大地、そこに撥水するかのように我が道を行く男たち。傷を舐めあうような事はしないけれど、かなりWETな奴等だって事を2時間かけて楽しませてくれる。 [review] | [投票(3)] | |
殺陣師段平(1950/日) | 監督マキノ雅弘X脚本黒澤明という日本映画界の夢のような作品のはずだったのに・・・演出も脚本も撮影も、何も秀でるところはありません。 | [投票] | |
ジャコ萬と鉄(1949/日) | 男達の描き込みぶりに比べ、この情熱的な女の描き方には幼稚ささえ感じる。黒澤明の想像する女性像の限界が垣間見えるとは言い過ぎか? [review] | [投票(3)] | |
団鬼六 蒼いおんな(1982/日) | 複雑そうな(映画的に面白そうな)人間関係がメインにありながら描写は露程もなく映画として成り立っていない。スレンダーな姿態の志麻いづみが拝めればそれだけで良いのだけれども本当にそれだけの映画で終わっている。 | [投票] | |
荒木又右エ門 決闘鍵屋の辻(1952/日) | 前半部のやたらと台詞での状況説明が目立つ粗い脚本に対し、後半に入るや時間軸を同調させての緊張感とリアリズムを求めた殺陣が映画を救う。特に野次馬の視点で捉えた映像はこの「講談」の本質を上手に捉えている。 | [投票] | |
隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS(2008/日) | この特徴の無い演出、平凡なカメラ、そしてアイドルたち・・・それでも本作はとても面白い。ってこたぁオリジナルはいったいどんな代物なんだ?と思わせただけで邦画の活性化に貢献したはずでしょう。 | [投票(1)] | |
黒薔薇昇天(1975/日) | 劇中で「芸術だ!」を連呼するエロ映画監督が言う、「所詮ファックだ!」と。にっかつロマンポルノという枠内でもがく神代辰巳の皮肉を込めたメッセージなんだろうな。70年代神代の空気がぎらついている良作。 | [投票] | |
仇討(1964/日) | クライマックスでの中村錦之助の神憑った芝居に全ての賛辞が集まるのは当然の帰結。だが、あのカット割り・アングル・ピントのぼかし、そしてあのリズム感。計算し尽された今井正の演出があればこそ。橋本忍の脚本は言うに及ばずだ。 | [投票] | |
散歩する霊柩車(1964/日) | 主演の西村晃の素晴らしい芝居は勿論なのだが、チラッチラッと横目で西村を窺う渥美清のこの目の演技。あの細い目でコレをやられたら邦画ファンはイチコロです。文句なしの佳作、必ずトラウマになります。 | [投票(1)] | |
俺は、君のためにこそ死ににいく(2007/日) | 散漫な脚本が映画としての完成度を下げている。エピソードの羅列と群像劇とでは似通っているが意味合いはまったく違う。ある程度フィクションの部分を多くしてでも「視点の固定」と「ドラマの連続性」を堅持すべきだった。 [review] | [投票] | |
顔役無用 男性No.1より(1955/日) | 三船敏郎VS鶴田浩二という贅沢な対決に「ゴジラ対キングギドラ」的な期待感を持ったが、何のことはない「ゴジラ対モスラ(しかも幼虫)」だ。硬派色を放ち始める以前の鶴田浩二に魅力は薄い。 | [投票] | |
愛の流刑地(2006/日) | 長谷川京子は自身の演技によって破壊したこの作品の為に自身が脱ぐべきだった。寺島しのぶじゃぁちょっときつい・・ [review] | [投票(2)] | |
博奕打ち 殴り込み(1968/日) | 東宝の加東大介と東映任侠、しかも鶴田浩二と共演するという食い合わせが意外にも良い。ドラマ部は東映色にない厚みが加えられた感さえする。それはとりもなおさず秀逸な笠原和夫脚本とアップ多用の小沢茂弘演出が効いているからだ。 | [投票(1)] | |
砂の上のロビンソン(1989/日) | 良作を見つけた。「家族」という普遍のテーマもさることながら、女優の化粧スタイルが若干異なる以外は20年近く経った現在でも充分通用する。否、鮮烈でさえある。こいう佳作を発見した時の嬉しさったら、ねぇ! | [投票] | |
RED SHADOW 赤影(2001/日) | この作品は「緩さ=楽しさ」を前面に出している。おそらく制作現場も同様の楽しさがあったと推察される。だが観客はこのあまりの「緩さ」にあきれ果て、「厳しさ」とは言わぬが最低限度の「規律」を求めたのだろう。これは金を獲る映画では無い。 | [投票] | |
クローバーフィールド HAKAISHA(2008/米) | 映画史上最も退屈な冒頭30分を如何に我慢するか?シネコンで一緒に鑑賞した女房は「劇場No,間違えちゃったんじゃないの?」って聞いてくるし・・・ [review] | [投票] | |
墓石と決闘(1967/米) | ワイアット・アープを復讐の殺人鬼と描くのか、それとも「まだ」英雄として描くのかというスタンスが制作・監督のジョン・スタージェス自身で判然としていないのではないか。それがこの曖昧な映画のすべてである。 | [投票] | |
日本の首領 完結編(1978/日) | 殺されまくった3作目ともなると黄金の東映やくざスターたちも遂に底を尽いたかと思われたが・・・ところがどっこい、最後には彼等がいた。大スターを向こうにまわし東映任侠路線の悪役を一手に任されてきた彼等こそ「東映の悪役」だっ! [review] | [投票(1)] | |
日本の首領 野望篇(1977/日) | 1作目で貴重な役者たちを殺し過ぎてしまうというシリーズ化にとっての過ちを『仁義なき戦い』で学んだはずじゃなかったのか? | [投票] | |
やくざ戦争 日本の首領(1977/日) | 主演として鶴田浩二がここまでコケにされた作品はかつてなかった。 [review] | [投票] |