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sawa:38さんのコメント: 更新順

★3ハワイの若大将(1962/日)周囲の人間をすべて脇役にして従えてしまう若大将。ここに至っては魅力を通り越して魔力となる。稀有な役者加山雄三の本領発揮であるが、青大将田中邦衛のささやかな勇気にこそ感情移入できる。飯田蝶子のムームーもいい。[投票]
★2コンセント(2001/日)高尚な精神世界を描こうとしても市川実和子が画面にいるだけでホラー映画になってしまう。それじゃぁってんで、いくら市川実和子がエロく腰を振ろうとも爬虫類の交尾を観察しているようで抜ける訳でもない。[投票]
★4うつせみ(2004/韓国=日)お伽話の純愛映画として安らかに鑑賞できる。ギドクだからといって触覚を研ぎ澄まして観る必要はない。手探りでソレを探しては「見える」物まで見えなくなってしまうから。[投票]
★3トブルク戦線(1967/米)「戦争」という状況が男の子にとって、かくも面白く格好良いものなのかと再認識させられる。いけない事だと理解しつつも、そんな事忘れてしまう程の魅力が本作には凝縮されている。米国でしか創れない「娯楽映画」の中の1作。 [review][投票]
★5大学の若大将(1961/日)多岐にわたるサブストーリーは多彩な名脇役たちの濃い描き込みによってブレることなく芯を持ち、途切れなく爆走するエピソードは東宝らしい上品なコメディで厭きさせない。「完璧なる男」を描いた完璧な青春映画・・本物の娯楽映画がここにある。[投票(1)]
★2野良猫ロック マシンアニマル(1970/日)ベトナム反戦・脱走兵・LSD・ゴーゴーetc・・・70年風俗描写の連続爆発に思わず目眩がする。「流行の先端」の痛痒さを思い知るには格好の作品。1作目のカーチェイスに較べスピード感は上がったが、それでも時速30Kmとみた。ヘタレ度は変わらない。[投票]
★2新宿アウトロー ぶっ飛ばせ(1970/日)起承転結の「起」が欠如した作品は何かの続編かと疑いたくなる。結果、人物の背景がまったく描かれない珍作となり、さらに藤田敏八の画面の中にいる渡哲也の居心地の悪さが、そのまま相性の悪さとして消化不良となっている。[投票]
★3逆噴射家族(1984/日)愛すべき最小単位である「家庭」という絶対防衛圏内部での殺し合いを「狂気」という安易な言葉で原因をぼかし、「破壊による再生」というありがちなラストで収束させる。『岸辺のアルバム』のパロディにしか過ぎず、ゴーマニズムの欠片も見られない。[投票]
★3恋の門(2004/日)スケベ親爺の妄想をバシッと全面的に受け止めてくれた酒井若菜に満足して果てた・・しかし同時に彼女が主演女優に昇華出来ない理由も何となく理解させてもらった。1時間ドラマにカット出来る程の無駄な長尺が辛い。彼女のエロさだけでは辛い。[投票(3)]
★3新座頭市物語 笠間の血祭り(1973/日)前作『折れた杖』で稀代の映像作家としての才能を魅せた勝新太郎を知ってしまったら、これはただのチャンバラ映画でしかない。シリーズ最終作としてはあまりにも物足りない。ベテラン安田公義監督の力量の限界。 [review][投票]
★5新座頭市物語 折れた杖(1972/日)やはり座頭市を髄まで知り尽くした男が自ら監督すると、こう撮るのかと感心していたら、実は脇の人物を丹念に描く事に力を入れていた。ピントがぼける程のクローズアップでドラマを浮き彫りにし、俯瞰で流す。勝新太郎は歴代の大映監督たちを一蹴した。彼が見ていたのは勅使河原宏だけだ。[投票(1)]
★1野良猫ロック セックスハンター(1970/日)あらゆる面で手の施しようが無い作品とはかくも愛しいものか。特にニヒルでクールな小悪党の藤竜也に涙を禁じ得ない。こんなヘタレな役どころはそう滅多にお目にかかれない。「カルト映画」と切り捨てるにしても捨て場所さえ見当たらないだろう。[投票]
★4ファミリー・ゲーム 双子の天使(1998/米)ベタなのは分かりきってたさ。だけど同時進行する執事たちのもうひとつのドラマなんかが★をひとつプラスさせてしまう。こういう映画は脳を弛緩させぼんやりと眺めたい。[投票]
★4野火(1959/日)かつて「赤い土と岩」が描けていないと『ビルマの竪琴』をリメイクした市川崑。金田一を撮ってる場合じゃない。本作の「狂おしい緑と泥」そして「肉の赤」を何故リメイクしないのか?若い日本人はこういう「色彩」をこそ必要としているはずなのに。[投票(2)]
★3ナイト ミュージアム(2006/米)まさかとは思うが、息子がコレクションしているウルトラマンやライダーの食玩フィギアたちが今まさに楽しいバトルを繰り広げているんじゃないだろうかと想像させる。今晩彼は眠れない、否眠らないかもしれない。楽しい夜になりそうです。だから映画は楽しい。[投票(3)]
★1女番長 野良猫ロック(1970/日)雑草が生い茂る新宿西口と、井上陽水と思しき若者を画面に発見する回顧趣味以外には何も見出すモノはない。強いて言えば、映画史上最も緩いカーチェイスがカルトと言えばカルトなのか。[投票]
★3あゝ海軍(1969/日)一切の迷いの無い海軍賛美の作品。現代の私達の問題は本作の内容ではなく、本作が制作された時代の世論(空気感)が、現在までの僅かな時間でどうしてこうも変遷してしまったかを解析することだろう。そうする事で現在の大抵の問題は解決するはずである。[投票]
★4東京オリンピック(1965/日)開始5分で涙腺が緩み、20分後には涙が止め処も無く流れた。絶対悪だった「日本」へ聖火と世界中の人々が集まってくる。もてなす日本。「すべて」を過去形にする事が出来た日本人最良の日々を描く30分間。 [review][投票(4)]
★3続・荒野の用心棒(1966/伊=スペイン)NY近代美術館に永久保存されているという本作を、何故か小学二年生の息子と鑑賞する。「MoMA」「小学生」「残酷」「マカロニ」これらのキーワードの羅列の同一性の無さに混乱する。夏休みの絵日記が心配だ。 [review][投票(1)]
★3キャッチ ア ウェーブ(2006/日)観ているこっちが恥ずかしくなるようなベタベタな設定と、ここまで下手か?っていう芝居と演出にあきれる・・・・はずなんだけど、つい熱くなって観入ってしまうのは何故なんだ?! [review][投票]