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sawa:38さんのコメント: 更新順

★3華氏911(2004/米)ムーアの「敵意ある編集」は、米政府が行った「悪意ある情報操作」と同義語だった。ドキュメンタリーとしては踏み込んではいけない領域を犯したが、金払って観にいく「たかが映画」ならこんなのも有り。ところで何故ユダヤ人は出て来ないんでしょうか?[投票]
★4ゼブラーマン(2003/日)妙に現実感のあるヒーロー描写は、もはや二番煎じの感がある。だからこそ避けて欲しくなかった「本当の敵」との闘い。親爺再生の意を込めて減点★1。 [review][投票(12)]
★4恐怖のメロディ(1971/米)面白いが、取り立てて絶賛する所もなく、非難される所もない。この卒の無さ加減がまさにドン・シーゲル譲りなのだろうか。PS,滝壺&全裸シーンこそ監督冥利の役得か?[投票]
★5手錠のまゝの脱獄(1958/米)すべてが詰まった傑作。描かれていないのは「同情」ぐらいだろう。そして「捜索するに及ばず。やがて殺しあうだろう。」この台詞とこの邦題、これで鑑賞する気が起こらなきゃ映画ファンとは呼べない。[投票]
★4陸軍(1944/日)ラスト10分で国策映画から木下恵介の映画に切り替わった途端に、カメラは尋常でない程躍動する。そこに木下の作家性が見えるのは勿論だが、本当に身震いするのは、「勝利」への希望も入っている点である。後世の我々が軽々しく「反戦」などとは言えない。 [review][投票(3)]
★3突撃隊(1962/米)この閉塞感のある6人という小さな分隊での人間関係に取り立てて特筆すべきものはない。名作TVドラマ『コンバット』の1エピソードの域を出ない。だが、ラストの「苦味」はまさに映画の「味」。ドン・シーゲルの「意地」。 [review][投票(1)]
★3星に願いを。(2002/日)スピーカーから降ってくるアノ「天の声」のデリカシーの無さはどういう意図なのだろうか?作品全体の音階までをも台無しにするような覚悟を持って演出されたものなのか?ええ話だっただけに、私は怒っている。とことん問い詰めたい。[投票(4)]
★4ブラッド・ワーク(2002/米)上質の一本。しかし、クリント・イーストウッド自身の色恋沙汰やベッドシーンはもういらない気がする。『マディソン郡の橋』であれほど丁寧な「愛」が描ける監督であるならば、今回のような「おまけ」はもういらない。[投票]
★3八月はエロスの匂い(1972/日)前作『八月の濡れた砂』のギラギラしたような感性は感じられない。ロマンポルノ路線への戸惑いが、本作品の中途半端さに繋がっている。しかし浜辺で「交わる」シーンからラストは、藤田敏八らしさを堪能するには充分過ぎる出来具合だ。[投票]
★4ニューヨークの恋人(2001/米)アメリカでは125年の時が変えたモノは「女性」だったらしい。故に女性への接し方のギャップがコメディになる。これが明治を舞台にした我が国だったらどんな作品になるのか?「男気」だろう。西郷どんが自刃した前年の事だ。[投票]
★3加藤隼戰闘隊(1944/日)なにしろ戦時中だから本物の戦闘機が舞うのである。円谷英二の特撮と実機が境目なく融合する様(撃墜=殺し合い)は、不謹慎かもしれないが戦慄を覚える程「美しい」 [review][投票(6)]
★3殺人の追憶(2003/韓国)「三億円事件」「よど号ハイジャック」「浅間山荘事件」。私達の鼻に酸っぱさが混じるのは、アノ頃の「時代の匂い」を思いださせるから。実際の事件にオチを求めるのは酷ではあるが、韓国以外の客にとってはこの作品から「何か」を読み取る事は不可能だ。[投票(5)]
★3ジョゼと虎と魚たち(2003/日)徐々に語られるようになってきた「身障者の性欲」。その内情を知るとコレはまるで夢物語だという。 [review][投票(8)]
★2きょうのできごと(2003/日)朝を迎える砂浜で思い思いの立ち位置に佇む若者たち・・・『ふぞろいの林檎』を見ているようでとても恥ずかしかった。誰もが経験したような既視感だけで勝負したのなら、これは「冗長」としか言えない。[投票]
★3忍びの者 続・霧隠才蔵(1964/日)歴史の呪縛から解放され、完全にフィクションとして制作されたが、それでも霧隠才蔵の活躍の場はこんなものなのか。やはり戦国時代の史実は何にもまして面白いのだ。家康という史上稀なるドラマ性を持った男を超える人物を創造する事は無理だ。[投票]
★4少女(2001/日)神代辰巳の遺骨を啼きながら齧ったという奥田瑛二。彼の胃の中で亡き神代監督の声が聞こえてくるような作りは見事。助政君のエピソードが無残で、このリアルさはやはり日活風味でしか味わえない。 [review][投票]
★4クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(1997/日)「名刺交換」という儀式を静かに見守るホステスたち。嗚呼!この奥行きの深いリアル感はいったい何なんだ!娘はシロの安否を気遣い、私は三波春夫に笑いをかみ殺す。それぞれの楽しみ方をした一品。[投票(1)]
★3忍びの者 霧隠才蔵(1964/日)大阪城砲撃シーンの迫力は時代を超越するかの如し。ただし幸村の家康本陣突入が見たかった私は肩透かしを喰らう。やはりこのシリーズは忍者不要で歴史大河に徹した方が良かったんじゃないだろうか。[投票]
★2新・忍びの者(1963/日)主人公がこれほどまでに必要とされないストーリーも珍しいのではないか。PS,東野英治郎を秀吉役に配するキャスティングは絶妙。[投票]
★4キッズ・リターン Kids Return(1996/日)「社会」というジャングルに放り込まれた少年たち。「力」こそがすべて。「友情」なんて薄っぺらいバランスもひっくり返る。この壮絶なサバイバル戦は北野武映画の中で最も残酷な作品である。 [review][投票(3)]