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sawa:38さんのコメント: 更新順

★5プライベート・ソルジャー(1998/米)凄惨な戦闘シーンは『ハンバーガーヒル』にて実証済みだ。だが本作の恐ろしさは銃声が一発もしない静寂な森の中にあった。「死」の恐怖よりも「孤」の恐怖が背筋を凍らせる。正統派戦争映画としてはまったくもって見事である[投票]
★5インファナル・アフェア(2002/香港)アクション映画で★5が点けられる作品ってのはそんなに多くあるもんじゃない。そんな中でどうしても★5を点けずにはいられなくなる程の熟成された脚本は滅多にお目にかかれない。[投票(2)]
★5忠臣蔵外伝四谷怪談(1994/日)このトラウマは消そうたって簡単には消えない。さらに、この類い稀なる妖しい映像を撮ったのが深作欣二という事実が批評家をそして私を混乱の渦に巻き込むのだ。 [review][投票(4)]
★5仁義の墓場(1975/日)「戦後最悪の粗暴犯」石川力夫を深作が撮る。手持ちカメラは揉みくちゃにされ、ひっくり返る。観客はいやおう無しに惨劇の修羅場の目撃者にされてしまう。以下プチ深作論(?) [review][投票(6)]
★4博徒外人部隊(1971/日)返還前のOKINAWAでのロケ、ジャズと沖縄民謡が流れる画、スーツにサングラスの鶴田浩二も渋いが、時代は「任侠」から「暴力」へと移っていく。深作VS鶴田の確執の終焉は時代の必然であった。[投票]
★4天使のはらわた 赤い眩暈(1988/日)名美と村木の運命はいつも明白だ。二人はああなるしかなかったのだ。「廃墟で過ごす雨の一夜」、これこそ石井隆の非情な感性を最も具現化している。秀逸な大人の短編である。 [review][投票]
★2ナオミ(1980/日)水原ゆう紀の学芸会の域を出ないであろうトンデモ演技が睡魔を誘い込む。彼女のヌードシーンだけが取柄の本作に名を使われた谷崎潤一郎もまた哀れであろう。[投票(2)]
★4赫い髪の女(1979/日)時として「にっかつロマンポルノ」はその枠から這い出そうともがき苦しむ作品を生み出す。同様に宮下順子も「ただのポルノ女優」から這い出した。ソレを世間に認めさせた芝居と神代辰巳の演出に★4。[投票(1)]
★5第五福竜丸(1959/日)今年は「ゴジラ映画50周年」なのだそうである。だが本来は「第五福竜丸」から50年なのだ。不謹慎を承知で言えば、これを見ずに『ゴジラ』を語れるはずが無い。 [review][投票(3)]
★4緋牡丹博徒 お命戴きます(1971/日) ラスト10分、とてつもなく美しく強く、そして哀しい「お竜さん」が見れる。斬られた喪服から鮮血とともに緋牡丹が覗く、これをエロティックと呼ばずに何というのだろう。 [投票(1)]
★4緋牡丹博徒 二代目襲名(1969/日)毎度のことながら完成された脚本はまるでお竜さんのうなじの如く流麗である。だが、ふと気づいた。私が本当に期待しているのは「不死身の富士松」こと待田京介の活躍なのではないだろうかと。 [review][投票(2)]
★2マダムスキャンダル 10秒死なせて(1982/日)義理の父と絡む五月みどり。この設定では熟女たる彼女の魅力がまったく活かされていない。豊満なただ豊満な女がいるだけか。しかも相手役は小松方正・・・壮絶である・・・ [review][投票(1)]
★3五人の突撃隊(1961/日)本郷功次郎山村聡がいなかったら、とても戦争映画とは言えないような今となっては妖しい面子が揃った珍品か。日本が気軽に戦争映画を撮れた時代と考えれば、それもまた哀しい。川崎敬三はさらに哀しい・・[投票]
★5無宿(1974/日)勝新と高倉、そして梶という破天荒な競演も見事だが、ここは70年代斎藤耕一の映像美学に酔う。彼のロングショットは無常感や孤高・哀しさだけでなく、「微笑ましさ」まで表せる稀有な作家である。[投票(2)]
★3梟の城(1999/日)深夜の伏見城潜入?昼間にしかロケが出来なかったのは辛いが、昼と夜の撮影が交錯してしまったカット割にOK出す篠田監督も痛い。[投票(1)]
★3アナザーウェイ D機関情報(1988/日=スイス)原作は良かったんですが、映画化は緊迫感がいまひとつ。しかし昔、雑誌「ロードショー」の表紙を度々飾り、お世話になったシドニー・ロームに会えます。お宝です。[投票]
★3修羅の群れ(1984/日)東映のボスキャラ総出演では飽き足らずに、サブちゃん組の歌手達と巨人軍OB達まで動員したオメデタイ作品。まるで元旦の昼下がりの番組を見ているようです。それと出演者達の裏の顔と役がダブってそうな所と松方が文太を呼び捨てにしてしまう所が怖いです。[投票]
★4ミート・ザ・ペアレンツ(2000/米)奴の気持ちが痛いほど響いてくる。 [review][投票(2)]
★3個人生活(1974/仏)映画的には語るところなど何も無い。ただしシドニー・ロームの妖艶さは並じゃぁない。口を半開きにしたアノお顔こそ「白痴美」と言うでしょうねぇ。[投票(1)]
★5女囚さそり 701号怨み節(1973/日)これほどの哀しさを閉じ込めたヒロインは未だかつていない。そして都会に放たれた女豹はより凶暴さを増す。 [review][投票(2)]