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sawa:38さんのコメント: 更新順

★3新・仁義なき戦い。(2000/日)畦道に停車する黒塗りの車列、一斉に開くドアの音に鳥肌の立つ予感。そして降り立つ黒いスーツの男達に背筋が凍る。この作品で唯一、旧シリーズを越えた名シーン。トラクターのおじちゃんの心中は察するに余りある。[投票(2)]
★2戒厳令(1973/日)思想家北一輝、226事件の首謀者である彼の内面を深く描いているようでいて、その実何も描かれていない。特異なカメラアングルと三國連太郎の重苦しい演技がATG臭さに拍車をかけている。[投票(1)]
★2空の穴(2001/日)「何か」を期待して見た開始一時間が私の我慢の限界。残りの一時間はこの監督の力量の限界を呪いつつ、腕時計を何度気にしたことか・・・ヒロインがもうちょっと綺麗ならまだしも・・・ [review][投票]
★5シャイニング(1980/英)計算されつくした構図と演出は、まるで「定規」を使って創られた作品だ。だからオープニングの空撮ヘリの影なんか気にならない。彼は完璧主義者だ。そんなもんある訳ない。[投票(1)]
★4至福のとき(2001/中国)「それでも」薔薇を手に自転車をこぐ親爺が可愛い。否、可愛く見えてくるんだ。そして天童よしみの名をクレジットで探した私もまた別の意味で可愛いと思う。 [review][投票(1)]
★4ディスタンス(2001/日)台詞の少ない作品だが、その無音の行間が語るモノは冗舌すぎるくらいに伝わってくる。 [review][投票(3)]
★2害虫(2002/日)観る者を突き放す、観る者に突きつける、観る者に委ねる。かつてこんなスタイルの作品が流行った。だが、これはそれとは違う。本作は監督の独りよがりか、でなければただ「あざとい」だけだ。[投票]
★3天国の駅(1984/日)汚れ役に挑戦した女神。いくら肌を露出しようとも高貴な上品さは消せなかった。哀しきミスキャストだろう。 [review][投票]
★4ジャスティス(2002/米)散りばめられた伏線たるエピソード群が、ラストへ向け結実していく様は見事である。各キャラの設定の妙とエピソード群がラストに重厚さを肉付けしていく。宣伝に騙されてはいけない、これはかなりの拾い物であった。[投票]
★3不夜城(1998/日)えっ、山本未来って評判悪いんですか?私的には彼女、★5でした。このエロさは並じゃぁない。金城の日本語の芝居の下手さもつい忘れてしまう程のエロさは並じゃぁない。力一杯そう断言したい。[投票(2)]
★5ボウリング・フォー・コロンバイン(2002/カナダ=米)1588年、日本では豊臣秀吉によって刀狩りが施行された。1945年、米軍によりあらゆる兵器が接収された。おかげさまで平和な生活を享受していています。 [review][投票(26)]
★3ブラジルから来た少年(1978/英=米)裏返せば、子供の成長には家庭環境が大事だぞ、という教育的側面をも持ち合わせた珍しいサスペンス映画でもある[投票]
★3DRIVE(2001/日)大ヒットやら映画史上に残るような作品・・を鼻っから狙おうとせず、淡々と、否、虎視眈々と「佳作」狙いできた。そんな態度の奴が予定通りに6位入賞したって、掛ける言葉は無い。 [review][投票]
★1キリング・ミー・ソフトリー(2002/英)この作品の最大の見せ場は「キッチン」・・・だったはず。 [review][投票]
★3ギャング・オブ・ニューヨーク(2002/米=独=伊=英=オランダ)マイケル・ムーア監督が口を尖がらせて言ってたのはコノ事だったのか?140年経っても何も変わらないのか、野蛮人。ただしグロテクスな歴史を撮る勇気はアメリカの(風変わりな)健全性の証明でもある。[投票]
★5イル・ポスティーノ(1995/仏=伊)穏やかな渚で揺れる水草のような心地よい時間に包まれる。彼等ふたりの間に交わされる言葉と優しい目線が私を弛緩させる。「言葉の波に揺れる小船」なら私はいつまでも揺らいでいたい。[投票]
★3007/ダイ・アナザー・デイ(2002/英=米)各所に散りばめられた過去のシリーズへのオマージュがファン魂を揺さぶる。でも、結果的に過去の作品に気持ちが逝っちゃうんだな。 [review][投票]
★4ボーン・アイデンティティ(2002/米)隙の無い脚本に支えられた秀作。記録に残る作品とまではいかないだろうが、上映時間分はきっちりと楽しめる。娯楽作品に徹し、アイデンティティがどうのこうのという事を上っ面だけで済ませたのが勝因か。[投票]
★3狼の挽歌(1970/伊=仏)この当時ハリウッドではなく、仏伊の作品に連続で出演した事で彼の内面の男汁が「渋さ」として滲んできた。けっしてスターになる「顔」ではなかったはずの男、「ブロンソン帝国」の始まりである。[投票(1)]
★4博徒解散式(1968/日)室田日出男が無残だ。ああいうシーンが撮れるのが深作欣二。使い辛い大スターの鶴田浩二よりも端役の室田日出男に監督の全神経が注がれている様が判る。後の『仁義なき戦い』への続く貴重なワンカットである。 [review][投票(1)]