★5 | 田園に死す(1974/日) | 母と離れて暮らした一人っ子の寺山少年を思うと、胸が詰まる。奇妙な映像は、孤独な少年時代の空想癖?表現という術を持たなければ、寺山修司は、何か大きな犯罪を犯したような気さえしてくる。この屈折度…コワイ&イタイ。 | [投票(3)] |
★5 | ブルーベルベット(1986/米) | 嫉妬する。 [review] | [投票(3)] |
★5 | キャバレー(1972/米) | 人を愛するということは、相手に求めることではなく互いを認めあうことだ、とこの映画は教えてくれる。肉体がなくても、好きという気持ちが二人に埋火のように残れば、きっと〈愛〉は存在するのだろう。 | [投票(3)] |
★5 | 太陽を盗んだ男(1979/日) | 目的なく生きる(原爆作る)ってのは、現代そのもの。時代がやっとゴジさんに追いついてきたんでしょう。早く監督の3作目見たいです。映画会社、金を出してくれ〜! | [投票(3)] |
★5 | 東京上空いらっしゃいませ(1990/日) | ビルの屋上に舞い降りた女の子。長い黒髪を風になびかせ、あなたの白いスニーカーを履いて街を闊歩する。運命の糸はつながってる? つながってない? 深紅の薔薇の棘は、彼の心臓を突き刺すような甘い痛みを与えたのでしょうか。想いは、屋形船にゆらりと乗せて、静かに川底に澱のように沈んで行く。もう夢は急がされている。帰れない2人を残して。 | [投票(2)] |
★5 | クラッシュ(2005/米=独) | crash (動)衝突する [review] | [投票(2)] |
★5 | 嫌われ松子の一生(2006/日) | 不幸の元兇は、主体性のなさ。良い人にめぐりあえば安定したであろう彼女の一生も、
ダメ人間を好いてしまい言うなりになるから転落人生まっしぐら。堕ちてく人って、ハタから見ていると選択そのものがトンチンカンゆえ、滑稽でもあり地獄でもあり。対比された女社長の上昇志向にシンクロする私は、松子に嫌われそう。な感じ。
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★5 | 愛人/ラマン(1992/英=仏) | 船のデッキに足をかける少女。泥水のようなメコン河。青空に浮かぶ白い雲。
それが二人の悲恋への幕開けだった。恋に堕ちた男はやがて「出会わなければ良かった」とアヘンを吸いながら呟く。決して人前で泣くことを許されない少女は、
金のためと突き放す。コントラストと官能が織り成す鮮やかな美学。 | [投票(2)] |
★5 | OLの愛汁 ラブジュース(1999/日) | 女は全てを受容したいと欲し、男はそれを頭で拒否する。そのズレを上手く描いた脚本。若き才能、武田浩介。あなたは一体何者なんですか? 女の視点から、こんなにも愛しく優しく撮ったブルー・フィルムを私は知らない。
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★5 | ごめん(2002/日) | 相米監督へのマジメで笑えるオマージュ映画! [review] | [投票(2)] |
★5 | アメリカン・ビューティー(1999/米) | 勝つことにこだわり続けるアメリカ。勝ち組になるというプレッシャーがやがてストレスへと反転し、〈美名〉の元に人びとの心が奇妙に歪み壊れていく。円(アメリカ)から外れた者(英国人の監督)だけが見ることのできるシニカルな世界像。 | [投票(2)] |
★5 | セーラー服と機関銃(1981/日) | 相米慎二×田中陽造。この二人がポルノ出身なんて、当時小学生の私が知る筈もない。星泉という女の子の魅力。(負けん気&包容力)ちょっとHでハードボイルド。映像は長まわしだけど、ホンは370枚を250枚にぶった切り、実際は百数十枚しか使わなかった等。どう抗おうが、その後の映画人生の原点。 | [投票(2)] |
★5 | 陽炎座(1981/日) | 彼女の口に含んだ橙色のほおずきを、手にとった瞬間、丸髷の下の、黒い濡れた瞳が、力強く嬲る。血の味をベロの先で感じ乍ら、桜色に染まった頬を指でなぞると、湿った肌が絡みつく。やがて季節は過ぎゆき、四度目の逢瀬は恋に変わる。 | [投票(2)] |
★5 | トト・ザ・ヒーロー(1991/独=仏=ベルギー) | トトじぃは平凡な人生だったと嘆きます。いやいやアナタほど、豊かな
人生を歩んだ人はいませんよ。因にあの耳に残る歌は、シャルル・トレネの
「ブン」というシャンソンだそうです。(Charles Trenet;BOUM!) | [投票(2)] |
★5 | トレインスポッティング(1996/英) | フェリーニは『81/2』で、「人生は祭りだ。ともに生きよう」って俳優に語らせたけど、ならば私は「人生とは、スタイリッシュにそしてクレイジーに
生きるべし!」とでも言っておこう。(どうせ日常なんて退屈なんだもん。
これくらい言わしといて) | [投票(2)] |
★5 | ビッグ・リボウスキ(1998/米) | 新橋の高架下の映画館で観賞。隣はポルノ映画をやっていたせいか、館内は
ワンカップ大関を持ったおっちゃんがウジャウジャいて、カーペッとタンを吐いていた。映画の内容もシュールだったけど、その場の状況はもっとシュールだった。 | [投票(2)] |
★5 | お熱いのがお好き(1959/米) | 友達が「モンローがもっと頭良かったら、ずっとワイルダーについていって数々の名作残したろう」と言っていた。いやいや処世術がないからモンローなのです。じゃなかったら、NO.1の白痴美女優になれませんって。 | [投票(2)] |
★5 | 無能の人(1991/日) | 竹中直人は美大の人だな…と思う映画。シャシン(画面)の色づかいが好き。山田花子(漫画家の方です)出てるんだよな。どこにいんだろ? | [投票(2)] |
★5 | 時計じかけのオレンジ(1971/英) | 字幕で気になることが…。ホラーショーじゃなくハラショー(素晴らしい)
じゃないのかなぁ? 確か小説ではそうなっていたと思うのだけど。隠語が
わかりやすい字幕にリニューアルして欲しい。 | [投票(2)] |
★5 | 台風クラブ(1984/日) | 10年ぶりに再見。犬神家の一族の湖に刺さる2本の足→台風クラブのラスト 台風クラブの三浦友和のダメ男っぷり→松ヶ根乱射事件のダメ父(山下監督も台風クラブが好きらしい。足のからませ方なんて、まんまだ…)映画って連綿とパーツが続いていくのですね。オモろっ! | [投票(1)] |