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[コメント] 人生とんぼ返り(1955/日)
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★4日活版。1950年の東横京都版『殺陣師段平』のセルフリメイクというか、リピートといってもよいぐらい、そっくりな再映画化作品だ。にもかゝわらず、だ。前作と脚本家クレジットが異なっている。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★3儲け役ということもあるが山田五十鈴が絶品。隠れた代表作だろう、箆棒なものだ。前半だけなら★5つ。彼女がいなくなる後半は偉人尊重の拘りか落差激しく大芝居連発、堅苦しい処を引き受けた他の名優たちは霞んでしまった。 (寒山拾得)[投票(1)]
★4安易に学習されるために行き場を失う感のあるリアリズムは、森繁の症例の劇画化へとメタ化し、リアリズムを表現するためにそれを捨てる。一方で、余裕の河津清三郎らは泥沼化した定義問題を酒の肴にしてはしゃぎ、受け手の情緒を引き締めてしまうようだ。 (disjunctive)[投票(1)]
★3殺陣師段平』の鴈治郎と比べても、甲乙付け難い位に森繁は上手いが、森繁の関西弁の演技(『夫婦善哉』とか)は嫌い。山田五十鈴は、本当に絶品。左幸子も、さすがに上手い。主役として見れば、鴈治郎より森繁の方が華があるが、むしろ森繁の出てないシーンの方が良い。河津清三郎は上手いが、もうちょい若い役者の方が良いのでは。['05.10.19DVD] (直人)[投票(1)]
★4マキノお手の物の題材でルーティーンなのだろうが、ため息が出る程の安定感がある。森繁山田五十鈴のかけ合いの巧さは『夫婦善哉』の淡島とのそれに匹敵する至芸と言って良い。 (けにろん)[投票(1)]
★4殺陣師段平』と比べて演技の付け方が派手になっている。ぎょっとするほどリアルだった市川右太衛門月形龍之介コンビに対し河津清三郎森繁久弥コンビは、役者としての自在さを感じさせる。両方に同じ役で出た山田五十鈴はお春を自家薬篭中のものとし完璧。 (ジェリー)[投票]
★3殺陣師段平』よりもこちらの方が佳くできていると思います。 (RED DANCER)[投票]
★3この分かっていても上手くいかない、噛み合わせることが出来ない人生の(夫婦の)辛さはりありじゅうむに即していると思う。ただ終盤はジメジメしすぎている気が。左幸子は可憐。★3.5 (ドド)[投票]
★3何だかマキノにしてはいまいちテンポが悪いような…。それでも森繁久彌など役者の芝居で観ていることはできるのだが。[Video] (Yasu)[投票]
★5死んでもトンボ切ってみせる心意気!天晴れ!! (フランコ)[投票]
★3妻子を売ってでもリアリズムを買おうとした男の話。前半と後半で異なった森繁を観ることができる。個人的には前半の見慣れた森繁が好きだが、後半の熱演も捨て難い。 (熱田海之)[投票]