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アパートメント(1995/仏=伊=スペイン) | モニカ・ベルッ チが抜群に綺麗。筋書きはヒッチコック的なひねりを盛り込みすぎて転倒しているような気もする。 | [投票(2)] | |
陽だまりの庭で(1995/仏) | 美少女の孫娘に萌えていたら大変なことに。フランス人らしいひねくれた諧謔が冴える、ファンタジックで奇妙な味の戦争寓話。『ライフ・イズ・ビューティフル』がぬるかった人はこれを観るといいのでは。 | [投票(2)] | |
レクイエム・フォー・ドリーム(2000/米) | やたら陰惨で救いのない『トレインスポッティング』というか。転落の筋書きもドラッグ描写も一面的で単調。 | [投票(2)] | |
ブラッドシンプル(1985/米) | 『郵便配達は二度ベルを鳴らす』のコーエン流変奏曲。シンプルな三角関係の殺意が「汚れた探偵」の介入でよじれまくる作劇の妙。 | [投票(2)] | |
トラフィック(2000/独=米) | ハリウッド的な大仰さをすり抜ける演出に好感。話はよくできているけどいささか保守的なのが気にならないでもない。独特の採光と色調はさすが。 | [投票(2)] | |
クッキー・フォーチュン(1999/米) | 犯罪劇めいた筋書きながら、南部の田舎町のゆったり感のため一瞬たりともサスペンスにならないアンチ・ハリウッド的演出。気の早い観客はついてこれまい、という意地悪さがほの見える。でもさすがに人物像がどれも類型で終始しすぎるように思えた。 | [投票(2)] | |
8人の女たち(2002/仏) | TVのスター隠し芸大会みたいな映画。 | [投票(1)] | |
ファイト・クラブ(1999/米) | 消費社会のマニュアルから逃れたつもりの新天地も、やはり何かを模倣しているにすぎない。現代的「自分探し」ものの到達点。あの原作をこれだけきちんと映像化できるとは感心。後半の露骨なネオナチ化も良し。 [review] | [投票(1)] | |
飾窓の女(1945/米) | 小市民の悪夢とし ての犯罪、額縁の中のノワールの世界。『ブルー・ベルベット』はこの後継者だろうか。行く先々で証拠をまき散らす主人公がコミカルで良い。 | [投票(1)] | |
少林サッカー(2001/香港) | 「拳法の達人+サッカー」の発想は、漫画の表現をなぞった範囲で視覚化されているだけなので、未知の驚きに乏しい。結局、競技はサッカーでなくても良かったのではないだろうか。予告編で充分、という感想だった。 | [投票(1)] | |
チェイシング・エイミー(1997/米) | 教科書が教えないマルチ・セクシャリティ時代(?)の行動規範。自分がその立場だったらどうするだろうか、と一緒に考えてみるのが眼目の話だと思った。たとえ巧く解決できなくても……。変な声のジョーイ・ローレン・アダムズが素敵。 | [投票(1)] | |
ギャラクシー・クエスト(1999/米) | 元ネタに愛着がないせいか、良心的なパロディ映画という以上の感銘は受けず。寄り道かと思われた挿話をことごとく回収する脚本は小気味良い。 | [投票(1)] | |
ミツバチのささやき(1972/スペイン) | これに限らず、生身の子役に大人の考える子供像を演じさせて、純粋な子供の視線だと讃えるのにはどうも違和感を拭えない。まして本作の主人公は、現実と虚構をまだ厳密に区別できない年齢の子供として描かれているのだから…… | [投票(1)] | |
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001/日) | 逆『ハメルンの笛吹き』なのはいいとして、特定世代のノスタルジーをそのままたれ流されてもなあ。「昔の懐かしい風景」をただ再現したいだけなら、そもそもアニメーション映画である必要はあったのだろうか。 | [投票(1)] | |
鬼が来た!(2000/中国) | 真摯な力作とは思うものの、発端となる「麻袋」の預け主が物語の外部にいるのなら、作者の都合でどうとでも話の展開を転がせるだろうと思えてしまい、斜に構えた気分で映画を眺めることになった。 | [投票(1)] | |
フィアレス(1993/米) | 冒頭から不可解な言動を連発する主人公。そこに一切の説明を加えないまま淡々と撮りつづける徹底した不親切さ。このため感情移入を拒む作品になっているけれど、映画には強烈なスリルが生まれている。 | [投票(1)] | |
シビル・アクション(1998/米) | 端正な映像と、省略のリズムが独特の編集は秀逸。こんなに格好良く撮られた法廷劇は見たことがない。 | [投票(1)] | |
マルホランド・ドライブ(2001/米=仏) | 前半がTVドラマのパイロット版、後半はあとで追加、という製作過程の見えてしまう構成なのがどうもなあ。ナオミ・ワッツは良い。 | [投票(1)] | |
ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000/英=独=米=オランダ=デンマーク) | 「人がいきなり歌いだすのって不自然だよね」に「だって白昼夢だから」と応える、意地悪でひねくれたアンチ・ミュージカル映画。主人公の妄想世界が現実を捏造していく多重構造がスリリング。 | [投票(1)] | |
ナビィの恋(1999/日) | 登川誠仁のキャラ造形は最高。ただ、この映画はそれに見合うだけの物語を用意できていなかったように思える。 | [投票(1)] |