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hessさんのコメント: 投票数順

★4A.I.(2001/米)期待がものすごく大きかったために肩透かしを食らってしまった。大御所であるジョン・ウィリアムズの音楽は雰囲気と合って格調高く、場面場面もカメラをうまく使い透明感を非常にうまく出していた。が、肝心のストーリーについていけない部分があるのも正直な印象。総じて言えばキューブリックを意識しすぎたスピルバーグの作品といった感じか。ただ、それでも今年の夏の一番の大作には変わらないので是非多くの方に観てもらって様々な意見を聞きたいものだ。01,06,18[投票(2)]
★5処刑人(1999/カナダ=米)この映画で目を惹いたのはウィリアム・デフォーの怪演と音楽の秀逸さである。神の使いとして処刑をする主人公達にリンクするかのごとく荘厳な音楽で、その場面を包み込む瞬間には鳥肌が立った。もちろん主演の二人もしっかりとした存在感を示している。実に拾い物だった。01,06,17[投票(2)]
★4アビス(1989/米)映像は良い、音楽もなかなか、エド・ハリスは相変わらず悲しげな目をたたえて素晴らしい演技を披露する。ただ、脚本の最終的な練が足らない印象が拭えない。最後の落ちがなんともありきたりになってしまっていて実に残念である。01,06,17[投票(2)]
★513F(1999/独=米)いやー、いいですよこれは。地味な役者ゆえにあまり陽の目を浴びていませんが、『マトリックス』や『ファイト・クラブ』(自分探しという系統でこれらはこの作品と同じ)なんかよりも丁寧な作りになっているので、話に引き込まれます。多少無理がある部分も確かにありますが、音楽といい、全編に漂うクラシックな雰囲気といい、たまりませんでした。100分ほどの映画でしたが、濃密度は130分ほどに感じました。01,05,27[投票(2)]
★4ハムナプトラ・失われた砂漠の都(1999/米)アメリカでは驚異的ヒットになった作品で、それがうなずけるようなアメリカ人好みの仕上がりになっている。しかし、ただ軽いだけの作品ではなく、完成度が高いCGなど見所も多く、最近見かけなくなったバリバリの冒険活劇である。インディージョーンズシリーズが好きな方は大抵この作品を気に入るだろうが、比べてしまうと主演、共演の魅力の無さが浮き彫りに去れてしまう感もあり。01,05,20[投票(2)]
★5タイタス(1999/米)冒頭10分で作品にのめりこみ、そのまま一気にラストへ持っていかれた。『恋に落ちたシェイクスピア』もそうだったが、シェイクスピア作品は台詞回しが非常に良い。こんなにも言葉には力があったのかと再認識させてくれる。作品の世界観はやはり現代舞台の代表者ということもあり、かなり奇抜な世界観になっているがこれも彼女の考えと思えばまた良し。全体的に壮大なオペラ劇を見た錯覚に陥ってしまった。この作品の素晴らしさを表現するのに自分の語威力の少なさを痛感するが、とりあえず「傑作」の2文字だけはこの作品にささげたいと思う。01,05,04[投票(2)]
★5十二人の怒れる男(1957/米)アメリカ映画の財産とも言える作品。話の9割以上を密室ですごすという特異な設定にも関わらず、カメラのアングルを変えていくことにより緊張感を最後まで続かせている。これだけ完成度が高い作品なので、この後様々なリメイク・パロディが生まれるのも当然のことだろう。01,04,08[投票(2)]
★5シザーハンズ(1990/米)ティム・バートンの独創性、ダニー・エルフマンの荘厳な音楽美が見事に融合した傑作寓話。何回観ても楽しめるが、回を重ねるごとにやはりエルフマンの功績の大きさが分かってくる。彼無くして、バートン色は出せないであろう。「寓話とは、信じはしないが、共感はできるもの」か、ん〜〜、納得。でも、子供にこんな寓話を話せるような大人になりたい。01,03,11[投票(2)]
★5サイコ(1960/米)文句のつけどころがない傑作!サイコサスペンスというジャンルを作り上げた作品としても意義深い。A・パーキンスが、この後このイメージが付きまとい、彼が死去した際「ノーマン・ベイツ死去!」と報じられた事実には悲しみを覚える。01.03.03[投票(2)]
★1ミスト(2007/米)僕がこの作品に期待していたのはこんなことじゃなかった。。08.05.24 [review][投票(1)]
★4ALWAYS 続・三丁目の夕日(2007/日)定番と不変。07.11.25 [review][投票(1)]
★55時から7時までのクレオ(1961/仏=伊)死を恐れ、対峙し、そして乗り越えていこうとする、人生を生きるということの大きいテーマをあっさり、そして重くならないように描いた傑作。コリンヌ・マルシャンの目の力が無ければ成立しなかったであろう。07.03.20[投票(1)]
★3パフューム ある人殺しの物語(2006/独=仏=スペイン)変な大作感が漂う作品。ティクヴァがティクヴァらしさを出し切れていない感も見受けられる。主人公が女性に固執する理由が深く描かれていない事が、最後の彼の行動に同意できない観客が増える要因にもつながるであろう。クラシックで匂いを演出するという手法は良かった。07.02.01[投票(1)]
★3カポーティ(2006/米=カナダ)フィリップ・シーモア・ホフマンは確かに素晴らしい、しかし、原作のあのクォリティを作り上げ、そしてそれを機に破滅に向かったカポーティの奥行きはこの映画では垣間見れなかった。映画を観た後に、「冷血」を読めばよかったなぁ。06.12.8[投票(1)]
★3ローズ・イン・タイドランド(2005/カナダ=英)これがギリアムなんだなぁ〜と、思いながら観終えた悪夢。決して心地よくないし、観終わった後も思い出すことは憚れるが、心の隅に棲み続ける作品。でも、相変わらずジェフ・ブリッジズは良いねぇ。06.08.18[投票(1)]
★4スーパーマン リターンズ(2006/豪=米)クラシックな雰囲気を大事にしつつ、今を取り入れる事に成功していたと思う。スーパーマンが超人なのに対して、ケヴィン・スペイシーがあくまでも人間であることが、全体的な作品としての暖かみを感じた。06.08.13[投票(1)]
★3ゲド戦記(2006/日)良いたい事はわかる、大事なメッセージだ。だけど肝心な絵に生命を感じない。これによって、2段階は質が落ちている。話が未解決な部分が多すぎるのもいただけない。ただ、歌は良い。非常に良い。でも、それは作品の本質ではないのでやはりこの点数。親子で観て、親が子供にこの作品の言いたい事を補足するという作品という意味では佳作。06.07.17[投票(1)]
★4M:i:III(2006/米)4点が相応しい続編。「1」には及ばないが、「2」には勝っている。細かいストーリーを追ってしまう納得いかないことも多々あるが、緊迫感を最後まで持続させた展開と、そしてなによりフィリップ・シーモア・ホフマンの堂々とした悪役っぷりが素晴らしい!06.05.24[投票(1)]
★5クラッシュ(2005/米=独)傑作です。ここまでの登場人物を扱いながら、どのエピソードもだれることなく、それぞれをうまく絡めつつ、人間が持つ二面性を見事に描ききっている。この映画に主演はいない。06.01.31[投票(1)]
★3ある子供(2005/ベルギー=仏)ちょっとした会話、日常の風景はとてもリアルで引き込まれるのだが、主人公の心情の移り変わりがぴんと来なかった。そこがリアルに感じなかったので、最後はのめりこめない自分がいた。06.02.03[投票(1)]