irodoriさんのコメント: 投票数順
アップグレード(2018/米) | 手堅い佳作SF。ただ、主人公がエロンに届けるファイアーバードのほうが自動運転車より格好良いし、エロン邸より悪者らの溜り場のバーのほうが落ち着くし、個人の趣味といえばそれまでだが、近未来をデザイン的に良くは描こうとしていないことは伝わってくる。 [review] | [投票] | |
スターリンの葬送狂騒曲(2017/仏=英=ベルギー=カナダ) | ブシェーミ、サイモン・ラッセル・ビール、ジェフリー・タンバーの3トップは大いに楽しませてくれる。しかし、英語で演じている以上、喜劇側に舵を切るしかないと思うが、中途半端にシリアスで、ブラックコメディとしても歴史政治モノとしてもどっちつかず。 | [投票] | |
下衆の愛(2015/日) | なんとも揺さぶられる映画。まずはAV女優が何人も出演していたりとセクシャルな匂いが漂うところに。続いて渋川清彦の下衆でありながらも愛すべきキャラクターに。そして岡野真也の覚醒と変貌と葛藤に。 [review] | [投票] | |
ヴァンダの部屋(2000/ポルトガル=独=スイス=伊) | 彼らが置かれている特殊といえる状況下で、彼らがとっている行動や反応を固定カメラの映像から覗いていると、まるで異世界の話、SF作品を観ているかのような気分になる。それはひとえに、彼らが諦念もあって落ち着いているからだ。 [review] | [投票] | |
ちいさな独裁者(2017/独=仏=ポーランド) | 前半の緊迫感が素晴らしい。冒頭の、脱走して追い回されるシークエンスで、カメラワークの良さもあいまって引き込まれる。 [review] | [投票] | |
籠の中の乙女(2009/ギリシャ) | 一般尺度では背徳的な部類の性的シーン、残虐シーン、暴力シーンの衝撃が強く、登場キャラも濃いため冷静に評価しづらいが、社会から隔離して育てたい親の思惑、そこで育てられた子ども達の生態。片や自分の世界はどうなんだと考えさせられ、知的好奇心がかなり満たされた。 [review] | [投票] | |
複製された男(2013/カナダ=スペイン) | 1度目観賞後。懐かしさを感じる発色の映像、うっすら流れ続ける不穏な劇伴、2役を演じ分けるギレンホール、女性陣が醸し出すエロスなど、それなりに楽しむ。しかし、わからない点多い。2度目、理解は進むがまだ不明点あり。ここでCSのレビューを拝見。 [review] | [投票] | |
ブラインド・マッサージ(2014/中国=仏) | 生と直結している盲人の人々の性の描き方が無性に響く。匂い、”美しさ”とは等、この作品ならではの切り口が考えさせてくれる。ただ、登場人物が多く話が並行して進むうえ、カメラがよく動きアップショットが多用されるので、視覚的にも人物の理解にもやや疲れる。 | [投票] | |
人間失格 太宰治と3人の女たち(2019/日) | 彼岸花、梅、藤、椿といった花の使い方や、服やリネンのデザイン、内装などこだわりは随所に感じられる。が、静止画で切り取れば十分なようにも感じられる。 [review] | [投票] | |
神様のくれた赤ん坊(1979/日) | 冒頭10分ほどで感じる主人公2人のキャラクターへの抵抗感が、旅を通じて見ごとに懐柔されていく心地良さ。各地での映像も楽しませてくれ、旅情をそそられる。 [review] | [投票] | |
クーリンチェ少年殺人事件(1991/台湾) | 小明と、長姉と、そして父と。小四が自転車を押す姿が脳裏に焼きつき、強烈なノスタルジーを感じる。恋愛と喧嘩・抗争という青春の描かれ方にはさほど興味を惹かれなかったものの、映像の強さには圧倒された。 | [投票] | |
とうもろこしの島(2014/グルジア=独=仏=チェコ=カザフスタン=ハンガリー) | 会話が最たるものだが、余計なものが削ぎ落とされ、彼らの生活が不安定な環境下にあるからこその、豊穣さが際立つ。 [review] | [投票] | |
将軍様、あなたのために映画を撮ります(2016/英) | 主人公2人にフィーチャーしたドキュメンタリーでありながら、金正日の人となりの一端が浮かび上がってくるところにこそ面白みが感じられた。 [review] | [投票] | |
クーパー家の晩餐会(2015/米) | 登場人物が多く深みは足りない。生理的につらいキャラクターもおり苛々もさせられたが、それでもアメリカンなファミリーとクリスマスとラブコメを力技でまとめる力量は確か。 | [投票] | |
トンネル 闇に鎖された男(2016/韓国) | 主人公、妻、救助隊隊長の3者の心情の伝え方は抑制が効いていて好感。だたし、それがゆえに心を大きく揺さぶられるまでには至らなかったとも言える。 [review] | [投票] | |
バンク・ジョブ(2008/英) | 話の展開には引き込まれる。しかし、この尺の長さにしては登場人物が多く、その分キャラの深堀りがどうしても足りなく感じてしまう。 [review] | [投票] | |
アメリカン・ドリーマー 理想の代償(2014/米) | 主人公夫婦の演技、演出の底堅さが光る。特にオスカー・アイザックの、多少の揺らぎはありながらも、基本的に淡々と前に進んでいく秘めた迫力が見事で惹きこまれる。 [review] | [投票] | |
ロング・トレイル!(2015/米) | 自意識溢れるロバート・レッドフォードを、中和してくれるニック・ノルティ。森が主要な舞台のわりには自然の映し方が、美しさにおいても迫力という点でも物足りなく感じた。 | [投票] | |
BPM ビート・パー・ミニット(2017/仏) | 冒頭、新たにアクト・アップに参加したメンバーへの説明シーンから始まることで、自らもその場にいる感覚に捉われ一気に話に引き込まれていく。ドキュメンタリー寄りの作品だからこその効果的なスタートだ。 [review] | [投票] | |
ジョジョ・ラビット(2019/米) | 緑と赤を中心とした色使い、そして、フェス・アンダーソンを思わせる可愛らしい画面作りが印象的。主な登場人物は皆魅力的だが、特にジョジョと母が素晴らしい。 [review] | [投票] |