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inaさんのコメント: 投票数順

★3ゴダールの映画史 第1章すべての歴史/第2章単独の歴史(1989/仏)このゴダールの引用の嵐に誰がついていけるのか?この映画には「意味」は存在しない、それがいいのだろう。ただ「感じろ」と言われても「感じる」だけで「感動」はない。ゴダールは誰のために映画をとっているのだろう?たぶん・・。[投票(2)]
★5夏の妹(1972/日)自主映画のようなカメラとモダンなヌーベルバーグのようなシーンがひとつの映画の中に入っている、しかしなぜか違和感がない。大島監督は計算してないだろう。 「時代」、「沖縄」、「松竹ヌーベルバーグ」そんな言葉ではくくれない傑作だ。 [投票(2)]
★3ザ・ビーチ(2000/米)なんか「苛つく」映画だ。 [review][投票(2)]
★3デストラップ 死の罠(1982/米)ファーストシーンでワンカット目が舞台の役者の横顔のアップ。ツーカット目、マイケル・ケインがカーテン越しに舞台を観ているアップ。それをもう一回繰り返す。この4カットでこの映画は傑作の予感がした。いい映画はファーストカットでわかります。 [review][投票(2)]
★3戯夢人生(1993/台湾)ホウ・シャオシエンの映画は風景、人、時代がただカメラに写っているという感じがします。その「単に写っているだけ」がリアリティを生み出すと思います。[投票(2)]
★4はつ恋(1999/日)田中麗奈は「エバンゲリオン」の綾見レイに似ている。電通につくられた少女。自我のない少女。その自我のなさがとても美しく映画やCMの映像まで美しくしてしまいます。これからも彼女に注目したい。[投票(2)]
★5この窓は君のもの(1994/日)いかにも自主映画の匂いがしますが、そのあまり完成されていない所に稀にすごいリアリティが隠れていたりします。この種のリアリティはハリウッド映画では味わえません。未熟な10代と完成された大人とあなたはどちらが好きですか?[投票(2)]
★5クーリンチェ少年殺人事件(1991/台湾)今から10年前の作品、話の内容はほとんど忘れてしまったが、とても感動した自分の気持ちはよく覚えてます。冗談で少女が部屋で親のピストルを手に持ち狙いをつけるシーンはどきっとしました。まさに「映画的」なシーンでした。[投票(2)]
★3黄金のルイ(1909/米)Youtubeで鑑賞。100年前の作品なのに演劇からの影響か人のすれ違いなどすでにしっかりとしたドラマがあるのに驚いた。クローズアップされた金貨はドラマの中だけでなく観客の我々にこれが新しい映画独自の手法だと言っているようだ。哀しい話だがクローズアップの金貨だけは喜びに満ちている。 [投票(1)]
★3トイ・ストーリー3(2010/米)2歳の娘に今作を「キライ!」と言われてお父さんはがっかり。大人が観ると面白いものでも、人生の苦みがあり暗いトーンの画面は子供にはダメなのかな。[投票(1)]
★2ティファニーで朝食を(1961/米)これが名作かと思うくらい原作とは違う凡庸な作品だが、ヘップバーンの神懸かり的な美しさがそれを全て帳消しにしてくれる。唯一ミッキー・ルーニーの演じる変な日本人だけは消せないけど。[投票(1)]
★4祇園の姉妹(1936/日)今まで観た往年のスタイリッシュな様式美の漂う溝口とは違う、生々しさ人間らしさを感じるほどリアリティが溢れる作品。驚くのはたった1時間ほどの短い作品だが 全く短さを感じさせないほど芸子姉妹と旦那衆の物語から人間の本質が凝縮して描かれている。[投票(1)]
★4チェンジリング(2008/米)圧倒的な映画密度の濃い傑作なのは間違いないが、俳優イーストウッドの不在と実在の殺人事件という枠がほんの少しだけ今作を我々から遠ざけている。主人公が”乗り遅れた”赤い路面電車に私も同じ様に乗り遅れたのだろうか。[投票(1)]
★3インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国(2008/米)最近のスピルバーグの欠点は「安定感」だ。同じ巨匠の道を歩んでいくイーストウッドは「完成度」が高くなっていくのに。抜群に安定した面白さは本当は面白くない。そしてこの作品の物語の結末までもが謎が消え安定している。 謎は謎のまま不安定な完成度の高い作品を観たい。[投票(1)]
★3キングダム・オブ・ヘブン(2005/米)スコットの美意識に満ちた映像と非常に上手い演出は良かったが、優等生過ぎて他の歴史ものと似た様な感じですぐ記憶から消えてしまうだろう。こういう同じ様な作品は何本作っても砂漠に水の様なもの。鉄仮面と投石機だけは若干記憶に残る。鉄仮面の王様を主人公にした映画なら良かったのに。[投票(1)]
★2ハゲタカ(2009/日)残念ながら映画の描く物語より時代の方が先を行ってしまった。 もうハゲタカはいない・・・。[投票(1)]
★2オーメン(2006/米)レクサスのCMとしては良いかも。[投票(1)]
★2鷲の巣から救われて(1908/米)映画の黎明期である1908年制作のクラッシック映画を100年後の2008年にYouTubeで観る。「Rescued from an Eagle's Nest」と打ち込めばいつでもどこでも無料で観れる。映画の中で赤ちゃんが鷲にさらわれて空を飛んでいるシーンはまさに映画的な表現だっただろう。YouTubeの小さいウィンドウからもそのエモーションは伝わってくる。[投票(1)]
★4ハンガー(1983/英)カトリーヌ・ドヌーヴの退廃的な悪の美しさにつきる。彼女ならハンガー(渇望)の対象になってもいい。 [review][投票(1)]
★5ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007/米)漆黒な闇の中、石油が燃える炎に照らされて主人公が歩いている。物語もイメージさえも払拭する超ストレートな描写だ。まさに狂気としか言いようがないテンションに支配され、そこから逃れ救いとして私は宗教的なイメージで納得する。しかし「地獄の黙示録」でも同じことを感じたがそんな容易いイメージに逃げてはダメだ。ただただ刮目せよ。[投票(1)]