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夏の妹 (1972/)

製作葛井欣士朗
監督大島渚
脚本大島渚
撮影吉岡康弘
美術戸田重昌
音楽武満徹
出演栗田ひろみ / 石橋正次 / りりィ / 殿山泰司 / 佐藤慶 / 小松方正 / 戸浦六宏 / 小山明子
あらすじ1945年3月。米軍が慶良間諸島に上陸、沖縄戦へ突入。8月、敗戦により日本及び沖縄は米軍政下に置かれる。1951年、サンフランシスコ講和条約及び日米安保条約の締結により日本のみ独立。占領から27年、日本の独立から遅れること21年目の1972年5月15日に沖縄は日本に返還さた。・・・その72年の夏。素直子(栗田ひろみ)と桃子(リリィ)は、素直子の異父兄・鶴雄(石橋正次)に会うたに沖縄を訪れた。自分を殺してくれる相手を探しに来たという桜田(殿山泰司)もいっしょだ。やがて鶴雄の母(小山明子)、地元警察官・国吉(佐藤慶)、素直子の父で判事の菊地(小松方正)の奇妙な愛憎関係が明らかになる。 (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全11 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5自主映画のようなカメラとモダンなヌーベルバーグのようなシーンがひとつの映画の中に入っている、しかしなぜか違和感がない。大島監督は計算してないだろう。 「時代」、「沖縄」、「松竹ヌーベルバーグ」そんな言葉ではくくれない傑作だ。 (ina)[投票(2)]
★5「夏の妹」とは、沖縄のことだろう。大島渚の沖縄への優しい思いが題名に溢れている。 (いくけん)[投票(1)]
★4何も知らない客を話題の役者で釣って、観念的な映画を無理やり見せてしまうのは、大島さんの昔からの手です。気をつけましょう。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4栗田ひろみと、りりィと、殿山泰司による沖縄旅行、といった風情から始まる。栗田は白いワンピースのミニスカ。りりィは白いブラウスにオレンジのパンツ。殿山は白い麻のスーツ。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★4沖縄の光と風の清々しさ、女優たちの初々しさが自主制作的な作品の雰囲気に合っていた。台詞の棒読みですら可愛い栗田ひろみに再会できたことや、昔は分からなかったりりィのシャレた大人の雰囲気を味わえたことに、私は泣いています。 (ナム太郎)[投票(1)]
★4大島の才能、美学、余裕が走る。混迷の、デカダンの、しかし明るすぎるオキナワの光。縦横のアウトラインの美しさ。ため息が出るりりしさだ。 (セント)[投票(1)]
★4愛らしい栗田ひろみには全て理解できてしまった。日本に対し殺したいほどの恨みを抱いていた沖縄は大人しく日本の仲間入りをし、殺されても仕方ない日本の大人は沖縄の女の抱き心地を褒めちぎり、さすらいのシルバー仮面は何もしてくれず、そして沖縄は太陽のユートピアと化すのだ。「沖縄は日本になんか帰ってこなけりゃ良かったんだ!」 (水那岐)[投票]
★3ストーリーは弱い。が、栗田、石橋、りりィの若さが沖縄の暑さとともにムンムンと感じられるし、小山、佐藤慶、戸浦の大島組常連の姿には安心させられる。何よりも復帰直後の沖縄の姿をカメラに収めたことは称賛に値しよう。 [review] (irodori)[投票(1)]
★3栗田ひろみというキャラクターと時代を体現していないといまいちかな。 (chokobo)[投票]
★2いろいろあったけど未来志向、でいいのだろうか。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★2なんで誰も栗田ひろみのことをグーで殴らないんだろうか。 (TOMIMORI)[投票(1)]
Ratings
5点2人**
4点10人**********
3点5人*****
2点5人*****
1点1人*
23人平均 ★3.3(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
ATG映画の奥は深いぞ (町田)[投票(14)]映画で日本の旅をする (TOBBY)[投票(11)]
次点の歴史 日本映画篇 (ナム太郎)[投票(7)]時代の痕跡ーATG公開作品(70年代日本映画篇) (ぽんしゅう)[投票(5)]
むかし殿山、いま柄本。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
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