★4 | 語られてきた話は須くどんでん返される。心理的トラウマなど表層のこと見てただけでは解る訳ないとでも言うように。そして意図せぬままにミステリーの叙法に近似していく。だがそれらの物語が「女優論」として彼女達の実存との関係性を提示していたかは微妙。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 数多い「窃視」の視点、とんでもない位置からのショットが続く。カメラに肉薄する女優の顔、身体。映画的な機能にしっかり溶け込んだデカダン。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★5 | 観客に「覗き」感を与えるショットの数々。仰角や俯瞰の多用。余白を大きくとり、人物を画面の隅に配置。人物の姿を、別の被写体で遮る等。加えて、幾何学的な美術や、恐らく意図的に誇張された演技の、隅々まで計算された構成美。鏡と嫉妬と嘘の乱反射。 [review] (煽尼采) | [投票(2)] |
★2 | 吉田喜重監督特有のキャッチーな雰囲気はあって、そういうのは私は嫌いじゃないんだけど、でもやっぱりこの監督苦手かも。 [review] (づん) | [投票] |
★3 | 「論」というだけあって小難しいことこの上ない。ただ、女優という存在への吉田喜重監督の愛情のほどはよく分かった。[Video] (Yasu) | [投票] |
★3 | ピチカート・ファイブの映画と勘違いしちゃいそう。とにかくスタイリッシュ。映像も斬新かつシャープ。渋谷系CDジャケットの素材に使えそうな感じ。作品自体は虚像である女優の表出といったところ。そこそこ楽しめる。 (リヤン) | [投票] |
★4 | 水面の月影を追うようなとりとめのない、しかし、美しい映画。虚実を巡って話は転々とするものの、つまりは「見えるものがすべて」。「告白的」と言いつつ、終始表面的に遊んでいる。 (淑) | [投票] |
★4 | そうか。吉田喜重作品は二回見れば面白いのか。['07.3.23DVD] [review] (直人) | [投票(2)] |
★2 | 美しい作品ではあるものの、生臭すぎて合いません。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★0 | 1時間で挫折。もう1時間耐えれば何か面白いことが起きたのであろうか…
(TOMIMORI) | [投票] |
★4 | 実験的な体裁をとりながら、結論ではなく過程を重視するという点で、ここで試みられているのは「実験」ではなく積極的な「遊び」の享受だ。吉田喜重の上品な遊び心が、映画を構成する全ての要素、とりわけ「女優」への愛情となってちりばめられている。
(ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★5 | 演技演出脚本構成人間分析視覚効果音楽美術全てハイレベルの秀作(コントめいた部分もあるにはある)で、話題作『エロス+虐殺』の逆光を受け、霞んじまってるのは返す返すも残念。現存フィルムが、酷く褐色化してるのもまた残念。ニュープリ望む。 (町田) | [投票(1)] |
★4 | これは面白かった。ワクワクするぐらい、作り物としてはギリギリのオポチョニズム。大女優を集めてその贅沢感も豊穣な香りをたたえている。 (セント) | [投票(2)] |
★3 | アドリブ・コントかと言いたくなるぐらい「思い出したように」展開してくシナリオは、単なるこけおどしと思えなくもないけど、フォトジェニックな色情狂女優陣は最高。 (リーダー) | [投票(1)] |