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[コメント] 不知火檢校(1960/日)
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★3悪知恵で盲人の最高位にのしあがった男の銭欲、色欲、支配欲が余すところなく表現され申し分なし。勝新太郎の好演には爽快感すら漂う。 歩き方、表情、手の使い方は実在の視覚障碍者と比べて誇張が過ぎるが、主人公の薄気味悪さに見合う。 (ジェリー)[投票(1)]
★4障害者の性の問題をこの時代の倫理コードが主題化できる訳がない。不安な感じだけが何事かに帰着するのである。IQが高いという叙事の好ましさが悪事という叙情を圧殺。伏線の回収が気持ちよすぎて、回収される内容が問われなくなるのだ。 (disjunctive)[投票]
★4こんなど悪党を魅力たっぷりに演じてしまえる勝新太郎の才能に舌を巻く。森一生は初めて観たが、職人的なオーソドックスさに時折それと相反するけれん味があって中々面白い。美術・撮影・照明含めこの頃の大映の確かな技術を堪能。 (赤い戦車)[投票]
★4面白い!主人公がこれだけ徹底して悪い奴、という映画はちょっと無い。(ま少しはあるんだけど、とりあえず無い、と云っておこう)。そういう意味では、勿論、勝新の役者生命を賭けた一世一代の造型が面白さの源ではあるが、プリプロダクション(企画・脚本段階)の功績も大きい。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★3鰯がいいです。 (黒魔羅)[投票]
★4白塗りの時代劇スター勝新太郎が髪を剃り盲目の極悪人を演じる。俳優生命を賭けた一大転換を自ら懇願し、しかも嫌悪感を催す程に演じきってしまった。一スターが役者に成ったという意味合いだけでなく、その後の邦画史を変えた「その時」でもある。 (sawa:38)[投票]
★3盲人が悪行三昧を尽くすという、おそらく今日では許されないストーリーが素晴らしい! ラストは甘い気もするんですが。 (Aさの)[投票]
★4健常者の権力志向と障害者のそれでは、マイナスからスタートするという点において必要とするエネルギーの差は歴然としている。想像を絶するエネルギーの発散は常識を駆逐し、だかろこそ観るものを魅了する。勝新の風体ほどハンディと権力が似合う者はいない。 (ぽんしゅう)[投票]
★5子供の頃の詐欺が面白い。(06・1・13) [review] (山本美容室)[投票(2)]
★4もしこの作品に墨を入れるなら、勝新全体を黒く塗らなきゃいかんだろう。勝新、その存在がやばすぎるの巻。 (G31)[投票]
★4主演の勝新太郎の悪いのなんのって。もうここまであくどいと、かえってすっきりする。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
★5「ついでに息も・・・止まっちまったい」わ、わるいやっちゃな〜。目を閉じて開眼した勝新の演技も然ることながら、森一生&相坂操一の幻想的映像表現、斎藤一郎の怪談的音楽にも耳目を奪われる。お噺自体もとても面白い。 (町田)[投票]
★4盲目の『銭ゲバ』。金に対する恐ろしいまでの執念、同情の余地のない悪行、それでも後味が悪いどころか、爽快感すらあるのは勝新ならでは。やはりすごい役者だ。 (ジョー・チップ)[投票]
★3勝新演じる按摩杉の市の飄々とした外道ぶりが清々しい。めくらが悪の権化として描かれるのが良い。障害者も善人ばかりじゃないって。 (マッツァ)[投票(1)]