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[コメント] 元禄忠臣蔵・前編(1941/日)
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★4本作の杉山公平も、構図フェチには堪えられない美しい画面を獲得し続ける。江戸城松の廊下での叱責と刃傷沙汰を映した、素晴らしい幽玄な移動撮影。内匠頭が最初に拘束される、部屋に屏風を立てて囲んだ空間の俯瞰。彼が切腹するために入っていく刑場のクレーン俯瞰。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★4すぐ判るのは「境界」への意識。見事なクレーン撮影が徹底してそれを強調し続ける。☆3.9点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
★4映画の画面にも天と地、手前と奥行き、上手と下手といった演出的な空間性があるということは、たんに約束事としてだけでなく、それが重力の束縛を受けた人間達や事物を被写体にしているという現実にこそ基礎を置いていたのかも知れない、なんて思わされる画面が続く。 ()[投票(1)]
★2内蔵助の逡巡が、朝廷の後援(これ本当?)を背景とした三年寝太郎の確信犯として描かれ、講談読み物レベルに堕している。撮影は厳格で興味深いが、情緒を求める井関徳兵衛自害の件などとうまく噛み合っていない。不評につき後編では方針変更されたとのこと。 (寒山拾得)[投票]
★3寄りは極力排除し、長回しと目いっぱいの移動で空間を意識させ映画に客観性を与えようとしているかのようだ。忠臣蔵にまとわりついた虚飾をはぎ取り、物語性を最小限まで排除して溝口が目指したのは、今風に言えば内蔵助の心理検証ドラマ? 賛否分かれるところ。 (ぽんしゅう)[投票]
★5冒頭の松の廊下のシーンを除き刃傷が一切存在しない時代劇という離れ業が、圧倒的な重量感と安定感の中で実現している。クレーン撮影を駆使した長回しのもたらす様式性と、真山青果原作らしい、荘重にして膨大な量の台詞の理詰めの面白さがアクションの抑制を補って余りある。 (ジェリー)[投票]
★3出た、溝口の偏執狂! [review] (づん)[投票(1)]
★4有名な原寸大セットにより映像も重厚。前編ラストの長回しは溝口作品の中でも一、二を争う一級芸術。 (檸檬)[投票]
★3DVDで前編後編続けて見た。ですので、私もコメントは後編でまとめて。 (ころ阿弥)[投票]
★3『護れ、興亜の岡の家』この時代「護れ〜」という大合唱が起きていた真っ最中。聞き取りにくかった理由の根本は、その時代にあったのではないだろうか。 [review] (ジャイアント白田)[投票]
★4音割れがひどくてセリフがほとんど聞き取れないが、どうせ筋書は分ってるからほとんど問題なし。見せ場は少ないけど後半への助走と思えば退屈はしない。 (ハム)[投票(1)]
★3後編』にコメントを書いておきました。見てください。 (バーボンボンバー)[投票]
★3溝口健二作品といっても特に見るべきものはない。[Video] [review] (Yasu)[投票]